2015年、東京を中心に活動開始した日本のロックバンド、THE JIVES（ザ・ジャイヴス）。
メンバーは、Vocal/Guitarヤマダコウヘイ、Guitarタカミヤコウスケ、Drumsナガシマタクロウという3人組編成。
結成当初はロックンロールやオールディーズ。
現在は、オールドスクールなロックンロールをルーツにしつつも、
UKやUSのガレージリバイバルなロックンロールサウンドに色濃く影響を受けたサウンドと、
ギターボーカル・ヤマダコウヘイが織りなす「歌」が密かに話題に。
楽曲はVo./Gt.ヤマダコウヘイがほとんど手掛けている。
結成時から大事にしてきたロックンロールを根本に残しつつ、
サウンド面で新たな挑戦をしているTHE JIVESの今の音楽に注目してもらいたい。
・THE JIVES / I'm Crazy About You
「モータウンビートの楽曲を作りたい、というところから生まれた」
と話す楽曲『I'm Crazy About You』。
その言葉通り、あの印象的なビートが楽曲を彩る。
誰の耳にも心地よく響くであろうビートの上で、軽やかに舞うギターサウンド。
そして立体的で印象に残るギターボーカル・ヤマダコウヘイの歌声。
美しいメロディーライン。そのどれもが気分を上げてくれる。
ライブでは定番での楽曲で、お客さんがピンナップガールのような格好をして、
この振り付けを踊ってくれたり、MVではメンバーが硬派な印象の見た目との
ギャップ満載のコミカルなダンスを披露していたりと、
目からも楽しい楽曲になっているというのもポイント。
・THE JIVES / Slum-blu
2018年から行っていた4部作連続リリースのうち、
第3作目のEP『She Heard Out Usual Troubles』の１曲目に収録されている楽曲。
1・2作目は楽曲的に今までのTHE JIVESの延長線上にあるものという作品。
いわゆる「これがTHE JIVESだよね」という楽曲たちだった。
しかしこの３作目『She Heard Out Usual Troubles』から
Vo./Gt.ヤマダコウヘイ以外のメンバーが作曲をしたり、
サウンド面で新しい挑戦をしてみたりと、ひとつ今までの枠を越えた楽曲たちを収録。
この楽曲『Slum-blu』は、Vo./Gt.ヤマダコウヘイがもってきたリフをもとに、
Dr.ナガシマタクロウとの共作となっている。
耳に残るじわじわと切り裂くギターリフで描きながら、サビで軽快に疾走させる。
そのコントラストに、爆発的な解放感にやられ、自然と身体を揺らしたり
声を発したりしてしまうだろう。
MVは「自分達のイメージをそのままに表現してみたものになっている」
とのことで、少し怖く、ダークな雰囲気に。
そのカッコよさと音のカッコよさの親和性も抜群だ。
・THE JIVES / Ghost (Mar. 27th, 2021)
４部作連続リリースのうち、ゲリラ発売をした４作目のフルアルバム『Audrey』の収録楽曲。
曰く「UK色が強く、アップテンポな楽曲」で、
キャッチーかつどこかセンチメンタルな雰囲気のある
メロディーラインと歌声が、そのアップテンポなリズムに乗る。
歌詞の内容も「夜道にひとりで、今までのことを回想しながら歩いている」
という哀愁や黄昏感のあるもので、明るいだけではない楽曲になっているというところがポイントだ。
そんな同曲を奏でるこちらの映像は、2021年３月に行われた四部作完結ワンマンからのもの。
「ライブ映像で熱量を感じてもらいたい」という彼らの思い通り、高い熱量が伝わる、
ライブに行った感覚を味わえる映像となっている。
また、「ドラムのスネアの音にもこだわりを持っている」とのことなので、
是非イヤホンやヘッドホンで聞きながら、そういった細かい音作りにも注目しながら聴いていただきたい。
沢山の人に知ってもらいたいという思いがあり、今はライブ活動をメインに様々なイベントに出演している彼ら。
「ゆくゆくは大きなフェスに出て、フェスの空気をみなさんと楽しみたい」
「THE JIVESのライブを楽しみにしてくれているお客さんのためにも、いいライブをたくさん行いたい」
と、今後の展望やライブへの思いも明かしてくれた。
また、「新体制のTHE JIVESのライブや、音源を楽しみにしてもらいたい」との言葉ももらっている。
実際に「近いうちに作品をリリースする予定」があるというから楽しみに待っておこう。
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