クリエイターのユウ フジシマを中心としたシンセポップ・プロジェクト、 brinq(ブリンク)シティポップやテクノなど、様々な要素を取り入れたその音楽は近未来のパーティを思わせる。UKのニュー・ウェーブや1990年代のTKサウンドの影響を色濃く受けた音楽は、現在のトレンドも取り入れさらにその先を見据えているサウンド。ハイパーポップという次世代型音楽の息吹を感じる。


さまざまな音楽ユニットでキャリアを重ねてきたユウフジシマだが、ゲーム音楽への楽曲提供やDJとしての活動など、その視野は広い。今年9月にリリースしたファースト・アルバム『Magical brinq Tour』には、アンテナガールやemi(Satellite Young)をはじめ様々なアーティストがゲスト・ヴォーカルを担っている。リードトラックである「baby baby」に参加したlyrical schoolのminanもその一人だ。






キラキラのシンセフレーズが特徴的で、終始楽しい気分にさせてくれる1曲。minanの愛らしいラップと特徴的な合いの手〈たまにはこんな音もいいね〉という歌詞に思わず口元がほころぶ。また、北村みなみがディレクションを務めたPVは色鮮やかでセンス溢れるアニメーションにも注目だ。ドキドキ、ワクワクする感情をまるごと閉じ込めたような、高揚感溢れる楽曲である。

LIVEパフォーマンスでも面白いアイディアを常に考えているというユウフジシマ、彼が描く世界観に是非触れてみてほしい。


文・小島沙耶



brinq

クリエーターのユウ フジシマを中心としたシンセポップ・プロジェクト。シティポップ〜テクノあらゆるジャンルをクロスオーバーしたフューチャーサウンドと琴線に触れるメロディーラインが特徴。これからのTOKYOシーンを彩っていく。2016年9月には豪華ゲストを迎えた1stアルバム『Magical brinq Tour』をリリースした。10月23日にはbrinq×Spincoaster共催イベント「HYPER POP CLUB」を渋谷WWW Xで開催する。


「HYPER POP CLUB」HP

http://spincoaster.com/news/hyper-pop-club-typica


brinq オフィシャルホームページ

http://brinq.jp/