東京を中心に精力的に活動中の日本語ロックバンド、RESERVOIR (レザボア)。
また、Vo.ショウヘイナガノのハスキーヴォイスで切なく歌い上げられる楽曲が、よりリアリティを増している。
90~00年初期の古き良き懐かしさや、熱さ、エモさ、切なさを兼ね備えた楽曲と、熱量の高いライブにより、
着々とリスナーや対バン、ライブハウスからも支持を獲得し、動員数も増加中。
・RESERVOIR 「カーテンコール」Music Video
疾走感のあるロックチューンを鳴らす楽曲『カーテンコール』。
1990年代後半~2000年代初頭のクオリティ・質感を限りなく再現したというMV同様に、
楽曲にもその時代の音楽の空気感が漂う。
たとえばコーラスがかった質感のギターや歪みの伴う歌声、メロディーラインなど、
その当時、音楽にたくさん触れて生きた世代にはたまらないものがあるだろう。
「この時代のロック・カルチャーに憧れがあり、それを自分達なりに表現したかった。
この頃の大衆にささるポップスとしてのロックバンドをめざしており、それをわかりやすく表現した」
というその狙いは、間違いなく成功している。
この楽曲をきっかけとして、当時の音楽に興味を持つ人も多いのではないだろうか。
・RESERVOIR 「SIRY」Music Video
フィルム調で撮影した、ドキュメンタリーのような雰囲気のMVが印象的な楽曲『SIRY』。
荒めの歪みと美しいコーラスワーク、誰の耳にも心地よく響くエヴァーグリーンな雰囲気のメロディーライン、
そしてもちろん映像の質感。
そこにはやはり90~00年初期の音楽の空気感があり、どうしたってエモーショナルに響く。
たとえばいつかの自身の青春に触れるように。
それは描かれる言葉たちも同様だ。
≪泣いたり笑ったり繰り返し ずっとこのままそう思っていた さよなら≫
と歌う言葉に香るノスタルジーと旅立ちの空気感は、青春そのもの。
・RESERVOIR 「SUEDE」(Live -2020.2.9 1st EP「Bitter & Sweet」Release Party)
全ての楽曲において「エモーショナル、切ないという部分を大切にしている」という彼ら。
歌詞では「どこか切なくて、でも光りを見出し走る」という世界観を描く。
豊潤な歪みを伴うサウンドもそんな世界観を忠実に音にし、感情が爆発するような、はち切れそうな切なさを鳴らす。
それは夏の終わりの空気感のように、聴く人の心をぎゅっとさせるだろう。
バンドの作詞はすべてVo./Gt.のショウヘイナガノが担当。
青春・ロマンチックな歌詞を意識していて、どこかかわいらしさを感じる言葉選びが特徴的だ。
自身では「“耳に残るパワーワードを大切に”という意識で描いていることが、キャッチーで分かりやすい部分につながると思う」
と話す。
そんな言葉一つ一つを噛み締めるも良し、サウンドに飲み込まれるも良し。
そのどちらからでも、ぐっとくることは間違いない。
バンドとしてストリート・シーンを大切にしており、
実際にストリートで出会った仲間とともに、音楽以外の部分でも表現をしている彼ら。
たとえばジャケットで河村康輔氏(http://www.studiozaide.com/Kosuke_kawamura/information.html)、
グッズデザインでGUCCIMAZE氏(http://yutakawaguchi.com/)といった、
多方面で活躍しているアーティストとのコラボが見られるなど、アートの部分にもこだわりがある。
そんなRESERVOIRだが、現在は制作活動をメインにしており、年内にはリリースもいくつか予定されている。
さらに「現在制作中の楽曲たちはRESERVOIRとして新しい音楽性のアプローチをしている。サウンド面でもガラッと変わる。
楽しみにしていて欲しい」との言葉ももらっているので、続報に期待して待っておこう。
ライブシーンに関しても「2マンイベントなどを重ね、お互いの音楽をぶつけあっていきたい。
また、サーキットイベントなどにも積極的に出演し、多くの方に聴いてもらいたい」と話してくれた。
「自分達の大切にしているストリート・シーンで活躍している人たちをひっくるめて、ジャンルレスなイベントをやりたい。
RESERVOIR含め、今の若者たちの勢いのあるカルチャー・ストリートの波にのり、盛り上げていきたい」
とも考えている彼らなので、今後の展開からは目が離せない。
【リリース情報】
2021年9月22日より配信予定
【ライブ情報】
2021/09/23 (木・祝)