長野県出身、現在は東京都内を中心に活動するロックバンド、Os Ossos(オズ・オッソス)。

メンバーはVo.Gt.上原浩樹、Gt.堀内拓也、Ba.櫻井善彦、Dr.藤森聖乃の4人。当初は「Sentimental boys」として活動をスタートし、甘く柔らかい音像とノスタルジーを感じさせる詞世界によって国内インディーシーンで話題を集めてきた。
2017年にはEggsレーベルよりミニアルバム「青春が過ぎてゆく」をリリースして全国的な知名度を高め、その後もシングル「ここではないどこか / 夜明けの夢」やフルアルバム「Festival」などコンスタントに作品を発表。2019年に入ってからはバンド名を現在の「Os Ossos」に改名し、ミニマルに柔らかさを見せる音楽性の響きをますます体現してきた。
改名後も配信シングル「付箋」やシングル「フォーカス」をリリースするなど、実験的なサウンドとポップさを両立させた独自の世界観を研ぎ澄ませ続けている。


・Os Ossos - フォーカス (official audio) 

最新作として2019年6月にリリースされた「フォーカス」は、静謐な空気の中に重ねられていくサウンドが淡い情景を見せるナンバーだ。
タイトな中にもフックを効かせたリズム隊のビート、自在にアンサンブルの表情を操るギターとシンセのフレーズ、その中で落ち着いた大人の色気を感じさせるVo.Gt.上原の歌声。多彩なジャンルのアプローチを取り込んだ色鮮やかなサウンドはノスタルジックな感情を呼び起こさせ、幻想的な詞世界と合わさってひとつのストーリーを築いている。
懐かしさと新しさの両方を併せ持ち、Os Ossosのコンセプトを体現したような一曲だ。


・Sentimental boys - ユーモアを聴かせて (official video) 

Sentimental boys名義の頃のアルバム「Festival」に収録された「ユーモアを聴かせて」は、心に染み入るポップさの中にも挑戦的な作風が含まれた一曲だ。
強烈なインパクトのあるイントロから音像の奥深くに聴き手を惹きこむようなアンサンブルが展開され、メロディアスなボーカルがキャッチーな響きを感じさせつつも、飛び道具的なフレーズが絶妙なフックとなっている。
詩集を開いたような幻想的な空気と日記を紐解いたような懐かしい空気が混ざり合って、胸を焦がすキラーチューンに仕上がっている。



新鮮でありながらも過去の思い出を呼び起こさせるOs Ossosの音楽は、彼らの掲げるテーマのひとつである「ニュー・スタンダード・ミュージック」をまさに体現していると言えるだろう。
唯一無二の世界観を描き出す楽曲の数々には、「自分たちにしかできない音楽をぶれずに作り続けていく」という彼らの音楽活動のビジョンが確かに表れている。
確固たる個性を持ったサウンド・詞世界で今後どのような情景を見せてくれるのか、Os Ossosの紡ぎ出す音楽からますます目が離せない。さらなる活動情報は、彼らの公式HPなどから要チェックだ。


【公式HP】https://www.osossos.com/


【Twitter】https://www.osossos.com/


【リリース情報】


Os Ossos / Single「フォーカス」
2019.06.12 Release | ¥800
01. フォーカス
02. 付箋- IRONSTONE remix -




Sentimental boys / 2nd Full Album「Festival」 

2018.08.29 Release | ¥2,300
01. ワイプアウト
02. 蜻蛉になって
03. 夜明けの夢
04. ユーモアを聴かせて
05. Festival
06. 情緒
07. 気のあう二人
08. アパート
09. 青春が過ぎてゆく
10. 誰もいない夏


【イベント情報】 

11/4 長野・松本4会場サーキット
「GURUGURU 2019」


12/13 東京・吉祥寺WARP 

Curtaincalls & WARP presents
「花を燃やす vol.2」
w/ Curtaincalls(2マンLive)


1/24 東京・下北沢SHELTER


paonia × Os Ossos presents

「年輪-第三回-」
w/ paionia (2マンLive)