神戸発、淡い音像とキャッチーなメロディで、儚く優しい憂いの感情を描き出すロックバンド、フラスコテーション。

2017年に結成された彼らは、地元神戸を拠点に精力的なライブ活動やリリースを展開。次世代の邦楽ロックシーン、ライブハウスシーンを担う気鋭のバンドとして話題を呼んでいる。
活動初期に音楽配信サイト「eggs」で公開したデモ音源「三角形」がいきなりデイリー1位を記録し、「十代白書」など若手バンドの登竜門と言えるコンテストや地元イベントに出演するなど、始動直後から大きな注目を集めてきたフラスコテーション。2018年3月にはHIGH BEAM RECORDSより1st E.P.「儚心劇化」をリリースして全国流通デビューを果たし、53本に及ぶ全国ツアーの中でMINAMI WHEEL 2018などの大型イベントにも出演して、その名前を全国に知らしめてきた。
さらに、同年11月には2nd E.P.「イノセントユートピアE.P.」をリリースしてまたもや大規模な全国ツアーを成功させている。その活動スタイルは徹底的に「ライブ」を重視していて、年間およそ100本のライブで自身の世界観をダイレクトに伝える生粋のライブバンドとして成長を遂げてきた。
2019年10月23日には、最新作となる3rd E.P. 「人の為の愛、人の憂いに謳う」をリリース。レーベルメイトであるPICKLESとのカップリングツアー「泣いてしまうなら迎えに行っちゃうわよツアー」を控えるなど、その勢いはますます大きくなっている。


・泣いてしまえば 

https://www.indiesmusic.com/musicvideo/video.asp?id=13715

最新作「人の為の愛、人の憂いに謳う」のリード曲となる「泣いてしまえば」は、突き抜けるようなギターロックサウンドと淡く切ない詞世界が印象的な王道のロックナンバーだ。

厳しい現実の中にも確かな希望を見出すメッセージは力強く優しく染み入り、きらびやかなギターフレーズを軸にしたアンサンブルは疾走感たっぷりにそれを押し出す。キャッチーさの中にも確かなインパクトを持ったキラーチューンと言えるだろう。


・赤に溺れる 

「泣いてしまえば」以外の最新作収録曲も紹介していこう。

2曲目「赤に溺れる」は、爽やかな清涼感が響いた1曲目とは打って変わって、ソリッドなサウンドが歌ものギターロックとしての鋭さを感じさせるナンバーだ。

鋭利で攻撃的なアンサンブルの中にもフラスコテーションの持ち味であるポップな味わいは確かに感じられて、Vo.Gt.佐藤摩実の歌声も大人びた雰囲気の中にエモーショナルな響きを含ませていて印象的だ。

ざらついたギターサウンドと極上の歪みをもってうねるベース、タイトかつパワフルに土台を支えるドラムの一体感も魅力的で、ライブバンドとして戦い抜いてきたメンバー4人の技巧を感じさせてくれる。


・spark 

「人の為の愛、人の憂いに謳う」の最後を飾る「spark」は、開放的なイントロから始まるストーリーが、鮮やかなノスタルジーを描き出す壮大なロックチューンだ。

「忘れてしまうんだ、忘れてしまうならそれでいいんだ」と歌うメッセージが、ただ切ないだけではない、前に進む決意も見せている。

その余韻は聴き終えた後も頭の中にエンディングとしてじんわりと広がって、感情を揺さぶってくれる。

渾身の3曲を収録した最新作「人の為の愛、人の憂いに謳う」でバンドとしての表現の新境地とさらなる成長を見せるフラスコテーション。10月26日より始まるPICKLESとのカップリングツアー「泣いてしまうなら迎えに行っちゃうわよツアー」でどんなステージを見せ、その先にどんなストーリーを描いてくれるのか、今から期待が高まる。

彼らの最大の魅力は、その感情をダイレクトに伝える「ライブ」にある。今後のツアー日程やライブ日程をチェックして、ぜひ会場に足を運んでみよう。


【公式HP】

https://www.frascotation.com/

【Twitter】

https://twitter.com/frascotation_


【リリース情報】


フラスコテーション「人の為の愛、人の憂いに謳う」

HIGH BEAM RECORDS

¥1100 (税込)

01. 泣いてしまえば

02. 赤に溺れる

03. Spark

https://www.indiesmusic.com/item/?id=31321



▼泣いてしまうなら迎えに行っちゃうわよツアースケジュール