ミニマル・ローファイサウンドからサイケデリック・アンビエント、インダストリアルテクノまで、

あらゆるジャンルを内包するスリーピースバンド、pandagolff。


「やりたい放題ポストパンクバンド」という肩書を掲げて活動するpandagolffは、

2019年にバンドとして始動し、ライブハウスシーンを中心に精力的な活動を展開してきた。


2020年2月には1stアルバム「PANDANCE」をリリースし、

同年7月には「PIANO PIANO」「VUMVUM 75」と2作の配信シングルを発表。

複数の海外メディアで取り上げられるなど、国内外のインディーシーンで話題を集めた。


さらに10月にリリースした配信シングル「WADA」がWebメディアTokyo Weekenderにて

10月度1位に選出され、年末には2ndアルバム「MEMAMEMA」をデジタルリリース。

作品制作の面でもハイペースな活動を展開して実績を重ねている。


2021年も「KOREDEWAKARU」「Be over the sun」「誰もいない部屋」と

立て続けにリリースを行い、現在は新たなアルバムを制作中。

今後ますますの進化が期待される要注目のニューカマーだ。




・[live] pandagolff live performance @LIVEHAUS Shimokitazawa



何よりも「ライブバンド」としてのスタンスを大切にしてきたpandagolff。

このライブ動画では、そんな彼らのパフォーマンスの熱量がダイレクトに伝わってくる。


「同じことは二度と起きないので、ライブではその瞬間を大切にしている」と語る彼ら。

野生感を重視し、余計なことは考えず、自分が今その瞬間に感じているものをアウトプットしているそうだ。


楽曲もレコーディングで完成ではなく、ライブの中で進化させていくのがpandagolffの表現スタイル。

音源とは違ったアレンジもあり、観客も含めた一期一会のステージが毎回くり広げられている。


多彩な音楽を取り込み、昇華し、それを圧倒的なライブ感でぶつけるpandagolffのライブに注目だ。



・pandagolff - Facety pet [Music Video]



pandagolffを結成して最初に作った楽曲だという「Facety pet」。

この曲が完成したことでバンドの指標などが生まれたそうで、

バンドにとってはまさに最初の起点となる楽曲だそうだ。


1stアルバム「PANDANCE」の収録曲の中でも一番自分たちらしいカラーの曲だと感じているそうで、

アメリカ音楽のエッセンスを取り入れたリズミカルな一曲に仕上がっている。

バンドにとっては代表曲であり、ライブでも定番曲だという。


MVを手がけたのはマック・デマルコの写真などを撮っているフォトグラファーのYuki Kikuchi氏。

Vo.Gt.machikoがインスタでその作品を見たのがきっかけで制作が実現したそうだ。



・PIANO PIANO



2ndミニアルバム収録楽曲のひとつ「PIANO PIANO」。

強烈に耳に残るフレーズと「PIANO PIANO」というワードのループが印象的で、

アレンジを進めていくなかで、インダストリアル感を強めていったそうだ。


このミニアルバムの方向性を決めるきっかけになった最初の曲で、

「自分たちにしかできない音楽ができた」と手応えを感じたという。

疾走感や爆発力のある楽曲とは違った、サイケ色の強いキラーチューンとして必聴だ。




現在は3rdアルバムを絶賛制作中で、今後もコンスタントに

作品やMVをリリースしていきたいと思っているというpandagolff。

コロナ禍でなかなかライブを多く出来ない分、音源制作はもちろん、

グッズ制作やイベントなどを企画しているそうだ。


活動の目標として「長くこのバンドを続けていきたい」と語っている彼ら。

そのためにも、常にいま自分たちが面白い、新しいと感じる音楽を発表し続けていき、

バンドとして表現を更新し続けていきたいという。


ゆくゆくは野外フェスのステージに立ち、

海外でもライブを行いたいと語っているpandagolff。

その進化から今後も目が離せない。