━━ 昨年12月31日をもって37年の歴史に幕を閉じた新宿JAMですが、皆さんにとってどんな場所だったと思いますか?


アーティストやスタッフにとっては “夢を叶えられるところ” だったと思います。

そして、そこに集まった人たちがお酒を飲みながらお互いの夢なんかを語らって、仲間が増えていくような場所ですね。

僕自身も14年間新宿JAMで働きながら、やりたいことや叶えたい夢をどこまでも追いかけていけた、そんな場所でした。


━━ 新宿JAMでの一番の思い出はなんですか?


僕の中での一番の思い出は、ゴールデンウィークに開催していた「JAM FES」です。

42時間のライブを行った開催一年目から始まり、徐々に規模を拡大して、7年目には他のライブハウスにもご協力いただきながら8日間のライブ開催まで大きなイベントにすることができました。

やはり、自身が主催ということもあり、終わった後はこの上ない達成感を感じました。

新宿JAMとして爪痕を残せたイベントになったと思います。


━━ 閉店の話を聞いた時の心境はいかがでしたか?


2015年頃から、老朽化でこのビルももう長くはないだろうという話が上がっていたので、ついにきたか、という感じでした。 

閉店の話を社長から聞いた際に、移転の話も上がり、そこで店長にならないかと話がきました。JAMに対する思い入れがあるからこそ中途半端なことはできない。そんな思いからすぐに返事をすることはできませんでしたが、そこから1週間ほど考え、覚悟を決めて店長になる決意をしました。


━━ 今年6月1日グランドオープン予定の「新生JAM」のこだわりはありますか?


カフェ&ダイニングというアメリカンスタイルを取り入れたところですね。

日本の多くのライブハウスはライブがメインですが、アメリカでは飲食店があってライブハウスがある、というのが一般的です。それをJAMでも実現したいなと考えています。と言うのも、ライブハウスってその日にやっている公演が目当てじゃないとなかなか行きづらいと思うんです。でもカフェ&ダイニングであれば、公演目的じゃなくても、スタッフの僕たちに会いに来たり、いろんなバンドマンと意見交換をするとか、いつでも立ち寄れるような溜まり場にできたらと思い、取り入れました。

そんな風に語り合って僕らスタッフもバンドマンやお客様から刺激をもらったり、人の輪が広がっていくような場所にしていきたいなと思っています。


━━ 今回「新生JAM設立」に際し、クラウドファンディングに挑戦していますが、「設立メンバー1000人募集」という企画にした理由を教えてください。


みんなで一緒にライブハウスを作っていきたいという思いから、設立メンバー1000人募集という形での企画実施を決めました。これを機に、今まで以上に多くの人にJAMに関わってほしいと思っています。無料のプランからあるので、ぜひ気軽に参加していただきたい!


━━ 店長おすすめのプランはありますか?


アーティスト・イベンターの皆様に対してはライブハウス無料レンタルプランですね!通常よりかなりお安く使えます!

また、これからイベントを作ってみたい!でもイベントの組み方が分からない。という方にも、一から僕らがサポートしていきますので、こんなイベント作ってみたい!という夢がある方も是非お待ちしております!一緒にワクワクする事を作っていけたらと思います!


━━では、最後に読者の皆様にメッセージをお願いします。


新生JAMは、お客様やアーティストが気軽に立ち寄って楽しめるような、夢を叶えられるようなライブハウスを作っていくためにスタッフ一同努力しています。 今回、1000人またはそれ以上の皆さんと一緒に新しいライブハウスを作り上げていきたいと思い、無料のプランからご用意しています。

少しでも賛同していただけましたら、ぜひ企画にご参加ください!お待ちしてます!!




クラウドファンディング実施中!!

「新宿JAM」が生まれ変わります!! 新生店舗設立メンバー大募集!!

キャンペーンページはこちら→https://www.muevo.jp/campaigns/1501


インタビュー・徳田菜摘

文・下森也実