前身バンドでの活動を経て大学の同級生で結成された彼らは、「毎日」を生きるという当たり前の中にある新鮮な発見・出会いを求めながら自分たちの音楽を作っている。
2019年に活動を開始してコンスタントなライブで瞬く間に名古屋の音楽シーンで知られるようになったNIL ad9。3月にはバンドの方向性を見せる初の音源「demo.01」を会場限定で発表し、この音源が名古屋を中心にタワーレコード一部店舗で販売されるなど、注目を集めた。
その後も着実にライブ活動を続けており、その音楽は、現在進行形で多くの人に届き続けている。
・アサッテ
NIL ad9の音楽性を示す「demo.01」の収録曲のひとつ、「アサッテ」。そこには、リード曲としてのキャッチーさと、ひとつのバンドとしての個性が両立している。
息のぴったり合ったアンサンブルや疾走感のあるサウンドは、邦楽ギターロックの王道を突き進む確かなパワーがある。一方で、ただ力強いだけではない、いい意味で力を抜いてリラックスしたような柔らかさが感じられるのも大きなポイントだ。
「明日」では足りない。さらにその向こうの「明後日」の方へ。そう歌うメロディは、ボーカルSONEの透き通るようなハイトーンボイスと合わさることで、幻想的なほどの清涼感を生み出している。「明後日の方」という本来なら全く違う方向を示す言葉をキーワードにしている点にも、未知の未来を追い求めるようなポジティブなメッセージが感じられる。
「やりたいことをやろう」という、何よりも純粋な気持ちをコンセプトに音楽を作り上げているという彼ら。この「アサッテ」からは、そんなグッドメロディを突き詰めるバンドの姿勢が読み取れる。
NIL ad9としての活動開始からおよそ半年。もう既に、彼らの音楽は確かな個性を光として放ち、耳の早いギターロックファンの間でその名前が知られつつある。自分たちの目指す音楽をまっすぐに追求し続ける彼らがこの先どのように景色を広げていくのか、今から期待が高まる。
音楽と、その根底にある「自分」の追求。そして「この過程が誰かの心に響くならば僕らはどこへでも鳴らしに行く」という活動スタンス。そこには、純粋な音楽への愛がある。
今後は「MiMiNOKOROCK FES JAPAN」や「SAKAE SP-RING」などの注目イベントへの出演も予定され、ますます存在感を増しているNI ad9。その探求の旅を、これからも目撃していこう。
【公式HP】
【Twitter】
【イベント情報】
2019/06/01[Sat]
SAKAE SP-RING 2019
PLACE Twee Hall
OPEN / START 15:30
ADV / DOOR ¥3800
ACT NIL ad9 / andmore.....
2019/06/18[Tue]
This is LAST『愛憎』Release Tour
PLACE 名古屋 APOLLO BASE
OPEN / START 18:30 / 19:00
ADV / DOOR ¥2000 / ¥2500
ACT NIL ad9 / This is LAST / PLUE / Beard Brown / ofulover
2019/06/28[Fri]
otter hangout “阿吽の呼吸ツアー”
PLACE 新栄APOLLO BASE
OPEN / START 18:30 / 19:00
ADV / DOOR ¥2300 / ¥2800
ACT NIL ad9 / otter hangout / andmore...