北海道発、ストレートな歌声で等身大の想いを歌う女性シンガーソングライター、栞寧(しおね)。

幼少期から家族と「RISING SUN ROCK FESTIVAL」などの音楽フェスに通い、音楽が好きな少女だったという彼女は、小学生の頃にはピアノを、中学生ではギターを始めるなど、演奏にも親しんできた。一方で、「自分自身がステージに立って歌う」ということへの自信は持てず、高校卒業後は専門学校でPA(裏方)を学ぶ道を選んだという。
そんな彼女の転機となったのが、路上で弾き語りをしていたとあるミュージシャンとの出会いだ。その人物と一緒に歌うことから自身も歌う道へと入っていったという栞寧は、やがて自分一人でもギターを抱えて歌うようになったそうだ。
彼女のシンガーソングライターとしての活動開始は2016年。それから翌年にはミニアルバム「Honest」を配信リリースし、北海道のFMラジオ局AIR-G'の番組に多数出演するなど、地元に根付いたアーティストとして飛躍した。
さらに、2018年にはAIR-G'の番組「イマリアル」内で自分のコーナーを持つなど、ますます活動の場を広げている栞寧。初のワンマンライブも成功を収め、その勢いは留まるところを知らない。


・太陽



「太陽」は、ミニアルバム『Honest』のリード曲となり、栞寧にとっては代表曲として知られている一曲だ。

力強くも軽快なアコースティックギターを壮大できらびやかなサウンドが包み、その中で彼女の伸びやかな歌声が響くこの曲。「進まなければ変わらない」という言葉がストレートなボーカルで吐き出され、優しく強く背中を押してくれるようなパワーをもって響いてくる。
キャッチーで高揚感たっぷりのメロディがそんなメッセージをより引き立てて印象強くし、一発で記憶に残るキラーチューンだ。


・Honest

リード曲の「太陽」だけでなく、『Honest』の他の収録曲にも注目していきたい。
2曲目に収録されている「絵本」は、「太陽」とは打って変わって静かで切ないイントロから始まるミドルナンバーだ。豊かな情景描写の果てに希望が開けるようなストーリー性のある歌詞が印象的で、じんわりと心に染み入る。
続く一曲「ぬいぐるみ」は、巧みな曲展開と流れるようなメロディワークが聴き手の感情をぐいぐいと揺さぶり、地に足のついた感動を生み出す。
アルバムの最後を飾る「本当のこと」は、イントロから疾走感を見せるロックナンバーだ。勢いのある8ビートと軽やかなアコースティックサウンドの絡みが心地よく、インパクトのあるサビが後味のいいエンディング感を描いている。
全4曲。どこにも隙がなく、親しみやすい中にも確かなメッセージ性を含んでいる名盤だ。


一人のシンガーソングライターとして、栞寧が確かな歌唱力とメロディセンス、そしてそれに裏打ちされたカリスマ性を持っているのは、その楽曲を見ても間違いない。

地元北海道を舞台に、彼女がアーティストとしてどんな成長を遂げていくのか。その軌跡に、これからも注目だ。

【Twitter】https://twitter.com/1019shione


【ライブ情報】

・4月15日

4/15(月) SPiCE(ex.DUCE Sapporo)

『LOKA TRAP'N ROCK TOUR~Acoustic Ver.』

OPEN18:30 START19:00

前売¥1,500 当日¥2,000(+1Drink) 


・4月17日

■タイトル:Make Happy!!

■日程:2019年4月17日(水)

■時間:OPEN 18:00 START 18:30

■会場:代官山 LOOP 

〒150-0035 東京都渋谷区鉢山町13-12 B1

http://www.live-loop.com/

■チケット:

<前売>¥3,000

<当日>¥3,500

※入場時にドリンク代が別途必要


・4月18日

会場:下北沢モナレコード Live Space

詳細はTwitterにて、後日発表