「音楽に国境はない。」

つまり、「音楽があれば言葉を介さなくても、外国の方とコミュニュケーションが取れる。」
ということである。

しかし、そんな言葉に疑問を感じた一人のアーティストがいる。
北海道生まれ、高田馬場育ち、23歳。
ロック、フォーク、ポップスを歌うシンガーソングライター。

「後藤匠」

だ。



見た目だけで判断しないで、
まずは彼の曲を聞いてもらいたい。 


 
動画を見た人は
・清潔感が微塵も感じられない。
・お世辞でも上手いとは言えない。
・気持ち悪い。

突っ込みどころは多数あるが
こんなことを感じるだろう。
しかし、なぜだろうか。

「引き込まれてしまう。」

見た目と声のギャップで驚かされると思うが、彼の曲の素晴らしさの前では些細な事だ。
日本語を大事にしている彼の楽曲には、生々しいリアルが感じられる。
私たちは彼が歌う日常にいつの間にか共感してしまうのだ。



彼のライブは
売れない芸人のような語りで、場を凍らせ、
エレファントカシマシを彷彿させるエネルギー溢れる曲から、
こんなピュアな曲までも歌ってしまう。

ボイトレで鍛えられ、ハモ○プに出るような流行り物ではなく、
包み隠さず今を歌う。
それが後藤匠の魅力である。




そんな彼は、カンボジアへ引き語りへ行こうとしている。
ここで彼の意気込みを見て欲しい。


音楽メジャー生産国であるアメリカ、イギリス、北欧等の国々ではない他国の音楽は受け入れられにくい現状があります。

たとえば、イギリスのインディーズバンドとチュニジアのインディーズバンドが日本にライブをしに来たとします。
その時、たとえUKインディー好きじゃなくとも、そのイギリスのインディーズバンドのことを知らなくとも、チュニジアのインディーズバンドを聴こうとする人は多くはないでしょう。
もちろん、それは音楽歴史の土台の強さが違う、僕らに流通している情報量が違うなどの要因はあると思います。しかし、同じようにそうではない音楽もイイんです。
現に僕らが日本の音楽をIpodやウォークマンに入れているように。昨今の音楽業界は不況なようです。そうらしいです。知らないですけど。

もしそうならば、日本のアーティストもマーケットを世界に広げるべきなんじゃないでしょうか。
そして、日本がそうしたいならば、日本も受け入れることが必要です。音楽メジャー生産国からでない音楽でも受け入れたいし、受け入れるべきなのだと思います。
だから、僕は外国で音楽メジャー生産国ではない国出身の音楽をしに行ってみたいと思いました。

本当に試されているのは、もはや僕ではなくカンボジアなのかもしれません。

果たして後藤匠の音楽は国境を越えるのか。
はたまた、粉砕されるのか。
答えは分からないが一つだけ言えることは
日本の音楽を後藤匠になら任せることができる。
今後の活動が楽しみである。

記事:chiri

後藤匠クラウドファンディングページ : https://www.muevo.jp/projects/54?mode=review