アイドルVtuberとして人気急上昇中の天秤ひなみ。

彼女の可愛らしい見た目や声は言うまでもないが、何よりファンを惹きつけているのは

パーソナリティがにじみ出るような歌声であろう。

アイドルVtuberという、珍しい活動スタイルはもちろんのこと、

それ以上に素晴らしい個性を持つ彼女の歌声はどんなバックボーンに裏打ちされてきたのだろうか。

彼女の魅力に迫っていきたい。

2020年12月8日にアップロードされたオフィシャルミュージックビデオ。

作詞作曲並びに編曲は作家のAkkiが担当し、天秤本人にとっても非常に思い入れのある楽曲だという。

心が躍るようなポップな曲調と、ハネとキメの効いたピアノの旋律がなんとも耳に心地よい。

自身初のオリジナル楽曲ということもあり、天秤の非常に強い思い入れが窺える。

(※Akkiが歌詞制作の参考にした天秤の過去のブログが、以下のURLから閲覧できる。)

https://173memo.hatenablog.com/entry/2020/01/24/201840

歌詞の中にある、「星の瞬きの旅する物語」というフレーズから

「ハロー・スターテイル」というタイトルを取ったそうだが、

この一言からも天秤のアーティスティックな感性が垣間見える。

楽曲のタイトルや歌詞の内容には、

彼女自身が大好きだという一つの作品についての思いが込められている。

彼女が作品に救われ、希望を持ちVtuberを目指したという背景が投影されており、

爽やかな曲調にも関わらず聴いていて胸が熱くなる思いがした。

曲に込める彼女の切なる思いが、リスナーの心に響き、

また更に大きなムーブメントへと繋がっていくのであろう。

小兎ノ鎮魂歌 - 藤末樹 feat.天秤ひなみ【Official Music Video】

2020年11月6日に、作家の藤末樹氏のチャンネルからアップロードされたミュージックビデオ。

作曲編曲、そして映像を藤末氏が担当し、歌唱を天秤が担当した。

縁あって藤末氏の楽曲を歌う運びになったものの、天秤としては多分に緊張していたという。

藤末氏が手掛けてきた作品の多くが、天秤が敬愛する作品であるからだ。

そんなプレッシャーを跳ね除け、新しい天秤ひなみの一面を全面に押し出したのが本楽曲である。

2020年7月10日にアップロードされた「歌ってみた」動画。

いわゆる渋谷系と言われる楽曲であり、天秤の好きな音がたくさん詰まっているという。

ここまで記事を読み進めてくれた読者はお気づきであろうが、

一曲目、二曲目と全く違うキャラクターを展開してきた天秤だが、

この歌ってみた動画では更に違った一面を見せてくれた。

音域が高く、ウィスパーボイスで歌うことに大いに苦労をしたというが、

それでもハイレベルに歌いこなす天秤のレンジの広さに脱帽してしまう。

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