東京を中心に活動するシンガー・ソングライターしずくだうみ。

これまでに2枚のアルバムをリリース。


また、自主レーベル「そわそわRECORDS」からは5枚のミニアルバムをリリースしている。

独特の空気感や詩の世界観から生み出される楽曲は、

他に類を見ない唯一無二の作品であり、その魅力に多くのファンが惹きつけられている。


鍵盤弾き語りのライブスタイルを基本とするほか、

サポートメンバーを迎えたバンドスタイルやデュオでのライブ演奏など、

様々なスタイルで活動を展開しており、

ライブの度に表現が変わることも大きな魅力の一つだ。


ライブ以外にもトラックメイカーによる打ち込み音源など、

多彩なスタイルで楽曲を発表するなど、その才能は枠におさまることがない。


現在はライブ活動を休止しているが、睡眠ポップユニット sommeil sommeil(ソメイユ・ソメーユ)の

企画運営を行なっているほか、自身や提供曲の制作を行うなど、

変わらずクリエイティブに活動を続けている。


そんなしずくだうみの音楽に迫っていく。




しずくだうみ「美しい人」




2020年3月1日にアップロードされたオフィシャルミュージックビデオ。

全5曲入りの作品「美しい人」のリードトラックであり、表題曲である本作品。


深い海底や森の奥、そんな厳かなものの中から聴こえてきそうな、

幻想的で世界観のある一曲であり、しずくだの魅力が存分に詰め込まれている。

穏やかであり、その中にハッとするような気づきがあり、

BGMのようでありリードナンバーである。


あまりにも多角的な魅力に脱帽する。



しずくだうみ『これで終わり』




2018年12月5日にアップロードされたオフィシャルミュージックビデオ。

同年同月12日にリリースされた2ndアルバム「やがて染まる色彩」からのリードトラックだ。


ポップの要素をしっかりと保ちながらも、

前衛的でアバンギャルドな展開とコード感を挿れ込んだ一曲となっており、

いかにも彼女の持つ世界観に魅せられる。

しずくだうみの世界の入り口と表現するのがピッタリであるという思いがする一曲だ。


彼女の魅力である世界観と、

彼女のスキルであるリズムの良いボーカルは、

リスナーを心地よい世界へと導いてくれる。



クロダセイイチ×しずくだうみ「夢の淵/罪の淵」




2020年11月20日にアップロードされたオフィシャルミュージックビデオ。

作編曲を担当するクロダセイイチ氏とのコラボレーション楽曲である。


静かに落ち着いたローズピアノとしずくだの歌声が、

ワルツのリズムに乗って運ばれて来て、心にスッと染み込んでいく。


心地よいという言葉がこれほどまでに似合う楽曲は他にないだろう。

そして、その心地よさの奥の奥には、ひとかけらの切なさが忍ばされており、

そこはかとない郷愁の念に駆られるのだ。


しかし、その郷愁すら心地よいカタルシスだと感じるのは、

しずくだのボーカルスキルによるところであろう。


シングルとしてOTOTOYで購入できるほか、

この曲をリードトラックとした4曲入りのミニアルバム「微睡:解離」は特別仕様のCD-Rを通販サイトにて購入可能、

さらにサブスプリクション配信でも聴くことができる。


OTOTOYでは購入特典として歌詞のPDFがプレゼントされているので、是非とも手にとってみて欲しい。


【通販サイト】

https://herecords.stores.jp/items/5feee2c6f0b10873c682f8c8v


【OTOTOY】

https://ototoy.jp/_/default/p/666984




「美しい人」
で、自身のやりたい音楽をやりきった感があると語るしずくだうみ。

次は自分の枠を飛び出して、書きたい曲ではなくても作品として作っていきたいと語ってくれた。


一度形成した世界観を自ら壊し、新しいものを創作していくことは決して簡単なことではない。

そのチャレンジをまるで楽しんでいるかのように

意欲的に語るしずくだうみというアーティストの創造性には底が見えない。


独奏的で唯一無二の世界観を展開し、

絶対的な歌唱力でその世界を裏付ける。

どこまでも才能に溢れたアーティストであることは疑いようもない。


彼女の作品は、一度二度と聴く回数を増すことで新しい魅力に気づかせてくれる。

神秘的でミステリアスな魅力に、きっと心を奪われることだろう。



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