秋田県出身のシンガーソングライター、奈良ひより。
かわいらしく甘い雰囲気をまとった歌声から、大人の色気を感じるような濡れた歌声まで幅広く表現する幅の広さは、多くの人を包み込むバルーンボイスと称される。ライブMCなどでの喋り声は、比較的に明瞭でキレのある声で、多くの楽曲で聴かれるような声質とまた違っている。それもまた声の幅の広さを証明しているといえるだろう。
音楽活動が本格化したのは2012年。マスコーラスグループ「Be choir」のアルバムに最年少ソリストとして参加した。翌2013年には誰もが耳にしたことがあるであろう「ゼクシィ」のCM歌唱を担当。音源を収録したCDが特典となった本紙は全国30万部発行となった。
2015年には初めての全国流通版シングル「My Favorite」を発売。ワンマンライブも満員御礼で大成功を収めた。翌年2016年には今や多くのタイアップを抱えるUruのライブコーラスサポートを担当。JY(元KARAの知英)のシングルにもコーラスとして参加した。2017年にも両者のライブやCDにコーラスとして参加するなど、その実力はトップアーティストにも認められている。
20歳になってから始めたというギターは、右利きでありながら左利き用のギターを使用している。もともとは父が左利き用のギターで演奏して、上京した際にそのギターをもらったという。今もその左利き用のギターを使用し続けているというエピソードが、奈良ひよりという一人のアーティストの人となりを表している。
・奈良ひより – あなたの青とわたしの青
音楽を始めた当初、ゴスペルアーティストと一緒に歌ったりしていたという奈良ひより。この「あなたの音とわたしの青」という楽曲は、そんなゴスペルの要素を感じる楽曲だ。
冒頭の印象的なコーラス部分はゴスペルそのものだといえるし、フィンガークリックの音も実にゴスペル的。しかし歌声はそこまでブラックミュージック感が強いわけではなく、どちらかといえばかわいらしい雰囲気の歌声になっている。だから変な重さはなく、聴いていて気持ちが良い。
緩やかに展開していくサビのメロディーも、この楽曲の気持ちよさを象徴している。そんな気持ちよさから「晴れた日の音楽」といった印象を受ける一曲だ。
・奈良ひより – パパパパーンの歌
日本の一般層におけるメンデルスゾーンの代表曲といっても過言ではない、クラシック中のクラシック「結婚行進曲」。ゼクシィのCMソングでもあったこの楽曲は、そんな結婚行進曲をサンプリングしたメロディーが印象的な楽曲だ。聞けば誰でも分かるといえるこの楽曲に関しては、まず説明不要だろう。
この曲での彼女は、歌声の中に息を多めに含んでいる。それが絶妙な抜け感となり、歌声に色気や哀愁を感じさせる。こうした歌声を聞くと、Uruとの親和性が高いこともうなづける。
YouTubeでの動画配信が広まりだしたころ、弾き語りをしていた人にあこがれたという彼女。実家のある秋田ではホールコンサートの経験もするなど、今やあこがれていたような存在を追い抜くほどの精力的な活動を行っている。
姉もシンガーとして活動するなど、音楽的な素養も確か。そんな彼女の今後の活動に注目していきたい。
【Twitter】https://twitter.com/hiyori_nara?s=20
【Instagram】https://www.instagram.com/narahiyori/
【リリース情報】
「前見て右見て左見て」
歌詞と譜面付き
01.前みて右みて左みて
02.前みて右みて左みて~カラオケ~
03.前みて右みて左みて~デュエット~
04.前みて右みて左みて~デュエットカラオケ~
価格 1,100円
【ライブ情報】
2/6(木)
「七色のうたDisc6〜birthday special〜」
@恵比寿天窓.switch
⏰開場18:30開演19:00
?¥3000+?
出演 ゼーゼーハーハー / 夢うらら/もりきこ / BLUE SUGAR SPIRITS/奈良ひより(OA)
2/23(日)
東北出身者限定ライブ
「東北soul.2」
@板橋ファイト!
⏰開場18:30開演19:00
?2500円(1D別)
???川上紘史(秋田)/奈良ひより(秋田)/たむらもとこ(秋田)/菅野創一朗(福島)/やまきよしたか(OA,福島)
ご予約はお名前と枚数を書いて、koahruhiyosan@gmail.comまで?