「おはーもにか!ハーモニカVtuberの紫吹真雪と申します」


あまり知られていない“クロマチックハーモニカ”というハーモニカを、一人でも多くの人に知ってもらいたいという思いで活動をしているVtuber、紫吹真雪。
J-popとアニソンのカバー演奏を中心に、YouTubeなどさまざまなプラットフォームで配信や投稿を展開。クロマチックハーモニカの可能性を探るオリジナル曲も公開している。
また、雑誌やラジオ出演、メタバース空間内の演奏イベント、えるすりーなど3Dライブにも出演する。

「この“クロマチックハーモニカ”はコンパクトで音域が広い、できることが多い、入門しやすい、初心者から上級者まで楽しんでいける楽器です。特に、音楽が好きだけど楽器に手を出せない人におすすめです。あなたもクロマチックハーモニカいかがでしょうか?」




・【自己紹介】10分ですべてわかるハーモニカVtuber【紫吹真雪】



そのタイトル通り、自身の自己紹介動画。


自身について「今年944歳(公開時:2021年9月時点)の、異世界出身の錬金術師」であるということや、不老不死であることなどを紹介しているが、それと同時にクロマチックハーモニカについても紹介してくれる。


曰くクロマチックハーモニカとは、「単音が得意で、1本のハーモニカですべての調を演奏できるハーモニカ」。音域も、なんとバイオリンより広いというから驚きだ。そんなクロマチックハーモニカの魅力を彼女が広めよう、届けようとしているのは、この楽器に救われたから。


この自己紹介動画内でも少し聴くことが出来るが、そんな風に想いを込めて鳴らす彼女のクロマチックハーモニカの音色は、とても美しい。心に沁みる音色だ。



・【紫吹真雪オリジナル曲】Platinum Spica (プラチナスピカ)【歌&ハーモニカ】



2022年5月に公開となった、オリジナル曲第3弾『Platinum Spica (プラチナスピカ)』。


疾走感豊かな力強いロックサウンドと、彼女の芯のある歌声がまっすぐに駆け抜けていく1曲だ。確かな熱量の高さを感じるのに、どこか悲しげな空気感があるのは、この楽曲が「何百年もさまよい続けてる、リアルの敵、心の迷いと戦っている自身の歌」だからだろう。


そんなこの楽曲でももちろん、クロマチックハーモニカの音色は印象的に響く。たとえばイントロやアウトロではリード楽器として、美しく切なく、でも激しい音色を鳴らし、一瞬でその世界観に引き込んでくれるのだ。


この楽曲を聴けば、クロマチックハーモニカという楽器が、感情がのる楽器であるということ、そして様々な曲調の楽曲に合わせられる楽器であるということが分かるだろう。


・【吹いてみた】白日 / KingGnu【クロマチックハーモニカ】【ハーモニカVtuber紫吹真雪】



こちらは歌無しで、クロマチックハーモニカのみで行う『白日 / KingGnu』のカバー。


KingGnuの白日といえば、繊細さと荒々しさの両方が発揮されている、近年の日本のロック界でも屈指の名曲であり、難曲だ。そもそもタイプの違う2種類のボーカルが絡み合う楽曲なので、一つの楽器でメロディーラインを奏でるのは簡単ではないだろう。楽曲の世界観や繊細さを無視すればなんてことはないだろうが、しっかりとそれを再現しながら奏でるのは、どう考えても簡単ではない。


しかし彼女のクロマチックハーモニカによる演奏は、間違いなく繊細であり、間違いなく力強い。つまり、1本の楽器でしっかりと楽曲の世界観を表現できているのだ。

引き込まれる演奏であり、音色であることは間違いない。



今後の活動の展開について尋ねてみると「クロマチックハーモニカは、まだまだ認知度も低い楽器ではあるが、活動を通して少しでも多くの人に広めていけるよう活動を続けていきたい」と、ぶれない回答をくれた。


彼女を通して初めてクロマチックハーモニカという名前を聴く人も多いだろうし、初めてその音色を聴くという人はもっと多いだろう。
でも、きっと一度聴けば興味をもつはず。


だからこの先、どんどんとこの楽器が広まっていくことを想像して、ワクワクしてしまう。



【リリース情報】


「Platinum Spica」

https://big-up.style/PmICRqmpgS