11月にte'が行う中国~台湾ツアーの最終公演・台湾でのライブ。その模様をmuevoのキャンペーン参加者限定でDVD化。今回はそれに合わせてリーダーのkono(Gt)にメールインタビューを行った。

 

台湾について


――海外でも活動を行っているte’ですが、これまで台湾には通算7回行っています。継続して足を運べるのは現地のファンのおかげでもあると思いますが、台湾との関係はいつ頃から始まったものなのでしょうか? また何がきっかけで現地(台湾)でライブをやろうと思ったのですか?

kono 2007年の10月、台湾の『2007 MegaPort Festival in台湾』に出演がきっかけで、台湾に行くことができました。そこから台湾のライブを定期的に行く事ができるようになりました。その日のライブに、トリでも無いのに大アンコールが起こり、次のバンドさんも見たいからやってくれと言われて、なんてすごい素直なお客さん達が居る国なんだと感動しました。次の日のスポーツ紙新聞の1面に載ったのも驚きでした。

――これまでの台湾でのライブの思い出の中で特に印象深かったことはありますか? 


kono 僕とhiroがワンマンの次の日に、食あたりを起こして、観光に行けずにその代わり初めて海外で病院に行き、点滴を4本打ちました。日本語が通じないかと思ったら、割と通じてなんとか帰ってきました。それ以来、日の通ったものだけを食べるようになりました(笑)。あとは、残響祭をやれたことも嬉しかったです。


――日本のオーディエンスと台湾のオーディエンスを比べて違うところはありますか? それによってライブの空気感や緊張感みたいなのも違ったりするのでしょうか?

kono リアクションが全然違います。反応が素直で、アメリカなどに近くてダイレクトに表現してきてくれる気がします。

――音楽と関係なくても構わないのですが、台湾に行ったら必ず足を運ぶようなお気に入りのスポットはありますか?

kono 個人的なお店なのですが、飛行機の模型ショップがお気に入りで、必ず行ってます。日本に売っていない模型がたくさんあり、楽しいです。お店の名前が出てこない……。

――台湾のバンドやアーティストとの交流があると思いますが、仲良しなのは誰ですか? また台湾のバンドおよびライブハウスのシーンは実際現地で見るとどんな感じなのでしょうか?

kono 割とワンマンかフェスで行く事が多かったのですが、特に仲良いバンドさんはいないかなと思います。

中国を含む海外について


――台湾以外では、北京、上海をツアーでまわりますが、これらの地は初めてですか? 今回これらの場所をブッキングした経緯は?


kono 初めてです。香港には以前行った事があります。今回は、同時に4社ほどのイベンターさんからオファーがあり、日本のte'のクリエイティブマンのイベンターさんが台湾人の方なので、彼女に選んでいただきました。彼女の方が中国事情はよくわかっているので、僕たちだけでは判断が難しいので。

――アジア圏以外の北米やヨーロッパなど、これまで海外でのライブをたくさん経験してきていると思いますが、いくつか思い出深いステージを挙げるとしたら何になりますか?

kono アメリカも素晴らしかったです。とにかく盛り上がる。そして、適当。ライブさせてもらえずに、帰れと言われたライブハウスもありました。全く意味がわからなかったでしたが……。移動時間が14時間とかで、ライブ会場に間に合わないところもありました。代わりのライブハウスを用意してもらいましたが、ホテルの1階で爆音NGで1曲で辞めて帰った日もありました。1曲なのに、グッズが死ぬほど売れた記憶があります(笑)。

――また、何かハプニングとかはありましたか? 空港で荷物が紛失したとか、知らない場所で迷子になったとか何でもいいのであれば教えてください。

kono アメリカからの帰国日にオーバーブッキングで、日本行きの飛行機に乗れないというのがありました。メンバー一同、大ブーイングでしたが、5万円の謝礼金と帰りのビジネスクラスと高級ホテル宿泊、3食付きで勘弁してくださいということで、大満足で帰りました(笑)。

――海外に行くと、なかなか日本では見られないようなアーティストのライブも見れたりしますが、現地で体験したライブで「これは凄かったなぁ」というアーティストとか誰かいますか?

kono 前回のForms fesに出た時の一つ前に出ていたバンド(名前忘れましたが)のCDは買いました。ライブがめちゃくちゃ良かったです。

――台湾の質問と被りますが、海外に足を運んだ中でお気に入りのスポットとかあれば教えてください。場所ではなくて、グルメとかでも構いません。

kono 個人的には、アメリカのロスでやっている、飛行機友達のpeformance guitarの菅井さんの工房は毎回行きます。いつか自分モデルのギターを作ってもらいたいです。


クラウドファンディングについて


――今回のキャンペーンは「世界各国の方にte’のライブを観てもらう」という目的でスタートしたものです。今回、クラウドファンディングのプロジェクトを「よし、やってみよう!」と思った決め手は何だったんでしょう?


kono たくさん理由はあるのですが、te'の強みはライブだと思います。DVD制作を海外でやるにはどうしてもお金がかかる。そして、海外の人に映像を届けることがどうしても難しい。そこはずっと悩んでいて、どうにか届ける方法は無いかと考えていた時に話に出たので、やることにしました。また、これが成功すればもっと新しい音楽の活動の仕方が世の中に提案できるのではないかと考えています。

――リターン内容もDVDだけでなく、台湾でのライブの音源CD、Tシャツやトートバッグ、レコーディングに参加できる権利など多彩な内容ですが、これらはバンドのアイデアやmuevoスタッフの意見も取り入れながら決めていったんですか?

kono スタッフと密に話し合いをしながら勧めました。まだまだやれることは出てきていますが、形にしてきたいと思っています。

――特に台湾のファンにとっては自分たちの国で開催したライブの記録ということで、とても嬉しい内容だと思うのですが、台湾のファンに何かメッセージをお願いいたします。また、台湾以外のファンに向けても何かあれば併せてお願いします。

kono 台湾の活動がなければ、もっと活動範囲の狭いバンドになっていたと思います。日本からの距離も近いし、言葉も比較的通じるし、皆さん優しいので、大好きな国です。また、このクラウドが成功したら、もっと世界ツアーのためのクラウドもやりたいと考えています。だからこそ、全世界の人に参加していただきたいです。

――2004年にバンド結成、今年で12年目になりますが、バンドの今後についてはどのように考えていますか? 将来的なビジョンでもいいですし、近々の予定でも構いませんので、現時点でのお考えを聞かせていただけると幸いです。

今後は、大きくなって行くことよりも、もっとたくさんの人に自分たちの音楽を身近に感じていただけるような活動をしたいと考えています。また、キャリアも出てきたので、若いバンドに夢を与えられるようになりたいと思っています。今年は、そのために今までやってこなかったイベントに出たり、若いバンドとやったり、アニメのタイアップもあるので、1つ1つの動きに注目していただくと嬉しいです!


te'のキャンペーン「ポストロックの雄、te’の中国・台湾ツアーファイナル公演映像化プロジェクト」はこちら!

https://www.muevo.jp/campaigns/1072


te'


Guitar : kono 

Bass : matsuda 

Guitar : hiro 


2004年、エモ、ポストハードコア、ポストロックに影響を受けたkonoを中心に結成。アートな響きを湛えたメロディアスなギター、独特なフレーズが炸裂するリズムギター、繊細さの中にも強靭さを兼ね備えたドラム、現代系のエフェクトを駆使したベース。それらが一つになるサウンドスケープは、リスナーの感性の深いところまで刺激する。結成時から現在に至るまで、インストゥルメンタル・バンドの可能性を追求し続ける。


te' オフィシャルホームページ

http://te-band.com/


■關於台灣
――在海外也在積極活動的te’,到目前為止總共在台灣舉辦了7次Live。可以這樣持續地前往台灣演出,我想很大的原因是跟當地粉絲的支持有關。請問,你們跟台灣的交流是從什麼時候開始的呢?或是你們一開始為什麼會想要嘗試在台灣辦演出呢?



kono:2007年10月,我們因為台灣的『2007 MegaPort Festival in台湾』而有機會在台灣演出。從那個時候開始我們就開始定期在台灣舉辦Live。那次的演出,我們雖然不是主要的演出人員,觀眾卻很熱情的向我們喊安可。最厲害的是就連下一個要演出的樂團也跟我們說他們想看我們演出,讓我們嚇了一跳。當下我們覺得這個國家的粉絲都好誠實,讓我們好感動。隔天我們竟然上了台灣新聞的一整頁版面讓我們嚇了一跳。


――目前為止在台灣的演出中印象最深刻的事情是什麼?

我跟hiro在舉辦one man演出的隔天,把肚子搞壞了。所以那天我們沒辦法去觀光反而第一次去了海外的醫院,打了四支點滴。原本以為語言會不通,但是沒想到竟然蠻通的,所以最後我們順利地回到日本了。從那時候開始,我開始只吃有過過火的東西(笑)。還有,舉辦了残響祭也很開心。


――日本的觀眾跟台灣的觀眾有什麼不同呢?因為那個不同點,演出的空氣感或緊張感也會不一樣嗎?


反應完全不一樣。台灣觀眾的反應非常直接,跟美國人比較相近,會非常直接的表達。


――跟音樂完全沒有關係也沒有關係,請問到台灣有必到的景點嗎?


雖然是很小的店,但是有一間我很喜歡的飛機模型店,我每一次一定都會去報到。那裡有很多日本沒有賣的模型,真的很有趣,但是我不記得店的名字了...。


――我想你們應該也有與台灣的樂團或是歌手們交流,請問在這其中,你們有特別要好的朋友嗎?或是請問你們親自看到台灣的樂團演出後有什麼感覺呢?


我們比較常去one man演出或是去音樂祭,所以並沒有特別要好的樂團朋友。


■關於包含中國的海外

――除了台灣之外,這次你們也將在北京和上海演出,請問你們是第一次到北京與上海嗎?為什麼你們這次決定到這些地方演出呢?


是第一次演出沒有錯。香港之前我們有去過。而促成這次演出是因為同時有大約4間活動舉辦者邀情我,而日本的te’的負責人是台灣人,所以是她幫我決定的。因為她也非常了解中國的情況,所以真的非常幸運,不然光是靠我們我想是很難判斷的。


――除了亞洲地區,像是北美或是歐洲,我想你們也有很多演出經驗,請問可以舉例幾個讓你們印象深刻的演出嗎?


美國的演出經驗真的非常棒。總之就是非常嗨。然後,他們很隨便。有一些Live House竟然不讓我們演出就把我們趕走了。完全不知道發生什麼事了...。還有光是移動過去就要花14個小時的Live House,結果我們到那已經來不及演出了。雖然那時臨時找了代替的場地,但是因為那個場地是在旅館的一樓,所以因為我們聲音太大,只唱了一首我們就被趕走了。但是那天雖然我們只唱了一首,周邊商品卻大熱賣(笑)真的不知道發生什麼事了。



――請問還有什麼有趣的事嗎?像是在機場行李不見、迷路之類的,什麼都可以請跟我們說。


我們要從美國回日本的時候,發生了航空公司搞錯我們的定位,所以我們無法坐上飛機的事件。雖然那時我們有點不開心,但是後來航空公司給了我們五萬日圓的慰問金,回程還讓我們坐商務艙,又讓我們住高級旅館還付三餐的高級飲食,所以我們最後很滿足的回日本了(笑)。


――去到海外,應該可以看到很多日本看不到的演出,請問在海外你們看過的演出中,有特別讓你們印象深刻的嗎?


我們上次去參加Forms fes的時候,我買了在我們前一個演出的樂團的CD(雖然我忘了他們的名字)。他們的演出真的很棒。


――雖然在關於台灣的問題裡面也問到了,請問你們到國外有一定會去的景點嗎?或是,可以介紹給我們海外的美食嗎?


當我到美國洛杉磯演出時,一定會到菅井先生的吉他工房。總有一天我也想在那邊請他幫我做專屬於我的吉他。


■關於群眾合資


――這次群眾合資的活動,是以「讓世界各地的粉絲觀看到te’」為目的開始的。請問為何你們會決定開始這次的群眾合資活動呢?


雖然這個問題有很多答案,但是我想te’最強的還是現場演出。如果只是發行DVD,在海外其實非常困難,如何銷售也將是一個問題。這一直是我們的煩惱,而在我們商量這件實情的時候,我們想到了群眾合資這個方法,所以我們就決定開始這個企劃了。如果這次我們可以成功的話,說不定這種方法將會是音樂活動的一種新的模式。



――關於你們的回饋,也不只是DVD,還有台灣演出的CD、T-shirt、托特包、可以參與錄音的權利等很多形式。請問這都是你們的意見,還是你們也有採用muevo工作人員的意見呢?


我們跟muevo的工作人員開了很多次會,在他們的介紹下我們採用了很多他們的想法。我想除了這些還有很多可能性,希望將來可以一一將他們實現。



――特別是對於台灣的粉絲來講,可以參與在自己國家的演出紀錄,相信對他們來說是非常誘人的內容。請問你們有沒有什麼話想要對台灣的粉絲說的呢?或是如果你們有什麼想對其他國家的粉絲說的話也請告訴我們。


如果我們沒有機會參與台灣的演出,我想我們將會是一個演出範圍相當狹窄的樂團。台灣離日本很近,語言相較與其他國家也比較可以溝通,而且大家都很親切,是我們最喜歡的國家。因此如果這次的群眾合資成功,我們想為更多國家的粉絲進行群眾合資活動。因此,希望這次的合資,全世界的粉絲都可以加入我們。


――從2004年成立開始,你們已經成立第12年了。請問將來,你們想要有什麼發展嗎?接近願景的想法也沒有關係,是實際的預定也沒有關係,請告訴我們現階段你們的想法。


將來,比起壯大我們的聲勢。我們會比較想讓更多人可以近距離的體驗到我們的音樂。還有,我們的活動相較起來比較穩定了,所以我們想成為可以給予年輕樂團夢想的樂團。今年,我們就是因為抱持著這種想法,所以實踐了許多我們一直沒有舉辦過的演出,像是跟年輕樂團一起演出,或是跟動漫合作。如果大家可以關注我們的一舉一動,我們會很開心!


muevo

https://www.muevo.jp/campaigns/1072