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macico 煌めくサウンドでポップを昇華する、洗練された音楽グループ

macico 煌めくサウンドでポップを昇華する、洗練された音楽グループ

muevo編集部にリクエストが寄せられた「気になるアーティスト」を紹介するmuevo pick up。今回はmacicoの登場です。



平成世代の男女3人による音楽グループmacico。

メンバーはギターや作曲、アレンジなどを担当する「堀田コウキ」、鍵盤やコーラスを担当する「ゆきの」、ボーカルの「小林斗夢」という3人だ。ゆきのは、FMおだわら『アイドル放送局』のパーソナリティも務めている。
macicoというグループの始まりは、2015年。当時は小林斗夢と日向文という二人のデュオだった。しかしのちに日向文が脱退。その後堀田らが加入し、2017年からは現メンバーを含めた5人組のバンドとして活動することに。そしてその2年後、2019年3月からは現在の3人組体制となった。
そんな紆余曲折あったグループだが、その音楽性は活動開始当初と現在では大きく異なる。デュオ時代のmacicoはポップスの要素が強い音楽を奏でていたように思える(実際にポップス・デュオとして紹介されることもあった)が、現在のmacicoにはハウスやブラックミュージックなどの様々な音楽の要素が感じられる。もちろんポップな要素は十分にあるが、より音楽的に洗練された印象だ。
2019年11月28日には現体制になって初めてのミニアルバム「Qi」もリリース。2月12日からはそんな「Qi」のサブスク配信も解禁された。読み方は「きゅーあい」だが、元々のネーミングの由来は「気(キ→ki→Qi)」だというこのアルバム。心の内側の動きや目には映らないものに絡めた楽曲が多いこのアルバムには、そんな「気」という言葉が実にマッチする。
今後の活動と合わせて、そんなアルバムにも注目だ。




・macico – Qi 




「曇天の、誰もいない海辺で孤独にダンスする人をイメージした」というこの楽曲は、流線的に煌めくサウンドが印象的だ。アルバムの中で一番トラック数が多い楽曲ということで、耳にはたくさんの音色が飛び込んでくるが、そのどれもがキラキラした雰囲気を放つ。しかしビート自体はそこまでアップテンポではないので、どこか曇天的。美しいサウンドの曲でありながら、晴れやかすぎないというのがこの曲を個性的にしている所以だろう。 

楽曲制作の際に影響をうけたのはくるりの「world's end supernova」だという。確かに同楽曲にもダンサブルなムードがあり、それでいて晴れやかになりすぎていないという点では似ているところも感じられる。同バンドや同楽曲が好きな人には間違いなくハマるサウンドだ。




・macico – mood 



R&Bのムードを感じるこの曲。メロディーも適度にHIPHOP的な部分があったりと、様々なジャンルの楽曲をmacico的に再構築した楽曲という印象だ。

「頭にこびりついて離れない感情・シーンを回想するイメージ」で作った楽曲だといい、随所に散りばめられているボイスサンプルも「耳に残るような音にしている」という。ハンドクラップの音も、そんなボイスサンプル同様に耳に残ってくる。
アルバム全体を通して、ポップさとより音楽的な部分をうまく融合させている印象を受けるが、この曲は中でもそれが上手く行えているように感じられる。まさに今のmacicoを象徴するような曲の一つだといえるだろう。




・macico – 消せないテレビジョン 




この曲は元々、4年ほど前、まだ堀田がmacicoに入る前にデモとして録りためていた曲だという。その楽曲をmacicoでリアレンジして作成された。メロディーからは特にポップさが感じられるが、歌われているのはフリーターとして1年間過ごしていた時期の≪退屈と焦り≫だという。実際歌詞でも≪同じような傷を探し続けてた≫、≪Hey Siri 明日も雨は続くの?≫と重ための心情が描かれている。そんな重たさとポップさの相違が気持ち良い楽曲だといえる。 

特にメロディックに聞こえる楽曲であるゆえに、この楽曲ではボーカル小林の歌声がより耳に入ってくる。高いトーンで綺麗に抜けていく歌声が印象的で、それは楽曲に浮遊感を与えている。そんな浮遊感は、重たさとポップさのバランサーとして絶妙な役割を担っているといえるだろう。



ミニアルバム「Qi」は実に完成度の高いアルバムだ。どの楽曲もポップでありながら洗練されていて、聴き応えは抜群。そんなアルバムのサブスク解禁は、音楽リスナーにとってはうれしい限りだといえる。まずはこのアルバムを通して聴いてみるのがおすすめだ。 

頻繁にライブをやる方ではないというmacico。ただnoteでラジオ配信をしていたりと、人となりに触れる機会はあったりもする。良いムードで良いトーンで話す3人の会話は実に心地よい。そこから入ってみるというのもまた、一つのきっかけだろう。




【HP】https://macico.amebaownd.com/


【note】https://note.com/macico


【Twitter】https://twitter.com/macico_official?s=20


【YouTube】https://www.youtube.com/channel/UCzs4_i0FkUr2Oyd7F8S2p3g/featured



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