北海道生まれのシンガーソングライター、大橋剛。

15歳の時にアコースティックギターを覚え、作詞作曲を始める。


その後、大学入学と同時に本格的な音楽活動を開始。

ハードロックバンドのボーカルとして都内近県のライブハウスにレギュラー出演。


バンド解散後の1996年、ソロシンガーとしてクラウンレコードからメジャーデビュー。

シングル、アルバムのリリースやライブ活動を展開しながら、

FM愛知、FM福岡などでラジオパーソナリティも務めていた。


そして50歳を超えた現在も、ずっと「今の自分」を歌いながらライブをし続けている。

2020年2月には、青山は月見ル君想フにてワンマンライブを開催。

元々130人以上の予約が入っていたライブだったが、

時勢的に80人足らず程度での実施となった。


その後クリスマスライブや年末のライブもキャンセルとなるなど、

2020年はなかなか思うような活動の展開は叶わず。

その分、「今後リベンジしたい」と、熱がこもる。




・大橋 剛 「 Cry for the moon 」 青山/月見ル君想フ 2020/2/29

 



2020年2月に月見ル君想フで行われたワンマンライブの模様。


どこかサイケデリックで、空間を描くようなオープニングを見せ、

1曲目『Cry for the moon』が始まる。


その空間にさらに広がりを与え、深みを増していく音の中に、どんどんと見るものを引き込んでいく。


2曲目『AKARI』では、クラシカルなロックを彷彿とさせるギターリフで一度その空間を引き裂き、

改めて豊潤なサウンドで覆っていく。キャッチーで耳なじみの良いメロディーとハリのある歌声も響き渡り、

贅沢な時間を提供していることがはっきり理解できるだろう。


心地よいサウンドメイクの中を優しく、情感たっぷりに歌う3曲目『昨日の夢』。


牧歌的でセンチメンタルなギターと歌が胸に沁みる4曲目『明かりひとつ』。


5曲目、SMAPのカバー『夜空ノムコウ』では、大人の味わいが手に取るように感じられる。

跳ね感のあるアレンジ、後半のパーティー感も面白い。


その後も沁みるバラードナンバーから、ディープなロックナンバー、

熱量の高い演奏で魅せる楽曲など幅広い楽曲・ステージングを披露。


計2時間弱のライブの中で、

終始歌声や演奏の質は落ちることはなく、最後まで観客を惹きつけっぱなし。

圧巻のクオリティを見せつける、上質なワンマンライブだといえるだろう。




今後の活動について尋ねてみると、


「自分が50歳になったことを面白く感じている。いろんなことに今までと違った見え方が生まれて、

それが歌になっていく。年下の人にはそれが何かの指針となったり、

一緒に年を重ねて来た人達とは人生観の共有となったりしたらとても嬉しいです。」

との答えが。


また、「自分をとりまく状況によって、生まれてくる楽曲は変化し続けますが、

今のコロナに対しては何か直接的な事をメッセージするより、

例えばシンプルなラブソングが強い意味を持って聴こえてくる気がしてます。」

とも話してくれた。


今後「一番やりたいライブがなかなか出来ませんから、

新しいアルバム作りを考えながら制作をしているところです」

とのことなので、期待して待っておこう。


【HP】

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【Twitter】

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【リリース情報】
2020/02/09リリース

アルバム「AKARI」




1. Love is
2. HOW NICE
3. 月見ル
4. 静かなもの
5. 震えてるLION
6. ビルの屋上で
7. 明かりひとつ
8. SUN RISE
9. 古い写真

10. 太陽のひとしずく

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※通販可能