広島県出身のシンガーソングライター、岩瀬敬吾。

東広島市で生まれ育った彼は、高校卒業を機に上京して音楽ユニット「少年フレンド」で岡平健治とともに活動。その後イラストレーターの326を加えた3人で「19(ジューク)」としてメジャーデビューを果たした。
19として多くのヒットナンバーを世に送り出し、2002年の解散後はソロミュージシャンとして活動をスタート。フォーライフやレインボーエンタテインメントなどいくつかのレーベルを渡りながら数々のアルバムをリリースした後、自身のレーベル「Nakemiin recorads」を立ち上げた。
Nakemiin recoradsではこれまでに複数のシングルやミニアルバム「象になった君の夢」を発表し、2015年には新たに音楽トリオ「NORSU TRIO(ノロッストリオ)」を始動するなど現在まで精力的な音楽活動を展開。一方で、故郷広島では呉観光特使に任命されるなど、「広島出身ミュージシャン」としても支持を集めている。ちなみに、プライベートでは3児の父親で、広島カープファンだという。

最近ではYouTubeや17Liveでライブ配信を中心に活動しており、コロナ禍の中でも多くの人にその歌声とメッセージを届け続けてきた。




・ノイズとため息 




ソロミュージシャンとしての岩瀬敬吾の代表曲のひとつが、レインボーエンタテインメントからの最初のシングルとなった「ノイズとため息」。自身の活動の転換期にプロデューサーと2人で作り込んだ作品だという。
サウンドは静と動の緩急がオルタナティブロック的な音像を築き、その中心で響くメロディや詞世界には、普遍的なキャッチーさと自然体のストーリーが生まれている。どこか儚げで退廃的で、それでいて優しく語りかけるような空気感を纏っているのが印象的だ。

岩瀬敬吾というアーティストを象徴する曲のひとつとして、まず聴いてみてほしい。



・象になった君の夢(たびだつきみへ/1いいねにつき1日成長する赤ちゃんより) 




ミニアルバムの表題曲にもなった「象になった君の夢」は、絵本作家おおのたろうによるツイッター企画「1いいねにつき1日成長する赤ちゃん」のエンディングテーマに使用されたことで、今再び注目を集めた。
Twitter上で30,000いいね以上を獲得したこの企画は、一人の赤ちゃんが成長して人生を歩んでいく姿を壮大に温かく描くヒューマンドラマに。家族の愛に包まれて育ち、やがて親元を旅立って新たな家族を持ち、今度は自分が我が子の旅立ちを見守る側になっていく。そんな等身大のドラマと、岩瀬敬吾が我が子を想って書いたという「象になった君の夢」が結びついて、誰もが感情移入できるストーリーになっている。
若い人も、子どもがいる人も、孫がいる人も、世代を問わず自分と重ね合わせて共感しながら聴き入ってみてほしい。
Twitter企画の方も併せて要チェックだ。

https://twitter.com/i/events/1249990574091857922



・岩瀬敬吾『bright day holiday』7月26日




最近では配信ライブを活動の中心に据えている岩瀬敬吾。2020年7月26日に行われたこのライブ映像では、その雰囲気を臨場感たっぷりに味わうことができる。
コンセプトをもって行われてきた配信ライブシリーズ「holidayライブ」のひとつとなっていて、このライブではタイトルにもあるように自身の3rdアルバム「Braight day」がテーマになったそうだ。先に紹介した「ノイズとため息」も披露されている。

ライブだからこそ伝わる感情や熱量に注目しながら、じっくりと観てみよう。




近年はライブを中心に活動してきた岩瀬敬吾だが、来年には新しいアルバムの発表を目標に、楽曲制作を進めているという。
長年の活動の中でその音楽世界を熟成させてきた彼が、今後どのような作品を聴かせてくれるのか今から期待が高まる。

岩瀬敬吾の作品やライブ配信などの活動情報は、その公式HPやSNSをチェックしていこう。



【公式HP】

https://iwasekeigo-official.jimdo.com/


【Twitter】

https://twitter.com/Iwasekeigo


【YouTube】

https://www.youtube.com/user/iwasekeigo1978