アーティストとして、作曲家として、自身の音楽やそのスタイルを
日々探求しながら表現を続けるミュージシャン、青木慶則(あおき よしのり)。
10代の頃にバンド「BLUE BOY」の一員としてメジャーデビューを経験した青木慶則は、
バンド時代からすべての作曲と多くの作詞を手がけ、
解散後はHARCO(ハルコ)名義でシンガーソングライターとして活動。
並行してCMやテレビ番組の音楽、映画や演劇の劇伴音楽、
楽曲提供や他アーティストのプロデュース、歌唱、ナレーションなど、
クリエイターとして幅広い実績を残してきた。
2018年からは本名の「青木慶則」名義で活動し、自身のレーベル「Symphony Blue Label」を設立。
EP「冬の大六角形」やアルバム「Flying Hospital」など、コンスタントに作品のリリースを重ねている。
・HARCO(青木慶則) - 世界でいちばん頑張ってる君に
HARCO名義の時代からの代表曲が、この「世界でいちばん頑張ってる君に」。
自動車のCMタイアップで広く知られ、誰もが一度は聴いたことがあるであろうこの曲は、
ただ耳に残るCMソングとしてだけでなく、キャッチーなメロディーと飾らない歌詞の
メッセージが聴き手の心を包む、柔らかなラブソングとしても話題を呼んだ。
普遍的なストーリーだからこそ誰もが共感できるし、仕事や勉強、家事などを
頑張っている自分へのエールとして、この曲に愛着を持つリスナーも多いという。
人気ゲーム「THE IDOLM@STER」でカバーver.が製作されたり、
その他にも多くのカバー動画がネット上に公開されたりと、
ひとつのCMソングの枠を超えて広く愛される名曲として必聴だ。
・青木慶則 - Flying Hospital
2021年2月に一般発売されたアルバム「Flying Hospital」。
その表題曲は、エレクトロニックミュージックの要素を取り入れたサウンドと、
彼の持ち味であるポップなメロディが印象的なナンバーだ。
新型コロナウイルスの影響で社会が変化し、メンタル面でも負担を抱える人が増える中で、
「なにかあればお互いに助け合っていきたい」という気持ちは
以前より誰もが抱いているのではないか、という想いから作ったというこの曲。
MVは同アルバムのジャケットも手がけ、
HARCO時代からの彼のヘビーリスナーでもあるという
NY在住のアーティスト・菊地麻衣子氏が手がけている。
この曲が収録されたアルバムと前作にあたるEP「冬の大六角形」は、
J-POP的な楽曲の作り方というよりは、
ミニマルミュージック的なアプローチをしているという青木慶則。
それでも自身の音楽をあくまでも「純粋なポップス」と定義する彼が、
最新形として表現するポップミュージックの世界に、アルバムを通して触れてほしい。
・乙川ともこ - 散歩しよう(Short Ver.)
「Symphony Blue Label」の作品としてリリースされた、
乙川ともこのアルバム「元気で過ごしてますか?」。
本作ではレーベル運営者の青木慶則も全面プロデュース・共作、
そして収録曲2曲の書き下ろしというかたちで大きく関わっている。
MVが公開されたリードナンバー「散歩しよう」は、
朗らかでポジティブな空気感が魅力のポップソング。
ミニマルなエレポップやトイポップ、バンドサウンド、
まろやかなメロディによって構築されるその楽曲たちは、
「Symphony Blue Label」の本来の音楽性とも親和性が高く、
青木慶則のリスナーにとっても注目だ。
今後は歌もの作品だけでなく、インストゥルメンタル作品など
新しい表現にも挑戦しながら、コアなリスナーはもちろん若い世代や
ライトリスナーなど、幅広い層に届けられる音楽を作っていきたいそうだ。
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