1991年生まれ、北海道出身のシンガーソングライター、グッナイ小形。
翌日の遠方でのLIVEに向かう新幹線に乗るため、ストリートで一晩歌って旅費を稼ぎ出す男。
描き出される風景は、リアルのような夢であり、絶望のような誠実さに満ちている。オールドスクールスタイルのフォークソングを、少し舌足らずに言葉多めに紡ぎながら、現代的なクールさや軽やかさ、繊細さも併せ持つ稀有な存在。音楽のルーツは『友部正人』。
2016年に弾き語りでの活動を開始。2017年、活動拠点を東京は高円寺へ移す。そして2019年、カフェオレーベルより初の全国流通アルバム『正気です。』をリリース。翌2020年には同レーベルより2枚目の全国流通アルバム『生きててくれて、ありがとね』も発売。同作はApple MusicのJ-POP部門にて2ヶ月もの間ニューリリースとしてピックアップされるなど、その注目度をどんどん高めている。
髙橋海人(King&Prince)、やついいちろう(エレキコミック)、たかはしほのか(リーガルリリー)、芦沢ムネト(元SOR教頭)他、著名人からも多くの支持を受ける、今チェックしておくべきシンガーソングライターだ。
・グッナイ小形 "きみは、ぼくの東京だった" (Official Music Video)
「自分の中では大事な曲で、北海道から上京してやるせなさなどもあったけど、東京に来れてよかったな〜と思う曲」だという楽曲『きみは、ぼくの東京だった』。King&Princeの高橋海人も雑誌で取り上げるなど、多くのリスナーを引き付けている1曲だ。
感情の乗ったリアルな歌声で描くのは≪きみはぼくの東京だったし きみはぼくの全てだったよ≫という切実な想い。自身の東京だといえるくらいに時間や感情を共有した相手に対してぶつける想いには、胸が苦しくならずにはいられない。同じように東京で誰かに恋をし、時間をともにした人には、きっとたまらないものがあるはずだ。
またシンプルに、≪きみはぼくの東京だった≫という、誰にでもわかる言葉で誰にも思いつかない、それでいてリアルに想いが伝わる表現が出来るというその言葉選びのセンスにも驚かされる。
・グッナイ小形/おやすみ
2019年にリリースされた全国流通1stアルバム『正気です。』に収録されている楽曲『おやすみ』。「世に初めて出した曲であり、自分の名前の由来にもなった曲。早口で歌っているけど誰にでも伝わるように意識して、何回も書き直しをした」という1曲だ。その言葉通り、Aメロには早口で言葉が詰め込まれており、それがまたオールドスタイルのフォークソングを思わせ、当時の音楽のように言葉がすっと胸に届いてくる。
光に向かってがむしゃらに進むことも出来ずに、なんとか今日を生きているという人もたくさんいるはずだ。そんな人たちの思いと共鳴しながら、夜を乗り越えさせてくれる。いろいろな想いを≪おやすみ≫と消化させて、苦しいはずの夜が少しだけ楽になる。この楽曲をそんな風に受け取れる人も多いのではないだろうか。
・駆け落ち - グッナイ小形
2020年7月に公開された楽曲『駆け落ち』。
≪どこかで誰かがキスをした その音に僕は値段を付けた≫≪遠いあの子に聞こえないならどんなキスでも30円≫と、半径1メートルの日常と誰かへの想いを独特な切り取り方でリンクさせた表現力に圧倒される。≪今夜はあの子が会いに来る 遠く町のから会いに来る≫≪あの子は気づいてないだろう とっても綺麗な満月で≫と描写も美しく、リアルであるのに文学的。
まるで小説を読んだり、ショートムービーを見たりするような感覚に陥る1曲だ。
これからの展望について尋ねてみると「コロナの影響で、ある意味音楽に打ち込めた。そこで“自分はみんなに音楽を提供し続けることしかできないんだ”と思ったし、それが正解だと思っている。100%ではなく120%を提供し続けていきたい」と話してくれた。また「ラジオやメディア媒体にも活動の場を広めていきたい」と、活動の広がりにも意欲的。
これからきっと、ドラマや映画などでその音楽を聴くことも増えていくはずだ。そうしてますます、その音楽が多くの心に届くようになっていく可能性は極めて高い。
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【リリース情報】
2nd album
『生きててくれて、ありがとね』
2020年07月15日発売
「誰と会うこともしないのに 歯を磨いて服を選ぶ」
リモワも駆使し完成した、フォークロックをアップデートしたアルバム。
【収録曲】
01. 疲れちゃった
02. ラララ
03. 次に会えたら
04. 正気です
05. I LOVE YOU MORE
06. 港で待つ
07. 横断歩道
08. 告白
09. 合鍵
10. 走れ、月
11. 生きててくれて、ありがとね
12. 東京いこうよ
品番:KAFE-81
曲数:12曲
価格:2,500円(税抜)
TOWER RECORDS ONLINE:
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