IRIAMとYouTubeを中心に活動しているVライバー、紫苑朔(しおん さく)。
YouTubeにおいては2022年1月に初配信。
低音の響きが心地よいクールな歌声の持ち主だが、やや可愛い雰囲気の歌声からアンダーグランドで危険な香りのする攻撃力の高い歌声まで、自在性のある表現力で聴く者を魅了する。そんな歌声や雰囲気の良い配信が魅力のVライバーだ。
・ルームNo.4/紫苑 朔【歌ってみた】
2022年10月に発信した『ルームNo.4』の歌ってみた動画。
ハロウィーン的なゴシックホラーを思わせるような、ポップでありながら怪しい雰囲気のサウンド。その世界観に聴く者を誘うような、少しの可愛さと治安の悪さを感じさせる歌声。『ルームNo.4』は、そんな濃い世界観の作品だ。歌う際にも、その濃い世界観に負けないようなキャラクターの強さが必要になるため、決して簡単な楽曲ではないといえるだろう。
しかし紫苑朔のこのカバーにおいては、その点に何の心配もいらなかったことが、すぐにわかる。ポップで怪しいサウンドとマッチするような可愛らしさを光らせ、かと思えば暴力的なほどの攻撃性を見せる。原曲への高いリスペクトを感じさせる、世界観にトリップ出来る歌ってみたとなっているのだ。
その表現力の豊かさに、どっぷりと浸れる1作だ。
・悪魔の踊り方/紫苑 朔【歌ってみた】
うねるような歌声とパンチ力のあるリリックに、強烈な一撃をくらったような感覚をおぼえる1曲『悪魔の踊り方』。
クールな低音に特徴があり、危なげな雰囲気を孕む歌声。さらにそれを巧みな表現力で聴かせる彼と、攻撃力の高いこの楽曲との相性はやはり抜群。サウンドのかっこよさや歌詞のパンチ力をさらに引き立てる、とかくカッコイイ!と思える作品に仕上がっている。
思わずひれ伏したくなってしまうようなそのカッコよさは、きっと誰かのツボに深く深くはまるはず。映像のカッコよさや危ない雰囲気も世界観にぴたりとはまっているので、是非映像もあわせて堪能していただきたい。
幅広い表現力を持つ彼だけに、オリジナルソングにも期待は高まる一方だ。
もちろんそれ以降の活動についても要注目。