関東を中心に活動するシンガーソングライター・そよなほまれ。

ミュージカルを通して演技を学び、高校時代は全国大会2位に選ばれるほど、高い評価を受けた。その後、持ち前の演技力と運動神経を活かして女優や舞台役者として活動する一方、大人気女性雑誌withのサポーターとしての活動や、サロンモデルなどをはじめとしたモデル業でも活躍を見せる彼女は、常に自分を表現するための方法を追求する。

2015年、彼女は新たな表現の道を開拓することとなった。シンガーソングライターとして、“歌”で自分を表現するのだった。

ミュージカルを学んでいた経験もあり、兼ねてから歌うことが好きだった彼女は、ピアノと共にステージで歌うことをはじめた。ライブハウスを中心に、よみうりランドや、横浜はまテラスなどの、野外イベントにも出演。

現在は月1回は都内でライブ活動を行い、年に1回ワンマンライブを開催しているとのことだ。

徐々にシンガーソングライターとしてもエンジンをかけつつあるそよなほまれに、muevo voiceではいち早く注目。楽曲を通して、期待のシンガーソングライター・そよなほまれについてご紹介したいと思う。



●カーネーション(赤)/そよなほまれ



彼女の唯一のリリース作品である「カーネーション(赤)」は、誰しもが大切に思う家族や母親への愛の気持ちを等身大に綴った一曲である。

やわらかなメロディを、軽やかな指使いで奏でていく彼女のピアノはとても綺麗で、あたたかな気持ちを思い人へ運ぶように流れてゆく。

そしてミュージカル譲りの高らかな歌声は、透明感がありすうっと伸びていく。言葉溢れる歌詞を一つも濁さずクリアに聞こえるようにはっきりと歌い、歌詞に込められた思いをひとつも逃すことなく丁寧に紡いでいる。

感謝を込めた歌詞に秘められる大きな愛を表現するように、ひとつひとつの言葉を噛みしめるように歌う。その歌声を聴くと、自分の頭の中にも大切な人が浮かんできては、その人への感謝や愛が溢れていく。

当たり前の毎日を生きるからこそ、忘れがちな身近な人への感謝。いなくなってから思い返すには、遅すぎる。自分が生まれた時からそばにいてくれて、無償の愛を与えてくれた母親への思いは、普段は照れくさくて考えることも避けがちだが、その大切さを「カーネーション(赤)」を聴くことでふと思い知ることとなる。

この曲を聴くと心があたたかくなり、無性に母親に会いたくなる。

赤いカーネーションの花言葉は「母への愛」。母の日でも良いし、特別な記念日でなくても良い。この曲と共に、最愛なる母へ、真っ赤なカーネーションを送ってみてはいかがだろうか。


ミュージカルは、歌に乗せてその時々の感情や状況を、ありのまま素直に歌うのが特徴だ。心の声を代弁する歌詞は、嬉しい時はとびきり幸せな気持ちを、悲しい時はとことんどん底を歌う。そよなほまれの楽曲も同様だ。彼女が抱いた思いを、ありのままピアノと共に生み出す。だからこそ何の邪念もなく、偽りもない。その正直な思いが、リスナーの心を揺るがすカギとなるのだ。

その大切なカギを武器に、そよなほまれは今後も多くの楽曲を生み出すことだろう。

偽りない心を歌う彼女の音楽がたくさん育っていく未来が、とてもとても楽しみだ。


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