その名の通り耳コピをするのに最適化されたアプリケーションであるSlow Playerですが、その機能がさまざまな用途に使えるのでここでお勧めさせていただきます。
まず基本的な機能ですが下記画像にあるボタンのようにキーの変更、テンポの変更、再生開始点と再生終了点の設定、リピート回数の指定ができます。
波形の上下にあるカーソルを動かしてその間にある赤くなっている範囲が再生される範囲となります。
耳コピのための使い方としてはわからないフレーズの範囲を指定してそこを繰り返し聴くことができる。
そして早すぎて聴き取りきれない場合はテンポを落とすことができるというものです。
これが本来の用途です。
これだけでも充分に便利なのですが、せっかく使える機能があるなら色々な用途に使ってみましょう。
提案① 速弾きの練習に。
速弾きの練習の鉄則と言えば正確に弾ける速さまでテンポを落として少しずつテンポを上げていくというもの。
メトロノームでやるのもいいですがバックの演奏が欲しかったり、原曲に合わせて自分の演奏と音源のニュアンスまでコピーしたかったりとそんなちょっとした痒いところに手が届きます。
提案② MCの間の研究に。
例えばMCがうまいなぁと思うバンドのMCをボイスメモで録音しておいてその音声でうまいと思った瞬間の間をとってるタイミングの範囲を繰り返しリピート再生することで血肉の如くその間を取り込みましょう。
間の取り方がうまくなるだけでMC、しいてはライブでのお客さんの反応が大きく変わります。
提案③ 自分たちや仲間のバンドの曲を魔改造して打ち上げで盛り上がる。
これ、私よくやります。
たとえばポップロックバンドの曲のBPMをあげてメロコアにしたり。
男ボーカルのバンドのキーを上げて女ボーカル風にしたり、またその逆をしたり。
誰の声はいい感じになるねって感じで意外と盛り上がります。
やり過ぎないようにいじるのがコツです。
提案④ 将来の海外進出に備えて語学の勉強に
海外でもバリバリ活動していくぞという高い志を持つのであれば外国語を勉強しておいて損はありません。
速度を変えたり繰り返し聴けるのはまさに語学の勉強にうってつけですね。
このアプリ無料版のご紹介でしたが有料版はテンポの可変域が広くなっていて、また広告などもなくエクスポートにも対応しています。
text by またらん
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