力強くエモーショナルな歌声で魅せる実力派シンガー、佐藤アスカ。
北海道北見市で生まれた彼女は、4歳の頃からエレクトーンを習い、発表会で母親から褒められたことで音楽に興味を持つように。さらに、地元近辺のカラオケ大会などで歌ううちに「人前で歌い表現する」ことに強く惹かれるようになったという。
そして、小学校低学年のとき、当時流行っていたTVアニメのヒロインが大衆の眼前で歌い人の心を打つシーンを見たことが決定的な経験となり、アーティストを志すように。当時まだ今ほどメジャーなジャンルではなかったアニメソングを歌うことでなかなか受け入れられない日々、母に夢をなかなか理解してもらえない経験がありながらも、「NHKのど自慢」が地元北見市で開催された際に出場し、鬼塚ちひろの「月光」を歌って審査員特別賞を受賞したことをきっかけに、母の理解を得たそうだ。
「生きる為に歌い、この想いを奏でる」という確かな決意を胸に、高校卒業後は札幌にある音楽の専門学校に入学。多くを学びながら作詞作曲を行い、ライブ活動もスタートした彼女。専門学校に通いながらラジオ局のアシスタントとしても働き、ゲスト出演するアーティストを見て学んだという。
2015年には、タカハシグループ全道カラオケアワーズに出場してグランプリ受賞。北海道の音楽制作プロダクション「I've」のメインクリエイターである高瀬一矢に見出され、「I've ORIGINAL Compilations - F-ive elements -」に参加した。
・佐藤アスカ 1st album "Re:HORIZON" preview(試聴)
佐藤アスカの初のアルバムであり、これまでのアーティスト人生の一つの区切りとなった作品「Re:HORIZON」。その視聴動画では、全12曲の収録曲のうち、代表的な3曲をダイジェストで聴くことができる。
まずは、アルバムの幕開けを飾る1曲目「Survivers」。壮大なサウンドに乗せて彼女の伸びやかなボーカルが響き、「生きる」という力強いメッセージ、魂の鼓動が音楽となって聴き手の心を揺さぶってくる。作曲・編曲を高瀬一矢氏が自ら手がけている点にも注目してほしい。
続く「Penetrate」は、アルバムでは8曲目、後半の重要な場面で登場する楽曲。I've Soundの持ち味である4つ打ちのパワフルなビートが特に色濃く前面に出たナンバーで、デジタルな音像の中に疾走感や熱量を感じさせてくれる。
そして、アルバムのタイトルナンバーにもなっている「Re:HORIZON」。ミディアムなビートの中で繊細なメロディがくり広げられ、等身大の言葉で感情と決意が歌われている。透明感のある音楽世界が描く希望の景色に、心打たれること間違いなしだ。
「Survivers」「Penetrate」ともに佐藤アスカ自身が作詞を手がけており、「聴いている人に向けて、生きる希望となるような曲になれば」という思いで詞を書いたという。このアルバムも「コロナ禍の中で聴き手の皆に対して何ができるのだろうか」と考えたことがきっかけとなり、音源を届けようと思って制作に至ったそうだ。
今後はPCゲーム「AMBITIOUS MISSION」の主題歌担当など、新たなタイアップも控えている佐藤アスカ。
楽曲のタイアップやツアー、ワンマンライブなどさらなる活動の展開に向けて意欲を語ってくれており、特にライブに関して「生でインパクトのあるパフォーマンスを届ける」ことへの熱意が今は特に強いという。
2022/05/27
【ライブ情報】
『真・NAMIの 皆様一緒に踊り語りましょう!』第百夜記念回☆ in TOKYO