ヘビーなインストゥルメンタルサウンドを鳴らす3人組、ASTERISM。

Gt.「HAL-CA」、Ba.「MIYU」、Dr.「MIO」という3名はそれぞれZ世代といわれる世代。2018年発売の1stアルバム「IGNITION」発売時には、平均年齢16歳という驚異の若さだった。
リズム隊の二人、MIYUとMIOは実の兄弟だ。そこに、別々にコンテストに出てきていたHAL-CAを引き合わせる形で、今の構成が出来上がっていった。
若き才能であるにも関わらず、それぞれのスキルは圧倒的。
Z世代ということもあって、ネットも彼らの武器の一つだ。360度動画などで新曲を公開したり、毎月地元であるハードロックカフェ福岡でライブを行い、その様子をライブ配信し世界中に発信している。
ファンの多くは海外の人。80000人以上フォロワーがいるというFacebookは基本英語で運用されており、コメント欄は様々な言語で賑わっている。そんな関係から、2019年には海外ツアーを積極的に行い、中でも中国には3度も訪れている。「海外に行く時にはその国の音楽や文化に対して勉強とリスペクトを込めて、その国で人気のある楽曲カバーしている」というから、ソウルもプロフェッショナルだ。
インストゥルメンタルについて「言葉の壁がない。海外のライブで何度も国境を軽く超えてしまうような音楽の力を感じる瞬間があったのもインストだからかもしれない」という彼ら。だから国内も海外も同じ目線で活動していく心構えだ。そんな彼らの貴重な国内でのワンマンが、3月8日、14日、20日に福岡・東京・大阪で開催されるので、そちらも合わせて要注目。




・ASTERISM – STARS (LIVE) 2019.10.7 Live at SCHOOL BAR, Beijing 




2019年10月に行われた韓国・中国ツアー時の北京でのライブ模様。それぞれの圧倒的なスキルが確認できる。 

スキルフルに動き回るだけではなくサウンドコントロールまで見事なギター、手数が多いながらもタイトで重たい響きの音を鳴らすドラム、7弦ベースを弾きこなし、動めくサウンドもグルーヴ感が重要な音も問題なくこなすスキルやセンスの高さを見せるベースなど、それぞれがプロフェッショナルであることが改めて分かる。
また、プロフェッショナルなのはスキルだけではなく、ステージパフォーマンスも見事。それぞれ表情豊かで、動きによるパフォーマンスも多分に見せている。身体や顔を使った動きだけではなく、タッピングやグリッサンドなどの演奏においてのパフォーマンスも含めている点、またそれを盛り込んでも少しも音にミスが感じられない点にも注目だ。
見ても楽しめて、聴いても楽しめるバンドであることが分かる。




・ASTERISM – Rising Moon MV(AL “The Session Vol.2”収録) 




2018年1月に発売された5曲入りのアルバム「The Session Vol.2」から、一曲目に収録されているオリジナル楽曲「Rising Moon」のミュージックビデオ。同アルバムにはほかに「RUSH」や「MOTORHEAD」などのカバーが収録されている。 

「Rising Moon」は、ヘビーさとポップさを兼ね備えた曲だといえるだろう。ベースの音やドラムの響きは間違いなくヘビーな音楽のそれ。ギターサウンドもヘビーでディストーションが強くかけられているが、演奏されているフレーズは極めてメロディック。特にサビとでもいうべき部分は、歌がないにも関わらず歌が聞こえてきそうなほどメロディックだ。スキルフルなフレーズも披露されているが、ただそれを披露するだけにとどまらず、しっかり楽曲として聞き入ることが出来る楽曲となっている。




・ASTERISM – Got your back!~ガチヤバ!~ (360°BATTLE SESSION / Studio Live) 




ASTERISMの人気コンテンツとなっている、360度映像を用いた動画。楽曲は初期の代表曲で、やはりメロディックなフレーズが印象的だ。圧倒的なスキルを要するフレーズと歌物のようなフレーズが上手く織り交ぜられた楽曲となっている。 

BATTLE SESSIONとは、ASTERISMの音楽コンセプトの一つ「BATTLE MUSIC」に由来するもの。BATTLE MUSICには、「何かと戦う(闘う)瞬間や場面において自分達の作品が少しでも戦う(闘う)為の「勇気」になりたいという願い」が込められている。熱量の高い演奏は、まさにBATTLE MUSICだといえるだろう。
360度動画というだけあって、画面を掴んで、ドラムでもベースでもギターでもどこでも好きなところを集中的にみることが出来る。スキルフルなASTERISMの演奏をじっくりと見られるのは、楽器を演奏する人にとってはこの上なく参考になるだろう。



デジタルネイティブ世代であるASTERISM。今後もSNSには力を入れていきたいという。目標は、世界中をライブツアーして回るようなバンドになっていくこと。実際、アメリカのライブはコアなファンがツアーを組んでくれたりもするなど、SNS世代の彼ららしいエピソードもある。 

若き才能が世界に向けてどんどん飛び立っていく様子、そしてさらに国内での注目度が高まっていく様子は、追いかけておいて損はないだろう。
まずは3月に3日間行われるワンマンライブに足を運んでみるのもおすすめだ。




【HP】http://asterism.asia


【Twitter】 https://twitter.com/ASTERISM2016


【Facebook】https://www.facebook.com/asterism2016/


【ライブ情報】 

ASTERISM JAPAN TOUR
「Night of Thunderbolt」


■福岡 

開催日時:2020年3月8日(日)
     OPEN / START : 18:00 / 19:00
開催場所:福岡 graf(福岡県福岡市中央区天神3-4-19 TENJINWITHビル B1)
料  金:前売¥3,000 / 当日¥3,500 ※ドリンク別

 

■東京 

開催日時:2020年3月14日(土)
     OPEN / START : 18:00 / 19:00
開催場所:shibuya CYCLONE(東京都渋谷区宇田川町13-16国際ビルA館 B2)
料  金:前売¥3,000 / 当日¥3,500 ※ドリンク別

 

■大阪 

開催日時:2020年3月20日(金・祝)
     OPEN / START : 18:00 / 19:00
開催場所:大阪 PANHEAD GROOVE(大阪市中央区西心斎橋2-4-17 おおきに花月久左衛門ビル2号 2F)
料  金:前売¥3,000 / 当日¥3,500 ※ドリンク別

 

チケット発売中 

■イープラス https://eplus.jp/sf/word/0000114127

■チケットぴあ https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=G4080037

■ローチケ https://l-tike.com/concert/mevent/?mid=499939