“女の子4人でできている高知県産超絶無名バンド”、sympathy。
高校の部活の小さな部室から生まれ、初ライブのコンテストで優勝。
地元のライブハウスでライブをしながらオリジナル曲を作り始め、
1stミニアルバム『カーテンコールの街』を発表。
その後、進学によって遠距離中にもかかわらず、
レーベルや事務所と契約を果たし、2ndミニアルバム『トランス状態』が完成。
そしてあれよあれよと言う間にメジャーデビューが決定。
2017年2月に、メジャーデビューアルバム『海鳴りと絶景』をリリースした。
現在はメンバー全員が大学を卒業し、遂に東京に集まり、荒波に揉まれ中のsympathy。
2018年11月には、最高の4thミニアルバム『泣きっ面に煙』を発表している。
・sympathy「スクールガール・コンプレックス」Music Video
2018年リリースの4thミニアルバム『泣きっ面に煙』収録曲。
疾走感の高いロックサウンドにポップでキャッチーなメロディーラインが乗る、
老若男女すべての世代に刺さるポップロックナンバー。
しかし、ただ単純なポップロックではなく、歌詞に毒々しさがあったり、
時に巻き舌になったりと、棘や痛みがあるのが面白い。
可愛らしいポップな雰囲気と毒気のギャップに惹きつけられる1曲だ。
魚眼レンズで撮影しているというMVからは、彼女たちの雰囲気の良さが見て取れる。
楽曲はもちろんのこと、そういうところから好きになるという人も多いのではないだろうか。
・sympathy「今年も夏が終わる」Music Video
心と体を揺らすロック、つまりは“揺れるロック”を鳴らす彼女たち。
この楽曲『今年も夏が終わる』は、まさに揺れるロック的な1曲だといえるだろう。
シティポップやHIPHOPとリンクするような深みのあるノリ感が、心と体を揺らすのだ。
それでいてダンサブルに振りすぎているわけではないので、踊り狂うという感じでもない。
それはまさに、心と体を揺らしたくなるような絶妙なグルーヴだ。
ライブハウスで、一人じっくりと揺れたくなる。
その独特の揺れ感は、サウンド感からだけではなく、言葉選びからきているものでもあるだろう。
歌詞の世界観はもちろんのこと、一つ一つ言葉の音感にも注目して聞いていただきたい。
・とびきりの愛を / sympathy
自身で撮影編集をしたというMV同様に、疾走感に溢れる1曲『とびきりの愛を』。
どこか歌謡曲を思わせるようなメロディーラインの色気と、荒々しいロックサウンドとの相性が抜群で、
彼女たちのカッコいい部分が際立っている。ロックバンド然とした1曲だといえるだろう。
そんなこの楽曲は、全体のバンドサウンドやメロディーラインもさることながら、
ギターに特に惹きつけられる。メロディーラインをリードするようなフレーズから、
楽曲の隙間を彩るフレーズ、テクニカルなフレーズまで縦横無尽に鳴らし、
サウンドに奥行きを加えている。
そんなギターのカッコよさもまた、ロックバンド然としているものだ。
この先の活動について尋ねてみると「まずは今制作している楽曲達をリリースし、
来年には3年振りとなるワンマンを開催できたらと考えています」と話してくれた彼女たち。
この先のリリースやライブの展開には期待しておいて良いだろう。
また、「デモ音源でも皆さんに音楽を届けていきたいので、YouTubeにデモ音源もアップしています。
ぜひチェックして欲しいです」との言葉もいただいている。
ライブやリリースの続報は、Twitterを通してはもちろんのこと、
YouTubeチャンネルからもチェックしていけば、一石二鳥だろう。
【Official Site】
https://sympathy20110415.wixsite.com/yureru
【YouTube】
https://www.youtube.com/channel/UCzWUTyDACU7IQoaNlB2EfUA
【Twitter】
https://twitter.com/sympathy0415
【リリース情報】
sympathy