Limeism(リーメイズム)/ 寺島礼美。

中華系2世のシンガーソングライター“リーメイ”によるプロジェクト。
自ら作詞・作曲を行い、ピアノと歌による演奏で、オリジナル曲と中国の曲を届けている。


活動の中心は都内とオンライン配信。

配信は、Mildom(ミルダム)やBIGO LIVE、TikTokなど様々なプラットフォームで展開している。
また、船橋のジャズバー『Coquelicot(コクリコット)』にも定期的に出演中。

幼少の頃からピアノを演奏していたが、より本格的に音楽に向かったきっかけは、父が他界したこと。

「人間いつどうなるかわらかないので、少しでも好きなことをやったほうがいい」と考えるようになった。


それまでは普通に学校へ通い、卒業して就職するつもりだったが、ここがターニングポイントとなり、2020年に活動を開始。
以降、「国籍にとらわれずに、いろんな要素を取り入れた音楽を奏でていきたい」という思いのもと、発信を続けている。




・『Motto Motto 一起来!!』 Music Video レコーディング編



「中国楽器が入っているところがポイント。中国語と日本語を混ぜているが、これほど混ざっている曲は珍しいと思う。MVにはレコーディングの様子もドキュメンタリー的に入っている」と話す1曲『Motto Motto 一起来!!』。


二胡の澄んだ音色から香る異国情緒と、J-POPのど真ん中を突き抜けそうなほどにキャッチーなメロディーライン。そして中国語と日本語の違和感のない混ざり具合。ありそうでない、しかし確かに誰もが耳心地よく聴くことが出来るという、高いオリジナリティと大衆性を同時に感じる楽曲だ。


日本語の響きと、中国語の響きのリズムや発声の違いが堪能できるというのも、一つのポイントだろう。



・『くじらざめ』Music Video 歌詞付き – Limeism



「海で走り込んだところが思い出深い。抽象的な映像となっているので、見た人の想像におまかせしたい」というMVも印象的な楽曲『くじらざめ』。


「コード進行は坂本龍一さんの『戦場のメリークリスマス』から引用している」とも紹介してくれた同曲では、それもあってか、全体的な雰囲気にも『戦場のメリークリスマス』同様の、ドラマチックな切なさが香る。


そんなサウンドに、美しく凛とした響きの中に感情を込めて歌い上げる彼女の声が乗ると、楽曲はさらに吸引力を増す。
その世界観の中に、どっぷりと引き込まれてしまう1曲だ。


・【テレサ・テン】時の流れに身をまかせ piano &vocal cover



「1番を日本語、2番を中国語で歌っている。日本と台湾(中華圏)、両方の国で愛されているテレサ・テンを尊敬し憧れている」とコメントをくれた同作は、『時の流れに身をまかせ』のピアノ弾き語りカバー。


誰もが知る、言わずと知れた大名曲『時の流れに身をまかせ』。描かれる言葉やメロディーライン、そしてもちろん歌声からも多分に感じられる情緒のようなものは、この楽曲ならではのものだろう。


そんな同曲だけに、歌う際にはその情緒のようなものをしっかりと描けるかがポイントになる。そしてこのカバーでは、それを確かに描いているのだ。

きっと誰が聴いても、心の中の懐かしさのようなものを刺激され、ぐっとくることだろう。



今後の展望を伺ってみると「たくさん曲を作って、多くの人たちに届けていきたい」と答えてくれた彼女。


中国語と日本語で歌を届けることが出来るというオリジナリティ。

それを音楽性にも上手くクロスオーバーさせることが出来て、さらに美しい歌声と高い表現力の持ち主でもある。


そんな彼女の歌が、この先もたくさんの人の心を惹きつけることは間違いない。

是非、今後の発信もチェックしていっていただきたい。


【ライブ情報】


■2023年6月17日(土)大阪ライブ
情報はLimeism Twitterに掲載します

■2023年9月9日(土)満月祭

https://twitter.com/tokyotokai

詳細は今後発表されます。