「昭和歌謡系シンガーソングライター」として、ユニークな世界観を展開するアーティスト、下町ノ夏(したまちのなつ)。

ポップスバンド「AFFECT」のボーカルとして活動し、4度のワンマンライブを成功させるなど実績を重ねてきた彼女は、バンドの活動休止後に「SAKI」名義でソロ活動をスタート。2016年4月には現在の「下町ノ夏」へと改名し、精力的な活動をくり広げてきた。
その名前の由来は「下町(東京都足立区)出身、夏生まれ」というプロフィールから。その情景が思い浮かぶようなストーリーを、昭和歌謡などをルーツとしたサウンドに乗せて描き出し、懐かしくも新鮮な音像を見せている。
これまでに同時発売のシングル「YELLOW」「NAVY」やクラウドファンディングによって制作したアルバム「Amber Cafe」などを発表し、一方でInstagramでは60年代から現代までの音楽を幅広くカバーして投稿したりと、さまざまなかたちで話題に。ルミネ北千住の公式Instagramでは地元スポット巡りのモデルを担当するなど、故郷の足立区と結びついた活動も行ってきた。
新世代の歌謡シンガーソングライターとして、幅広い層から注目を集める存在だ。




・下町ノ夏 「雨の街」MV 




1stシングル「NAVY」の収録曲で、アルバム「Amber Cafe」にも収録された「雨の街」は、下町ノ夏の代表曲と言える一曲だ。 

そのサウンドから漂うのは、圧倒的な昭和歌謡感。メロディの展開や伸び方、ギターのフレーズの入れ方やコード進行からは、歌謡曲やフォークソング、ニューミュージックなどの匂いが確かに漂ってくる。
それでいて、現代的なポップソングとしてもしっかりとキャッチーに聴かせてくれるのも見どころ。歌謡ファンにとってはどこか懐かしく、若い世代にとっては新鮮でありながらも受け入れやすい一曲に仕上がっている。
彼女の「昭和歌謡系シンガーソングライター」というスタンスを象徴するナンバーとして、まず聴いてみてほしい。




・下町ノ夏「未完成のラブストーリー」Short MV 




こちらもアルバム「Amber Cafe」の収録曲のひとつ「未完成のラブストーリー」。ムーディーでトレンディな風が吹く、昔ながらのシティポップナンバーに仕上がっている。 

現代を映しながらもその雰囲気はまさに昭和~平成初期のトレンディドラマのようで、ノスタルジックなストーリーと合わさって、いい意味でシュールな世界観が生まれているのも注目ポイントだ。
古き良きセンスと現代ならではの新鮮な空気の両方を取り入れたユニークな一曲として聴いてみよう。



下町、夏、昭和歌謡。そんなルーツをたっぷりと盛り込んだ楽曲の数々で、唯一無二の世界を描き出す下町ノ夏。幅広い層から受け入れられる大きなポテンシャルを秘めた彼女が、これからどんな活躍を見せてくれるのかますます期待が高まる。 

楽曲のクオリティやライブパフォーマンスの魅力はもちろん、雑貨屋を目指していたこともあるという経験から作られる魅力的なグッズなど、アーティストとしての総合的な世界観も彼女の見どころだ。
ミュージシャンとしての目標は「Billboard Tokyoで歌うこと」。そのステージへ、そしてその先へ向けて前進を続ける下町ノ夏のさらなる活動に、今後も注目してほしい。




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