2016年6月に結成した新進気鋭のアイドル・パンダみっく。メンバーは全員2004年度生まれという若さだ。公式YouTubeで公開されている「自己紹介」を見る限り、メンバーはまだまだあどけない(もっとも、全員中学1年生であることを考えると年相応ではあるが)。そんな彼女たちがステージに立ち、一度音楽が流れ始めると、纏う空気ががらりと変わる。





彼らの初めてのオリジナル曲「未来時計」は、重厚なベースラインが耳に残る1曲。オーディエンスたちの「オイ!オイ!」というコールが重なると、アイドルのコンサートというよりはロックバンドのライヴのようだ。幼さの残る少女たちのヴォーカルとゴリゴリのロックサウンドがなんともミスマッチで、ずっと見ていると少しずつ癖になってしまう。ダンスが激しいだけに、歌にはまだまだ荒削りな部分も目立つので、その辺りは今後の成長に期待大である。





パンダみっくの楽曲はどれも、とにかくロックでお洒落だ。今年3月にYouTubeで公開された新曲「オモカゲプラスティック」も、ベースが印象的なイントロから始まる。激しく動き回るドラム、うねるギターはアイドルファン以外のみならず、ロックファンにも響くこと請け負いだ。そんなアップテンポの楽曲に合わせて全身を使って踊る5人のパフォーマンスは、大人顔負けの熱量を誇る。その様子には、「可愛い」というよりも「かっこいい」という形容詞が相応しい。




5月28日にはsora tob sakanaと2マンライブをTSUTAYA O-Crestで行った。 今まで毎月行ってきた2マンライブ企画の第7弾は、事務所の先輩であるsora tob sakana。 チケットは前売りでSOLD OUTしておりファンの期待の高さも伺わせていた。それぞれのライブを行った後には、曲の交換あり、コラボ曲ありの見応えある90分であった。最後はsora tob sakanaの「クラウチングスタート」のコラボで締めくくった。

様々なイベントへの出演を果たし、着実に経験値を積んでいるパンダみっく。来る6月10日には、AKIBAカルチャーズ劇場にて2ndワンマンライヴ 『パンダらの箱 〜 1st Anniversary Edition 〜』を行う。結成1周年のアニバーサリー・ライヴとなるこの日は、音楽プロデューサーにカラスは真っ白のドラマーとして活動していたタイヘイ(Shunské G & The Peas)を迎えた、オリジナル曲が披露されるとのこと。きっと、過去最高の熱量でのパフォーマンスが届けられることだろう。急成長中のパンダみっく、今のうちから要注目だ。

文・小島沙耶


パンダみっく
岩方虹夏、中嶋莉緒、野邑仁衣菜、橋本彩花、横澤星流。2016年6月7日結成。SiAM&POPTUNe、sora tob sakanaに続く、「ふらっぺidolぷろじぇくと」の第三弾ユニット「パンダみっく」。全員が中学1年生という若さ溢れるフレッシュなユニット。ロックでおしゃれな楽曲を引っさげ、パワフルなパフォーマンスで魅了する。

オフィシャルホームページ
http://zizoo.jp/pandamic/

パンダみっく 2nd ワンマンライブ 『パンダらの箱 〜 1st Anniversary Edition 〜』 
2017年6月10日(土)開場16:30/開演17:00 
AKIBAカルチャーズ劇場(東京都千代田区外神田1-7-6 AKIBAカルチャーズZONE 地下1階) 
チケット:https://map.pigoo.jp/events/view/2616
料金:2,000円 (当日券 2,500円)+1ドリンク500円