札幌発のロックバンド、SULLIVAN's FUN CLUB。
メンバーはGt.「ヨシダカズマ」、Vo./Gt.「ヨシダレオ」、Dr.「タダカズキ」、Ba.「ヤダニイナ」という4名構成。
2016年夏にヨシダレオとタダカズキを中心に結成。その後2018年5月に1st mini album「friends」、11月に2nd mini album「OUTSiDER」をリリースするなど、着実に活動を広げていった。2019年には「SUMMER SONIC 2019」(「出れんの!?サマソニ!?2019」枠)にも出演。さらに「マイナビ未確認フェスティバル 2019」において、総勢3101組の中からグランプリ受賞するなど評価も高い。
「中高生の頃にこういうバンドがいたら好きになるだろうなという音を基準に作っている」という彼らのサウンドは、蒼き初期衝動を感じるような勢いのあるサウンド。Vo./Gt.のヨシダレオが作詞作曲を行い、メンバーそれぞれがそんなヨシダレオの意見をくみ取りながら装飾するという形でそのサウンドは構築されていく。
2020年3月には6曲入りのミニアルバム「Sentimental Young Ones」を発売。10代最後のアルバムとなった今作は、 “10代の勢い”が詰め込まれた、青春の匂いがする1枚となっている。
・SULLIVAN's FUN CLUB - PINK YELLOW BLUEZ(MV)
この3月にリリースされたミニアルバム「Sentimental Young Ones」収録曲であり、2019年11月に配信リリースされたSULLIVAN's FUN CLUBの1stデジタルシングルでもあるこの楽曲。
メロディーは青春パンクにも通じるようなメロディックで耳なじみの良いメロディー。それをハードコアにも通じるような歪んだサウンドで鳴らし、さらに時にダンサブルに、時にエモーショナルに、オルタナティブロックの要素が感じられるギターフレーズで装飾していく。10代ならではの感性でいろいろなものを取り込み、自分たちのサウンドとして昇華していったことが分かる1曲となっている。
また、楽曲全体の構成も面白く、静と動のふり幅も大きい。最後まで楽曲の世界観に夢中になれるだろう。
・SULLIVAN's FUN CLUB - IMADA MINU SEIGI(MV)
2020年2月に3rdデジタルシングルとしてリリースされた1曲。こちらも最新ミニアルバム「Sentimental Young Ones」に収録されている。
この楽曲は、メロディーに高いセンチメンタル感があるのが印象的。サウンドには勢いがあり熱量が高い音となっているが、全体的にメロディーにはどこか切なさが感じられる。特にサビ終わりの「二度と朝が来なくても」という部分のメロディーは、思わずハッとしてしまうほどに切なく、ぐっと心を掴まれる。
切ないサビ終わりの後に、激しく荒れ狂うようなサウンドになっていく展開も面白い。最後のサビ終わりにも突然メロディックで美しいバンドサウンドが奏でられたりする。そんな他にあまり例を見ないような展開も魅力の1曲だ。
本来であれば、3月のミニアルバムリリースに伴って4月からはツアーが予定されていたが、新型コロナウイルスの影響でそれも一時中止に。落ち着き次第このツアーも開催したいと考えているというが、今はバンドとしての面白さを追求しながら曲を書き溜めている。
今後の配信ライブ等での活動で見ることが出来る可能性もあるだろう。SNSなどで追いかけながら、今後の情報を待っておこう。
【HP】https://sullivansfunclub.themedia.jp/
【Twitter】https://mobile.twitter.com/sullivanfunclub
【Instagram】https://www.instagram.com/sullivansfunclub/
【リリース情報】
2020年3月4日リリース
「Sentimental Young Ones」
1. DATE DATE DATE
2. PINK YELLOW BLUEZ
3. SEN KOHANA BI
4. RE CORD NOISE
5. IMADA MINU SEIGI
6. MI RA I
価格:¥1,500(+tax) 品番:DDCZ9062<タワーレコード限定販売>
発売元:ATAMANICRUZE RECORDS / スペースシャワーミュージック
販売元:スペースシャワーネットワーク