「思い描く自分」をまっすぐに目指す意志、そして「ありのままの自分で居続ける」という決意を歌うアイドル、松林てろる。

大阪・東京を拠点に活動するソロアイドルの彼女は、アニメや漫画などのポップカルチャーをベースに王道のロックアイドルのエッセンスを取り込み、独自のサブカル的な世界観を作り上げてきた。

現在は関西地下アイドルシーンをけん引する一人として、勢いをもって活動している。

そんな松林てろるがアニメなどのカルチャーに目覚めたのは高校生の頃。

その奥深さ、楽しさにのめり込んでいく一方で、「オタク」という枠に入れられ、友だちがいなくなる経験もしたという。

好きなものを好きだと言うだけで周囲から否定されたことで、「周りの目が怖い」「好きなものを諦める」という悔しい思いをしたこともあったそうだ。

そんな彼女を救ったのが、「アイドル」という文化だ。

現実の人間として活動しながら、アニメの登場人物のように自分のキャラクターを作り上げるアイドルたちの姿は、彼女に「自分がどうあるかは自分が決めていいんだ」という気持ちを抱かせたという。

そんな経緯もあって、彼女は自身のアイドル活動に「たとえ今の自分と理想の自分が離れていても、好きなように、なりたいものを目指していい」「変わりたい気持ちや挑戦する勇気は無駄じゃない」というメッセージを込めている。自身の本当の経験が生きているからこそ、松林てろるの歌やパフォーマンスは、真摯な力強さを持っている。



●1st ALBUM 『Phanatic STARMINE』


各種サービスでダウンロード販売やストリーミング配信中の1stフルアルバム『Phanatic STARMINE』は、松林てろるの代表作だ。

そこに収録されているのは、彼女のエモーショナルな歌唱が印象的な8曲のオリジナルソング。ダンスビートとキャチーなメロディで聴かせるポップチューン「むんらび!」やアニソン調のシンフォニックなロックナンバー「Bloomin' iolite」、サビの高揚感が一発で脳裏に刻まれる「BINARY PRIZM」など、それぞれが違った個性で魅せてくれる。

自ら「曲がいいアイドル」と名乗っているように、その楽曲はメジャーアイドルに負けないクオリティとインパクトがあり、松林てろるという存在をより印象づける。

彼女のアイドルシンガーとしての魅力を体感できる名盤に仕上がっていて、必聴だ。



アニメとアイドル。同じサブカルチャーに属する2つの文化をこよなく愛し、それらの融合やさらなる発展を目指す松林てろる。

将来的にはアニメタイアップソングなどを歌うことも目指しているそうで、よりディープで面白い「サブカルチャー」を形作るために前進を続けている。

強い個性でアイドルシーンを突き進む彼女の活躍に、ますます注目していこう。


【ライブ情報】

1stワンマンライブ「Dear My Astraea East&West tour FINAL-battle and occupation-<for Solo>」


2019年2月23日(土)大阪福島LIVE SQUARE2nd LINE

OPEN18:00 / START19:00(21:00終演予定)

前売り2500円/当日3000円(1ドリンク別)


【e+】 http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002278663P0030001

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