3才より祖父に奄美の島唄を習い、その後島唄の大会で数々の賞を受賞。
2013年、2015年にはミュージカル『レ・ミゼラブル』にファンテーヌ役で出演。
2016年、フランスのコルシカ島で開催された歌のフェスティバルに出演。
そして島唄とドラムという異色デュオ『里アンナ×佐々木俊之』を結成し、ジャズ、R&B、ピップホップといった西洋ドラムのドラミングを取り入れた、ジャンルを超えた新たな楽曲を創出。2017年には、フランスはパリにてデュオによる単独コンサートを成功させた。
2020年、コロナの影響で活動が自粛される中、奄美大島の自然の中で唄う活動をスタート。
・千鳥浜/ CHIJURYAHAMA
“奄美島唄”と“ドラム”という異色のユニット『里アンナ×佐々木俊之』からの1曲『千鳥浜』。
奄美島唄の、全くそこにルーツがない人にとってもどこか懐かしく聴こえる不思議な発声・メロディーライン。それと近代HIPHOPやR&B、ジャズ、さらにはオルタナティブロックをも思わせるようなリズムが絡み、高揚感を煽る。
聴きなれないはずの二つのサウンドが耳の中で、頭の中で見事に融合して、思わず踊り出したくなってしまう。
ちなみにこのユニットの結成は、奄美の島唄が、元々歌と太鼓で構成されていたことがヒントになったという。
・うらとみ八月踊り唄 Uratomi (Hachigatsu-Odori-Uta)
和の匂いを強く感じるサウンド感と、ミニマルに余計なものを削ぎ落したような、鋭利でモダンなビート感。そして例によって懐かしく響いてくる島唄のムード。それが違和感なく融合して届けられるこの音楽は、どうしたって新感覚という言葉がしっくりくる。
ポストロックを思わせるようなリズムチェンジも面白く、ずっと飽きさせないような構成になっているのも面白い。まずはドラムを中心にサウンドを聴き込んで楽しんで、次に唄を中心に聴き入るなんていう聴き方もおすすめしたくなるほどだ。
この溢れるオリジナリティと郷土感が、世界中に響いて欲しいと思わせてくれる1曲。
「島唄という先人たちが残してきたものを大切にしながら新しいエッセンスを取り入れて活動していきたい。今後もさまざまな方とコラボするなど活動の場を広げて、国内外で沢山の方に聴いてもらえるようにしたい。最終的には島唄がなんとなく流れてきて、いいなと思ってもらえるような状況が作れたらいいなと思っている」という彼女。
8月には『里アンナ×佐々木俊之』の3rdアルバム『Beauty & The Beats』をリリース。
ぜひそんなアルバムを聴き、お祭り気分で踊り明かしながら、12月のライブを楽しみに待っていていただきたい。
【「里アンナ x 佐々木俊之」BEAUTY & THE BEATS】
https://www.amazon.co.jp/BEAUTY-BEATS-里アンナ-x-佐々木俊之/dp/B0B8BLKYDG
【里アンナ東京公演情報】
https://minfaplan.base.ec/items/68239183
【里アンナ奄美公演情報】
https://minfaplan.base.ec/items/67710629