うらきす ━━ アイドルがYouTube界に続々参戦！その先頭を走るのは？！

2005年にサービスを開始した「YouTube」。開始当初は動画共有サイトとしてアングラな存在であったが、ここ数年で急成長を遂げ、今では誰もが手軽に視聴する動画サイトとなった。これほどまでに認知度が高くなったのは、やはりYouTuberの存在が大きい。

YouTuberとは、その名の通り“YouTube上で動画を投稿する人”を指す。最近では、「将来なりたい職業ランキング」にもランクインするほど人気ぶりだ。

一口にYouTuberといっても、ゲーム実況、メイク動画配信、グッズ紹介、ネタ動画配信など、動画のジャンルは数多く存在する。だからこそ何がヒットするかわからない、夢のあるコンテンツでもあるのだ。その中でも、急激に盛り上がりを見せているのが「YouTuberアイドル」だ。現在多くのアイドルがYouTubeで動画投稿をしていることをご存知だろうか。今回は、その先駆けとなったうらきすをご紹介したい。

うらきすは、鷹野日南、中山星香、太田和さくら、谷藤海咲、石井美音奈、大江麗菜の6名で活動するYouTuberだ。アイドルとしてはKissBeeというグループ名で活動している。2014年のオーディションをきっかけに集められたメンバーから始動し、はじめは3名でスタート。メンバーチェンジを経て、現在に至る。

KissBeeとしてのアイドル活動では、月1の定期公演やワンマンライブ、8枚に及ぶシングルのみならずアルバムやDVDも多くリリース済み。2016年にはデビュー１年半にしてオリコンデイリー1位獲得するなど、しっかりと功績を残している。その一方で、昨年秋からアイドル活動と並行して、うらきす名義でのYouTuberの活躍にも本腰を入れ、現在も様々な企画にチャレンジしている。

「アイドルがYouTuber」と聞いても、ごくたまに更新しては可愛いオフショットを映した動画だろうと思われがちだが、彼女たちはひと味違う。動画で取り上げるジャンルの幅広さと物事への貪欲さは数あるYouTuberアイドルの中でも随一。アイドルらしさを活かした「踊ってみた動画」は可愛くもあり、ハイクオリティなダンスに度肝を抜かれる。その他にも“街中で○○してみた”などのチャレンジ動画やお色気動画など、自らをさらけ出し、楽しいことに直球でぶつかっているのだ。

“自分”を余すことなく見せ、世界に発信している。今回は、そんな彼女たちの、本気のYouTuber姿をお届けしたい。

●超人気YouTuberのエンディング曲で踊ってみた！第一弾【はじめしゃちょー/HikakinTV/フィッシャーズ /東海オンエア/ヒカル/禁断ボーイズ/うらきす】

まずは彼女たちのチャンネル内でも大人気な“踊ってみた”の動画から紹介したい。新たなシリーズとして、人気YouTuberのエンディング曲に自らがオリジナル振付をつけて踊るという斬新な動画となっている。メドレー形式で次々と音楽が変わっていくなかで、軽やかなステップとしなやかなでキレの良いダンスを次々と披露していく。笑顔で爽快に踊る姿からは、彼女たちのアイドル的センスを存分に感じられるだろう。それと同時に、彼女たちのハイクオリティなダンスも堪能できる。ガールズピップホップのような華やかでリズミカルな振付はとても難しく、細部までこだわられている。アイドルKissBeeとしてのポテンシャルの高さを知ることとなるだろう。

そして最後は彼女たち自身の番組の曲であり、昨年夏にリリースされた全国流通シングル「どっきんふわっふー」で締めくくる。それまでのクールでかっこいいダンスとは違い、キュートな曲調に合わせた可愛らしい振付なのがとても良い。

動画のラスト10秒は、疲れたように息をする3人が映り、YouTuberらしい仕上がりになっている。完璧なアイドルじゃない瞬間を見せてくれることに親近感を覚え、「一人の女の子たちが頑張ってる」ということに応援したくなる気持ちが沸いてくる。

●【音フェチ/ASMR】＃1『ぱっ』【美少女の唇/作業用BGM/癒しの睡眠】

次にご紹介するのは、メンバーの唇の音のみを集めた音フェチ動画だ。かなりマニアックな仕上がりになっている。唇を閉じては離すを繰り返して、「ぱっ」という音をひたすら出し続ける１分間。不思議と画面を食い入って見つめてしまうほどの中毒性がある。全面アップにメンバー全員の可愛らしい顔が映る中、可愛い口元からこぼれるのはちょっぴりセクシーな音。フェティシズムをくすぐられるのはもちろん、彼女たちがいつもよりさらに可愛く見えてきて、知らぬ間に心を掴まれている…なんてことも。

うらきすの動画には、音フェチシリーズも多く、ゼリーを吸う「ジュル」、ひたすらに小声でつぶやく「ぷちゅ」など、ドキドキハラハラしてしまう動画がいくつも公開されている。

きれいなまま歌って踊る姿を見せるというのが今までのアイドルだったが、そんな時代に彼女たちはもういないのだ。ちょっと遊びの効いたことに挑んでは、色んな人の心をくすぐる。歌やダンス以外の“自分”を使って、楽しいことを表現する。それがうらきすなのだ。

●好きなことで、生きていく -うらきす- YouTube