沖縄県出身のシンガーソングライター、下地正晃。 

2005年、ネイビー&アイボリーのボーカルとしてメジャーテビューを果たすと、デビュー曲「指輪」は第38回日本有線大賞新人賞を受賞。ウェディングソングの定番としても人気を博し、ロングヒットとなった。

その後、2013年のユニット活動休止を機に本格的にソロ活動をスタート。ユニット時代はボーカリストとして活動しており、「できた曲をどうやってそれを歌うのか?」ということを主に考えてきた彼だったが、ソロになってからは作詞作曲もこなす。

環境は著しく変化したが、「今までは用意されていたところで歌っていたのが、全部自分で準備しないといけないようになって、ファンの方との関わり方も意識が変わっていった。より密になっていった。」「だからもっとライブパフォーマンスを意識するようになった。」と、その変化は良い方に作用。一人のミュージシャンとしての奥行が深まり、ますます魅力的なミュージシャンになっていることは間違いない。

今改めて注目したいシンガーソングライターの一人だ。




・下地正晃「幸せ」Music Video/ Masaaki Shimoji "shiawase" 




艶があって、優しくて暖かい。まるでビロードのような手触りの歌声を放つ下地。そんな彼特有のベルベットボイスを堪能できるようなまろやかなテンポで届けられる、珠玉のバラードソング「幸せ」。

この楽曲は、認知症となったオバアと久々に再会した際の様子を綴った、切なくも温かいオバアへのラヴソングだ。それゆえメロディーラインや全体のサウンドには切なさや愛しさが充満しており、彼の歌声はそれをさらに増幅させる。

そこに沖縄色の強いサウンドも織り交ぜているところがまた、たまらない。故郷沖縄のオバアの姿が浮かぶようなサウンドで、切なさや愛しさはさらに倍増。心がぎゅっとなる1曲だ。




・下地正晃「君となら」Music Video / Masaaki Shimoji "kimitonara" 




≪ごめんね今日も友達のふりして...≫≪誰にも紹介できない気持ち 嘘つかなきゃいけないって気持ち≫≪重ねていたいのは嘘じゃなくて愛なのに≫≪ねえ、僕ら何も悪くないよね?ただ想いのままに愛し合ってるだけ≫と、堂々と誰かに関係を明かせないような二人の愛を思わせる歌詞が印象的な楽曲「君となら」。 

もどかしさ、やりきれなさの詰まった歌詞の世界観だが、歌う声やサウンドにはやはりしっかりと強い愛があり、切なさの中にも希望は光る。誰も味方がいない愛かもしれないが、少なくとも二人だけはお互いの味方。そんなムードを感じるサウンドや歌声になっているので、同じような境遇にある人はきっと、心を包まれたような気持ちになれるのではないだろうか。



スマッシュヒットとなったネイビー&アイボリー時代の楽曲「指輪」。ただそんな指輪のヒットだけで満足するつもりは彼にはさらさらない。もう一度多くの人に届く楽曲を作るべく、日々音楽と向き合っている。 

そう。これは、彼の自分への挑戦の物語だ。




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