「おはーもにか!ハーモニカVtuberの紫吹真雪と申します」
・【自己紹介】10分ですべてわかるハーモニカVtuber【紫吹真雪】
そのタイトル通り、自身の自己紹介動画。
自身について「今年944歳(公開時:2021年9月時点)の、異世界出身の錬金術師」であるということや、不老不死であることなどを紹介しているが、それと同時にクロマチックハーモニカについても紹介してくれる。
曰くクロマチックハーモニカとは、「単音が得意で、1本のハーモニカですべての調を演奏できるハーモニカ」。音域も、なんとバイオリンより広いというから驚きだ。そんなクロマチックハーモニカの魅力を彼女が広めよう、届けようとしているのは、この楽器に救われたから。
この自己紹介動画内でも少し聴くことが出来るが、そんな風に想いを込めて鳴らす彼女のクロマチックハーモニカの音色は、とても美しい。心に沁みる音色だ。
・【紫吹真雪オリジナル曲】Platinum Spica (プラチナスピカ)【歌&ハーモニカ】
2022年5月に公開となった、オリジナル曲第3弾『Platinum Spica (プラチナスピカ)』。
疾走感豊かな力強いロックサウンドと、彼女の芯のある歌声がまっすぐに駆け抜けていく1曲だ。確かな熱量の高さを感じるのに、どこか悲しげな空気感があるのは、この楽曲が「何百年もさまよい続けてる、リアルの敵、心の迷いと戦っている自身の歌」だからだろう。
そんなこの楽曲でももちろん、クロマチックハーモニカの音色は印象的に響く。たとえばイントロやアウトロではリード楽器として、美しく切なく、でも激しい音色を鳴らし、一瞬でその世界観に引き込んでくれるのだ。
・【吹いてみた】白日 / KingGnu【クロマチックハーモニカ】【ハーモニカVtuber紫吹真雪】
こちらは歌無しで、クロマチックハーモニカのみで行う『白日 / KingGnu』のカバー。
KingGnuの白日といえば、繊細さと荒々しさの両方が発揮されている、近年の日本のロック界でも屈指の名曲であり、難曲だ。そもそもタイプの違う2種類のボーカルが絡み合う楽曲なので、一つの楽器でメロディーラインを奏でるのは簡単ではないだろう。楽曲の世界観や繊細さを無視すればなんてことはないだろうが、しっかりとそれを再現しながら奏でるのは、どう考えても簡単ではない。
しかし彼女のクロマチックハーモニカによる演奏は、間違いなく繊細であり、間違いなく力強い。つまり、1本の楽器でしっかりと楽曲の世界観を表現できているのだ。
今後の活動の展開について尋ねてみると「クロマチックハーモニカは、まだまだ認知度も低い楽器ではあるが、活動を通して少しでも多くの人に広めていけるよう活動を続けていきたい」と、ぶれない回答をくれた。
だからこの先、どんどんとこの楽器が広まっていくことを想像して、ワクワクしてしまう。
「Platinum Spica」
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