京都出身5人組ロックバンド・LOCAL CONNECT。
高校時代に前身バンドを結成。その後9年越しにISATO (Vo)、Daiki (Vo&Gt)、まーきー (Gt)、しゅうま (Ba)、Natsuki (Dr)と、現メンバー5人が揃い、LOCAL CONNECTに改名した。
その後、LOCAL CONNECTとして初のミニアルバム『過去ツナグ未来』をリリース。 収録曲のひとつ「幸せのありか」は、日テレ系TVアニメ『俺物語!!』のエンディングテーマに大抜擢。同時に、リード曲「コスモループ」は全国18局のパワープレイに選出されるなど、新人バンドながらに大きな注目を集めた。 翌年にはセカンドミニアルバム『7RAILS』をリリース。収録曲「Gold」はSPACE SHOWER TV にてオンエアされるという、2作品連続で大手メディアにピックアップされることとなった。
ライブ活動では、全国リリースツアーを完遂。ツアーファイナルとして地元京都で行ったワンマンライブ、東京でのワンマンライブ、双方共にソールドアウトを叩き出し、世間からの注目具合を結果として表した彼ら。
昨年にはワーナーミュージック・ジャパンへ移籍し、初シングル『スターライト』を発売。この曲はTBS『有田ジェネレーション』エンディングテーマ曲、カップリング曲「Power Song」はQAB琉球朝日放送『めざせ甲子園!』のテーマ曲へと、またもやメディアでの大抜擢を決めたのだ。
乗りに乗るロックバンド・LOCAL CONNECT。 彼らの魅力はISATO とDaikiによる美しいハーモニーで送るツインボーカルと練り込まれたバンドアンサンブルにある。そして、彼らの曲にはいつもメッセージが秘められている。色んな思い、自分自身の気持ち、それぞれが投影された歌詞は聴いている人にも考える余地を与え、勇気や元気を与えるものになっている。
そんな彼らが音楽に込めるメッセージや、LOCAL CONNECTの魅力について、紹介していきたいと思う。
●【MV】LOCAL CONNECT - コスモループ
ファーストミニアルバム『過去ツナグ未来』のトップナンバーを飾る「コスモループ」。 聴いてもらえばわかるだろう。ファーストアルバムに収録されている作品とは思えないほどのハイクオリティに驚かざるを得ない。
ツインボーカルのハーモニー、透明感と優しさに重点を置いたギターサウンド、ささやかながらなめらかにしっかりとグルーヴを描くリズムセクションという塩梅のつけ方が絶妙だ。
がむしゃらに音を掻き鳴らす若手バンドの熱量というよりも、イメージする世界を余すことなく表現するために考え、緻密に作り上げたアートのような感覚にも近い。 ISATOとDaikiの歌声は双方共にクリアなハイトーンを難なく繰り出し、高い歌唱力を見せているのも、聴き心地の良さの一つ。 そして音像のスケールの大きさももちろんだが、生命と生命の繋がりを題材とした歌詞の壮大さにも注目したい。
ひとりの命から始まり、すべての命に繋がっては巡る。こうして世界は成り立っているんだというどこか哲学的で文学的な言葉たちを、ひとつひとつ大切に歌い上げている。
しかし、ただの常識あるいはきれいごとだけではなく、「答えは一つも無くて 最期なんてたった一つで」と、世の中の世知辛さや、ひとりから見た”自分の存在”の小ささにも触れているところが、聴いていてほっと安らぐところでもある。
●【MV】 LOCAL CONNECT - Gold
セカンドミニアルバム『7RAILS』よりリード曲を。
先述の曲よりもアグレッシブなアプローチになり、ビリビリと尖った熱を感じるロックミュージックとなっている。
ピュアクリーンに響き渡るISATO、泥臭さを漂わすDaiki。二人のボーカルは違う特色を持つはずなのに、とても似通って聴こえる。
特に歌い出しから交互に歌うのだが、切り替わりがとてもナチュラルで、劇的な変化を感じない。ツインボーカルとなると、普通はその差が曲内で雰囲気を変える要素となるのだが、LOCAL CONNECTの場合それがないのだ。
その分一つの楽曲への統一性が他のツインボーカルバンドに比べるととても高い。
しっかりと聴き分けると違う声なのだが、これほど密接して絡み合うツインボーカルはとても貴重な存在だろう。そのマッチング具合が特に認識できるのがこの楽曲となっている。
メリハリをつけたバンドアンサンブルは緩急をつけながら最後まで物語を紡ぐように駆け抜ける。爽快なロックサウンドだ。
嘘偽りも虚勢も見せかけも、すべて剥がして身一つで、心のままありたいという信念と、人とそうして触れ合っていたいという願いが込められたメッセージ性強い歌詞を追いながら聴いてみてほしい。
●【MV】LOCAL CONNECT - ROAD
最後は、昨年末にリリースされたサードミニアルバム『未完成』のスタートを飾る爽やかなナンバー。
レーベルを移籍し、新たなスタートを切ったLOCAL CONNECTにふさわしい壮大な音楽であり、夢を追う道筋を描いた楽曲となっている。
今までと比べ、より開放感あるサウンドメイクと伸び伸びとした歌声をチョイスしたことが、壮大な音楽という印象を受ける要因となっているのだろう。 そして、笑顔で歌うMVもとても印象的だ。
目の前に見える大きな道に対して、「やってやるぞ!」という意思が強く反映された歌詞。その強い信念を歌声に乗せて届けられると、どうにも彼らを応援したくなってしまう。
そして「ROAD」は、夢に向かって突き進むすべての人たちへの応援歌でもある。 迷ったり、くじけそうになった時。ぜひともこの曲を聴いてみてほしい。きっとあなたの力となってくれることだろう。
現在も地元である京都に在住し、音楽活動を着実に広げているLOCAL CONNECT。 “人と人の繋がりを大切に”が彼らのモットーだという。
そんな彼らが全国に赴き、音楽を通して繋がり合う機会が増えてきている。東京・大阪・名古屋・福岡ではワンマンライブも開催が決まっているそうだ。
彼らの思いをぜひ会場で体感してみてほしい。そして、音楽を通して心が繋がり合う瞬間を楽しんでほしい。
【リリース情報】
3rd mini Album『未完成』
1. ROAD
2. 優シイ人
3. 呼吸
4. 泣いてよ
5. ふたり
6. スターライト
7. 想い、願い、歌う
【Twitter】https://twitter.com/local_connect