弾けるようなポップミュージックに、ビタミンカラーが映えるガーリーなルックス。そして元気満点な歌声がトレードマークのCHiKA。彼女は東京を中心に活動するシンガーソングライターだ。大学時代はサークルでギターを弾いていたこともあり、昔から音楽とのつながりが深かったCHiKAは、この道に進むことに決めた。
そして、今年の2月でシンガーソングライターとしてスタートを切って一周年を迎える。得意なピアノの弾き語りを中心に活動しており、最近ではバンド編成でのライブ活動も精力的に行っている。
ピアノでは切なくしっとりとした表現を活かし、一方バンド編成ではとびきり明るいハッピーメロディとあり余るほどのCHiKAの元気パワーを活かした表現に。弾き語りとバンド編成で雰囲気をがらりと変えつつも、彼女の音楽に宿る力はどちらも最大限に表現されている。そして、さらに表現の幅を広げ、たくさんのオリジナルカラーを生み出していく。
弾き語りとバンド、二つのスタイルでシンガーソングライターの道を進むCHiKA。
昨年12月に発売された自身初のCD音源となる『COLORFUL』を通して、彼女の音楽に秘められた彼女だけどオリジナルカラーの魅力を追求したい。
●1st miniALBUM 『COLORFUL』トレーラー
1stミニアルバム『COLORFUL』に収録されている5曲の試聴を集めたトレーラーがこちら。このアルバムは全曲バンド編成で収録されている。
一曲目を飾るのに相応しいほどの爽やかなロックチューンと弾むようなボーカルが彩る「DAYS」、失恋のせつなくて甘い記憶をしっとりと歌い上げる「キライ」、今までの人生を携えて未来に進んでいく情景をミドルテンポでしっとりと歌い上げる「落書きノート」と、5曲それぞれテイストが違ったものを集めており、タイトル通りバラエティに富んだラインナップとなっている。
「こんな自分もいるんだ」と自分を再発見しながら、そして新しい自分へ向き合いながら作り上げたという。弾き語りで披露することの多い「アップルパイ」なども収録されており、今までの自分のプレイを活かしながらも、同じ曲をより立体的に、そして躍動感をプラスして収録している。
CHiKAのはっきりとした素直な声に、ロックサウンドからバラードまでレンジの広いバンドアンサンブルが魅力的な『COLORFUL』は非常にポップで華やかなアルバムなのに、きゅんと胸を締め付ける切なさもふんだんに取り入れられている。なんてことのない日常、大きな空にぼんやりと想い人を浮かべていとおしくなるような愛情を描く歌詞にも注目して聴いてほしい。
オススメのナンバーは「キライ」。心の声をひとつひとつ紡ぐように大切に歌うAメロからの、人気アーティスト・CHARAのように鼻にひっかかるハイトーンと甘い吐息を混ぜた声が全開になるサビがCHiKAの歌声の魅力を教えてくれている。 失恋の悲しい記憶を思い出として昇華させるべく強く歌い上げる様は元気や勇気ももらえるのではないだろうか。
●チョコレートがとまらない
『COLORFUL』の2曲目にも収録されている「チョコレートがとまらない」。こちらは弾き語りライブの映像。
チョコレートへの愛の歌かと思いきや、「好きな人のために大好きなチョコレートを絶ちたい」という可愛い乙女心からの大好きな人への想いがとまらないというラブソング。
弾むキーボードにアップテンポで明るく歌うが、その曲の神髄は真っ直ぐな恋を真摯につづった歌詞と好きだという子頃の声を強く歌う歌声にある。
トレーラーで聴くことのできる「チョコレートがとまらない」と違い、弾き語りならではのより真心が見える音も楽しんでほしい。
CHiKA自身初のミニアルバム『COLORFUL』を紐解いて、彼女の魅力について迫ったがいかがだっただろうか。
現在ライブ予定もいくつか決まっており、4/12〜17には関西遠征が決定している。今後も彼女を生で見れる機会が増えるだろう。
ツイッターで告知されるツイキャスライブやSHOWROOMなどのインターネット配信ではオリジナルソングはもちろん、カバー曲も披露されている。
気軽に彼女の音楽を聴けるチャンスがたくさんあるので、ぜひとも彼女のツイッターも合わせてチェックしてほしい。
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