2009年から都内で活動する3ピースメタルコアバンド、A Ghost of Flare。
メタルコア、叙情要素、日本語の3つのテイストを織り交ぜ表現するサウンドを武器に、独自の世界観を表現する。
メンバーは、Vo.Yojiro、Gt.Yu-taro、Ba.Takuya という３人組編成。
結成以後、東京を拠点に精力的にライブ活動を展開。
2013年に、初の全国流通盤ミニアルバム『鼓動』をリリース。
2019年にはキャリア初となるフル・アルバム『Soulburner』を完成。
ジャンルという縛りを超えた、新たな一面を見せながら進化を続けている
・A Ghost of Flare - Eternal youth | Official Music Video
「メタルコアバンドとして活動している中で、初めてメロディラインのVoを曲の中に入れた曲」
だという楽曲『Eternal youth』。
サビを歌い上げることで、
≪Go up in flames. break through the undertow.（燃え尽きるまで逆流を突き抜けろ）≫
と歌う楽曲のメッセージ性にも向き合っている。
「メロコアの要素も意識しつつ、メタルコアバンドのアイデンティティも出せるように」
意識したというサウンド感には、攻撃的で破壊力抜群のハードで重たいサウンドと、
メロコアさながらの疾走感と耳を奪うキャッチーさが見事に融合。
メタルコアのファン層だけではなく、メロコア層、もっと言えば普段どちらもそこまで聞くわけではない、
ポップ層やオルタナ層などまで幅広く響きうるサウンド感の１曲だ。
・A Ghost of Flare - S.P.I.TFeat.ＲＩＫ from ＨＯＴＶＯＸ | Official Music Video
「『S.P.I.T』（つばを吐き捨てる）というタイトルに現れるメンタリティの部分に注目してほしい」という楽曲。
ほぼ全編に日本語詞を使用し、ストレートに訴えかける曲となっている。
また、HOTVOXのRIKを客演に迎え、彼らの曲の歌詞も一部引用しながら、
新たな曲を形成しているというところにも注目だ。
自然と頭が揺れてしまうパンチ力の高いサウンド。
≪まじでしょうもねえ 誰がどうとか知らねえ お前が思うより狂ってんだよ≫とうたう歌詞のメンタリティ。
３分に満たない楽曲の中に溢れるほどの攻撃力が詰まっていて、
何かに対するもやもやした気持ちやイライラする想いを吹き飛ばしてくれる。
そしてその先で、自分自身にスイッチを入れてくれる１曲だ。
・A Ghost of Flare - Aerials | Official Music Video
「今までのAGOFの楽曲の手法を踏襲して、新しいA Ghost of Flare(AGOF)のスタンダードと
なるような楽曲にした」というこの楽曲は、彼らの代表曲的位置付けの楽曲『Aerials』。
メンバー変更があった後の1発目の楽曲であり、今のライブでの定番曲でもある。
シンフォニックな壮大さ。ハードコアにかき鳴らされる重たいサウンド。その中で時折光る音の美しさ。
ポエトリーリーディングを彷彿とさせる日本語での語り。
ジャンルを超えていくそのサウンド感は、まさに新しい彼らのスタンダード。
どこまでも進んでいく彼らの勢いを、ぐっと加速させる１曲だ。
音源はもちろんのこと、熱量が溢れたライブパフォーマンスも魅力的な彼ら。
是非一度ライブでその音を体感していただきたい。
きっとこれまでにない体験となるだろう。
そうして常時その刺激を求めるようになり、
いつの間にか、彼ら以外の音では物足りなくなっているはずだ。
そんな風に新しい扉を開いてみるのも、おすすめできる。
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