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レベル27 ━━ 遊び心を忘れない5人組、待望の初流通盤「▷エンディングをむかえる」リリースインタビュー

レベル27 ━━ 遊び心を忘れない5人組、待望の初流通盤「▷エンディングをむかえる」リリースインタビュー

「レベル27」と聞いて、まさかこれがバンド名だと一発でわかる方がどれくらいいるだろうか。メンバー全員に担当カラーがあり、演奏時にはステージ上に顔型に切り抜かれた「紙袋」がメンバー分配置される…ただの楽しげなコミックバンドかと思いきや、キャッチーなギターロックサウンドと等身大の歌詞が耳に飛び込んでくる…。 今回muevo voiceでは、9月5日(水)にタワーレコード一部店舗&オンライン限定でリリースされる初の流通盤「▷エンディングをむかえる」の事柄を中心に、この情報量の塊でしかない謎めいたバンドにインタビューを敢行した。



━━ muevo voice初登場ということで、まずは自己紹介をお願いします。


奥田大地(以下、奥田):はじめまして。レベル27、ボーカル&ギター&赤色&リーダー担当の奥田大地です!


オオタ13月(以下、オオタ):ボーカル&ギター&青色のオオタ13月と申します。

星野・J・隼一(以下、星野):ギターの緑担当、星野です!星野隼一です!

━━ あれ、真ん中のJは…?

星野:Jは読まなくて大丈夫です!

くぼようへい(以下、くぼ):ベースでピンクのくぼようへいです!

アトモスフィア大西(以下、大西):ドラムと黄色担当のアトモスフィア大西です。

━━ 皆さん…肩書きが多いですね(笑)。既に普通のロックバンドとは一線を画す感じになってますが、まずはそんな「レベル27」というバンド名の由来を聞かせてください。

奥田:レベル27っていうバンドは、僕とオオタくんが27歳になる年に結成して始まったバンドで。
27歳っていうのは往年のロックスターがその一生を終える年齢と言われているけど、その27歳から、諦めずにバンドを一から始めるっていうことに情熱を燃やそうと思って。
だからどうしても「27」っていう数字を入れたくて、この名前にしました。

━━ 27という数字に、強い意志が込められているんですね。このメンバーが揃った経緯は?

奥田:僕とオオタくんはハタチくらいの時から別々のバンドをしていて元々友達やったんですけど、僕が25~6歳くらいのタイミングで少し将来のことについて揺らいでいて。
そんな時にオオタくんから「何か一緒に初めてみない?」と言ってもらって、それが発端となってメンバーを探し始めました。
最初は僕とオオタくん以外は今と別の3人でバンドをやろうとしてたんですけど、色々あって流れてしまって。
そこで、次に誘ったのがくぼくんでした。くぼくんもハタチくらいから知り合いなんですけど、1~2回あったことある程度のうすーい感じの知り合いだったんで。

くぼ:一応知り合い、くらいのね。

奥田:そう(笑)。それで、ちょうどくぼくんがやってたバンドが解散したタイミングだったので、連絡して一緒にスタジオ入って、ベースを弾いてくれることになりました。同時期に初代ドラムも同じように決まりましたね。
あとはギタリストを探さないとーってなってた時に、それこそまた偶然、元々やってたバンドの活動休止が決まったタイミングの星野くんが「ギタリスト探してるバンドいないですか?」ってお世話になってるライブハウスに聞きに言ってて。

星野:そこでレベル27の存在を知って、オオタくんにTwitterのDMで連絡しましたね。そこから入る流れになり。

奥田:それで、活動を始めて半年くらいで初代ドラマーが上京するという理由で脱退して。そこからはいろんなサポートドラマーの人に入ってもらってライブをしていたんですが、去年の夏ちょっと前くらいに、これもまた知ってはいるけど喋ったことはなかった大西くんのことを思い出しまして。

Twitterのプロフィールを見たら「サポート依頼受付中」と書いてあったので連絡して、去年の「夏福」というイベントでのライブを初めて見に来てくれて、そこからサポートしてくれるようになって。

で、今年の「夏福」から正式加入して、今の5人が揃った感じですね。


━━ vo,gtの二人を中心に、いろんな縁を辿って集まったんですね。そして何やらメンバーの皆さんに担当色があったり、どこかしら「ゲーム要素」を感じる部分があるのですが、これは一体…?

オオタ:バンドや音楽というものに囚われすぎて活動が窮屈になってバンドにも音楽にも疲れてしまった経験があるのでバンドや音楽と真摯に向き合うのは大前提として「純粋な遊び心も大事にしたい」と思って。
小さい頃にやってて楽しかったこと、ヒーローものを見てる時のワクワク感とか、みんなでゲームしてる時の楽しさとか、そういうことを感じさせることがやれたらいいよねってことから、こうなりましたね。

━━ なるほど、「遊び心」が大きなテーマになっているんですね。ということは、その紙袋も…?

奥田:このバンドを組んで、曲を作るちょっと前の頃に、顔を紙袋で隠して人気バンドの曲のコピー動画をTwitterに載せていったら人気者になれるんじゃないか?って思ったのがきっかけです(笑)。

自分たちの曲を作って発表しよう!ってなった時に紙袋を取って顔を出したんですけど、コピーしてた時の楽しかった気持ちもずっと忘れたくないから、ライブの時にも紙袋はステージに置いたり、未だに残してる感じですね。初心を忘れるべからず、です。



━━ 紙袋の謎も解けたところで、ここからは初の流通盤となる「▷エンディングをむかえる」について色々とお聞かせください!

オオタ:「▷エンディングをむかえる」は、レベル27のCDとしてはデモから数えて3枚目に当たるんですけど、前作前々作と「▷ゲームをはじめる」「▷ゲームをつづける?」となってたので、これに引っ掛けたタイトルにしよう、とはなってましたね。そしたら「エンディング」かなあ、って。

━━ 収録曲の曲名も「エンディング」を連想させるものがありますね。

奥田:曲は色々あったんですけど、「何かの終わり」を歌った歌を入れたいなーとなって書き上げた曲が2,3曲目ですね。

オオタ:先に音源のタイトルがあって、そこから引っ張って書き上げましたね。

━━ だいたい流通盤の1枚目って「既に育っている曲」を入れがちだと思うんですけど、あくまでデモから地続きになっていて、「作り上げた」感じなんですね。

ではここからは収録曲について1曲ずつお話を聞かせてください。1曲目を飾るのは、MVも公開されている軽快なギターロックナンバー、「27才」ですが。




オオタ:今回の収録曲は作詞作曲がそれぞれ同じ人なので、原曲と歌詞は僕が書きました。
歌詞の中に「17才の心を持ったまま10年経った」っていうのが出てくるんですけど、自分たちだからこそ伝えられることはそこかなーって。
元々、「なんで17才について歌った歌が多いんやろ?」って思って作ってた曲で、ワンコーラスはずっと昔からあって。
ただ、2コーラス目以降の部分がずっと思いつかなかったんですけど、今回の「▷エンディングをむかえる」っていうCDのリリースが決まったら、スラスラいけて。
いろんなことを諦めたけど、それでも諦められないことが残ってるっていう状態が、27歳なのかなあっていう。

━━「やるしかないのです」と、ストレートな想いを歌い上げていますよね。言葉の重みがありつつも、非常に聴きやすいです。ちなみに、サウンド面での必聴ポイントはどこでしょうか?

くぼ:ギターソロとかありますね。

━━ 収録曲全曲に入ってますよね。

奥田:うお!ほんまや!今気づいた!

オオタ:なんかいっつもあるなあって思ってました(笑)。

星野:いやいや、俺結構ちゃんと考えてるで!全曲!

(一同笑)

星野:「曲が呼ぶ」じゃないけど、ここだ!と思ったフレーズを弾いてますね。ギターソロは。
でも、色々弾いてきた中で思うのは、「今のこのスキルのままで10代とかに戻れたら、どんなギターが弾けるかな?」みたいな気持ちで作りましたね。

━━ 最近こんなに「ギターソロ!」って弾く感じのバンドはそんなに多くないですよね。これもまた一つ、レベル27のキャッチーな部分なのかなと思いました。では2曲目「終末スペランツァー」についてお願いします。

奥田:これは僕の曲ですね。単純に「すぐに覚えてもらえて、歌ってもらえる」曲を作りたいなあと思ってた時に、とりあえず曲だけバーっと書いて。
で、歌詞を書くってなった時に、「結局いつかは終わってしまうのだから、何をしてもいい」っていう風に、10代後半の頃とかに思ってたなあと思って。
同じようなことを思ってる人や、若かった頃の自分へ向けて「本当にそれでいいの?」って気持ちを歌にしようって思って書きましたね。
スペランツァって言葉が「希望」って意味なんですけど、そこに伸ばし棒「ー」をつけて、終わりを希望してる人って意味で「スペランツァー」という。

━━ どこか攻撃的な歌詞ですよね。音的にもダンスチューンでシンガロングも入っていたりして、かなりライブ映えを意識した曲だなあと。
そして3曲目に収録されているのが「さよならヨーロッパ」ですね。

オオタ:「27才」という曲でストレートなものを作ったけど、元々僕は具体的な歌詞とかポップス寄りの曲とかを聴いてバンドをやってきた人ではなくて。
もっとギターロックで、もっと抽象的な歌詞、っていうのが僕の中では自然なんです。だからこの曲は、頭を使って書いたというよりは、得意分野で自然発生的に出てきた感じ。
「さよなら」っていうことについて色々と考える時期だったので、「どこにでもさよならが潜んでいるな」っていうのを意識して書き上げました。

━━ 甘酸っぱいイメージを受けつつも、バンドの表現の広さを感じさせるフック的な一曲に感じました。アレンジ面も面白いことになってますよね。

くぼ:ベースに関していえば、普段はシンプルなベースを弾きがちではあるんですけど、イントロとかでは結構動いてて。
自分的には結構珍しいことなので、そこを楽しんで貰えたらいいなあと。

大西:ドラム的には、ベースがガンガン動いてるからこそ。プレイはシンプルにやってますね。ただ、叩いているパターンがあんまりない感じになってます。

くぼ:レベル27はやっぱり歌を一番前に出したいんで、リズムで難しいことを意図的にやろうとはしないんですよね。
だからこの曲は、出るとこ出て引っ込むとこ引っ込むっていうのを特に意識しましたね。

大西:特にAメロとかは結構擦り合わせながら作ったよね。

星野:普段はAメロとか弾かないけど、この曲は曲中ずっとギター弾いてますね。それでも歌が引き立つようにしてて。
転調も結構あるんですけど、そこはオオタくんと二人で考えたりして。

オオタ:自分の感覚的に出てきたものを、昔ならばそのまま世に出してたんですけど、そこを理論的にほぐして解釈してから作品に落とし込めたので、すごく良いバランスで作れました。



━━ そして、盛りだくさんな要素が詰め込まれた後の4曲目は「ありきたりなメロディーにのせて」。


奥田:これは奥田曲ですね。ものすごいポップソングを作りたいなあと思ってた時期に、同時に悩んでて。
「どんな曲を書いてどんな歌を歌ったらいいかわからへん」ってなってた時に、結局自分に歌えることは「これしかない」ってなって作った曲ですね。

━━「この不甲斐なさを歌っていくしかない」というフレーズが印象的で、一見情けなさを感じさせながらも、とても強いメッセージだなあと思いました。

オオタ:最後の曲がなかなか決まらなかったんですよね。

奥田:そうそう、3曲は決まってて、後1曲何を入れるかっていうのがずっと決まらなくて。

星野:一応候補はこの曲含めて3曲くらいはあったんですけどね。

奥田:そこでこの曲が選ばれたわけです。なんたってリズムが跳ねてますからね!

オオタ:バンド初のハネ曲ですね。なので、この曲のリズム隊のアプローチはかなりかっこいいと思ってます。

くぼ:うん、ロックンロール調というか、この感じは好きだったんで、楽しくやりましたね。

━━ 大西さんはハネてるリズムは好きですか?

大西:ハネてるの、好きですよ!!!!

(一同笑)

奥田:全員の「ハネ」の意識の擦り合わせが大変でしたね。「ハネる」つってもこんなに種類あるんか!って。

星野:めっちゃむずかったっすね。でもフレーズすんなり出てきたし、絶対良い曲になる!と思ったんで激推ししましたけど。

奥田:確かに、めっちゃ星野くん褒めてくれてた!ただ、歌詞については終末スペランツァーに比べて時間がかかっちゃいましたけどね。
10年前やったらこんな歌詞は書かれへんかったやろうなあ。

━━ 人生を等身大で見渡して受け入れているような、10代の頃には感じなかったであろう「深み」が出ている気がしました。
そんな素敵な4曲目で本編は終了となりますが…何やらもう1曲入ってますね。

奥田:そうですね、これはもうただ、聴いてほしいな、と。

星野:アンセムって言葉がしっくりくると思います。

(一同笑)

━━ 最後の曲については、多くを語らないんですね…(笑)。それでは最後に、ユーザーの皆様へメッセージをお願いします!

くぼ:そうですね…本編4曲とも、1曲ずつ色がある曲やと思うんで、アプローチも変わってくるし、一曲ずつ挑戦できることがベーシストとしても楽しかったし、単純に楽曲がバラエティに富んでて楽しいと思うんで、是非とも聴いていただきたいです!

星野:音楽がめっちゃ好きな5人で作ったんで、パートごとにいろんな発見があると思います。歌を聴いて、言葉を聞いてまずは楽しむもよし。その後は歌の後ろの演奏を聴いて、音の奥行きを楽しんで貰えたりしたら、いろんな魅力に気付いてもらえるんじゃないかなあと思います。

奥田:…これ2人に全部言われてもうてるわ。100点の締めやん!まだ大西くんの締めもらってないのに!!

大西:うん…でもほんまに、2人が言ったのが全てなんですけども(笑)。1曲ごとに意図してるものが全部違うから、楽器的なところの意識も含めて、楽器をやってる方には是非ともコピーしてほしいですね。

奥田:ええな!!大西くんの締めええな!!僕からは…そうですね、遊び心は大事にしてますけど、ちゃんと音楽に向き合って作れた1枚になったと思ってます!沢山聴いて欲しい!

オオタ:あと、あれですね。この音源がちゃんと売れないと、本当に僕らがエンディングをむかえてしまうかもしれないっていう。

(一同笑)

オオタ:まあ、どういうエンディングをむかえるかは、まだまだわからないですけどもね。これからなので。

━━ 遊び心を忘れない5人組「レベル27」のみなさん、ありがとうございました!




〈リリース情報〉



「▷エンディングをむかえる」


【収録曲(4+1曲)】

1.27才

2.終末スペランツァー

3.さよならヨーロッパ

4.ありきたりなメロディーに乗せて

5.???


発売日:2018年9月5日(水)

販売価格:¥1,000(+税)

品番:MYHR-007


※タワーレコード一部店舗限定販売(7店舗+オンライン)

渋谷店、新宿店、名古屋パルコ店、名古屋近鉄パッセ店、梅田大阪マルビル店、梅田NU茶屋町店、難波

店、オンライン


〈プロフィール〉

奥田大地(Vo,Gt)

オオタ13月(Vo,Gt)

星野・J・隼一(Gt)

くぼようへい(Ba)

アトモスフィア大⻄(Dr)


大阪心斎橋にて2016年6月27日に結成。音楽で人気者になることを諦められなかったおよそ27歳の5人で同年7月25日に活動開始。 日常の中で⾒落としがちな感情や心を言い当てる様な歌詞と色鮮やかなサウンドで織り成す心情系ツインボーカルギターロックバンド。 遊び心溢れるパフォーマンスとセンチメンタルが潜む楽曲を武器に、経験値を積みながら活動中。


〈公式サイト〉

http://level27.jp


〈ライブスケジュール〉

・2018年9月25日(火)大阪・梅田Zeela

・2018年10月29日(月)東京・下北沢近松

・2018年11月20日(火)大阪・福島LIVE SQUARE 2nd LINE


〈インストアイベントスケジュール〉

・2018年9月29日(土)15:00スタート 大阪・タワーレコード難波店

・2018年10月28日(日)18:00スタート 大阪・タワーレコード渋谷店

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