2014年に都内の高校軽音部で結成。2018年より本格的に活動を開始したバンド、ステレオガール。

その音楽には、USインディーやガレージロック、サイケデリックやマッドチェスターなど様々な音楽の香りがし、日常に密接する親近感がありながらも、非日常的没入感を強く放つ。
メンバーはVo./ANJU、Gt./chamicot、Gt./KANAKO、Dr./YUKA、Ba./RIKUという5人組編成。
結成同年の2018年6月、1stミニアルバム「ベイビー、ぼくらはL.S.D.」をリリース。限定店舗のリリースにも関わらず、2000枚を超えるスマッシュヒットを記録した。


その後10代限定フェス「未確認フェスティバル2018」準グランプリや、「出れんの!?サマソニ2018」にて3000組以上の中から“Rainbow Stage”への出演権を獲得。さらに「BAYCAMP2019」「OTODAMA2018-2019」といった国内大型フェスへ出演を果たすなど、その音楽が届く範囲をさらに広げる。

海外志向も強く、2019年3月にはアメリカはテキサス州オースティンで開催された「SXSW 2019」にも出演。
この2020年6月には待望の1stフルアルバム「Pink Fog」をリリース。本来は4月リリースの予定だったが、新型コロナウイルスの影響でリリースが6月にずれ込んだ。ここ最近はシングルの配信に力を入れようと画策中。この状況下でも勢いを止めずに活動を展開する5人組だ。




・ステレオガール - 春眠(Music Video) 




1stフルアルバム「Pink Fog」に収録されている楽曲「春眠」。 

小気味いいギターに歪んだサウンド感。ポップで踊れるメロディーラインとリズム。そしてどこか漂う、日常的な脱力感。そんなサウンド性によって、まるで初めてPavementを聴いた時のような感覚を味わうことができる。邦ロックが好きな人から海外のバンドサウンドが好きな人まで幅広く虜にする1曲だといえるだろう。
限りなくキャッチーに響いてくるのに、ありきたりなポップさになっていないというのも一つの特徴だ。それがまた楽曲の個性を強め、何度も聞きたくなる気持ち良さにも繋がっている。




・ステレオガール - I Don't Play Baseball 




同じく1stフルアルバム「Pink Fog」収録曲の「I Don't Play Baseball」。
この楽曲は、歪んだサウンドが絡み合うバンドアンサンブルに引き込まれる1曲だ。右から左から飛んでくるギターサウンドに、真ん中から一気に突き刺してくるベース。それらが一斉に掻き鳴らされて混ざり合う時の爆発力の高さたるや。そんなバランス感にバンドとしての質の高さが感じられる。
野球をたとえに出し≪ふりきって 命かけ今燃やすの≫と歌いながら、最後には≪ふりきって命かけ今燃やすわけないじゃん≫と、同調圧力や様々な大衆化に異を唱えるような詩の世界観も魅力的だ。




・ステレオガール『おやすみグッドナイト』Music Video 




こちらも1stフルアルバム「Pink Fog」収録曲。 

この楽曲「おやすみグッドナイト」にはどこかドラマチックな匂いがする。ダンサブルなビートが鳴り響く中にジャーンっと入ってくるギターのサウンドはもちろんのこと、その後リズムを刻んでいくギターのサウンドもベースラインも、視覚的な歌詞の世界観を目の前に映すようなドキドキ感がある。そしてそれはサビに突入しても変わらない。むしろ、まるでシューゲイザーのように覆ってくるサウンドや、ドリーミーなコーラスによってよりドラマチックに装飾されているといえるだろう。
そんなドラマチックなムードによって、聴いているうちにどんどん楽曲の中に没入させられていく1曲だ。



今後は「アジアや海外などに向けて発信したり、ツアーをしたりしたい」という彼女たち。 

そのサウンドに漂う洋の香りは、ステレオガールのサウンドが海外にもしっかりと届くことを確信させてくれる。
もちろん日本でもそのサウンドが今後より広く届いていくことは間違いないだろう。今注目しておかないと後悔する存在だといっても過言ではない。




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