大阪を拠点に活動する鍵盤弾き語りシンガーソングライター、ひろせむつみ。

2017年夏よりピアノ弾き語りの音楽活動を開始。

2019年には1st EP『あざやか』をリリース。

さらにこの2021年６月、2nd EP『こーてん』を発表した。

同作は、普段家で歌っているままの飾らない声とピアノ、

それを彩るsenoo ricky（Llama、YeYe バンド、折坂悠太（重奏）など）の

リズミカルなドラムの交わりと戯れが存分に楽しめる作品となっている。

2021年６月リリースの2nd EP『こーてん』収録曲『まばたき』。

柔らかく、しかし深く響く歌声と鍵盤の音色。

それを支え、ささやかに着色するドラミング。

シンプルであるがゆえにそれぞれが際立つそんな音たちは、

心の奥の奥で右往左往する思いにそっと触れ、居場所を見つけてくれる。

光が見えなくなりがちな昨今。楽しみにできることより、

しんどいことや辛いことが頭を支配してしまうこともあるだろう。

でも、楽しいことだけ楽しみにできれば、きっとより日々は彩られていくはず。

そんなことが頭に浮かぶ１曲。

一発撮りで撮影されたというMVも、あえての定位置・バックショットが

楽曲の雰囲気とマッチし、楽曲にさらに奥行きを加えている。

2019年リリース、1st EP『あざやか』の表題曲。

跳ねる様な鍵盤の音色とマッチするように、歌声にもどこか躍動感がある。

そんな躍動感に乗せて、≪鮮やかに進もう≫≪鮮やかにいこう≫と歌う。

たとえば何もかも忘れて没頭できるような、がむしゃらな楽しさやひたむきさ。

それは大人になるにつれて失われてしまうことの方が多い。

でも、大人になれば子どものころにはできなかったことも

たくさんできるようになるし、それを楽しむこともできるもの。

そんな楽しいことを楽しめる日々は、間違いなく鮮やかなものだろう。

2021年５月３日に行われた、ピアノ弾き語りライブ配信。

１曲目は先の『あざやか』。

音源と異なるアレンジで歌われる同曲は、

ライブではより立体感が増しているように聞こえる。

もちろんそれは歌声にも同様で、聞き入ってしまうような、

独特の深みがより強くなる。

２曲目、３曲目と進むにつれてその深み・立体感にどんどん引き込まれ、

気が付けばライブに見入ってしまっている自分がいる。

ピアノ弾き語りというシンプルな編成でありながら、

そんな風に没入して見させる・聴かせることが出来るということが、

彼女の歌声やサウンドの魅力を証明しているといえるだろう。

音源の魅力もさることながら、先のライブ配信映像からも分かる通り、

ライブではまた違った魅力を発信するというのも彼女の一つの特徴だ。

是非没入できるそのライブにどっぷりと浸かり、改めて魅力を感じていただきたい。

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【ライブ情報】

2nd EP「こーてん」リリース記念

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【リリース情報】

2021/06/06（日）リリース