バーチャルボーカリスト、高峰伊織(たかみねいおり)。
2018年6月より活動をスタートさせると、ジャズのバックボーンを活かした、ジャズクラシック的楽曲からジャズとポップスを掛け合わせて再構築したような楽曲、あるいはJamiroquai/Virtual Insanityといったようなジャズ畑以外の楽曲のジャズアレンジバージョンまで様々な音楽を発信。丸みを帯びた温かみのある歌声や多様で独特な音楽生で多くのファンを虜にしている。
オリジナルアルバムのリリースにも積極的で、2018年12月30日にジャズスタンダードナンバーで構成されたアルバム「Daydream Jazz」を発表すると、翌2019年8月には初めてのオリジナルアルバム「POLESTAR」をリリース。さらに同年12月にも、2ndオリジナルアルバム「nil」を発売した。
昨年には3枚目のオリジナルアルバム「Eudemonia」を発表し、その音が届く範囲をどんどんと広げている。
・♪夜色トリップ/高峰伊織【Official MV】
またこの楽曲に関しては「2サビ後に3拍子になる部分も是非聴いて欲しいです」というコメントももらっており、実際に2サビ後からガラッとムードが変わる。よりジャズ色が濃くなるそのパートで一気に引き込まれる人も多いはずだ。
サウンドの雰囲気はおもちゃ箱のような面白くてかわいらしいサウンドになっているが、歌われている歌詞には≪悩んで自分で選び取った答えが結局は正しくって≫と、夢を追いかける人に刺さるような言葉も多く散りばめられている。そのギャップもまたこの楽曲の一つの魅力だろう。
ジャズポップス的な穏やかでメロディックな楽曲「yawn」に、先の「spaceship」。現代的なフィメールラップ色が感じられる「sakana」や、アダルトで切ない雰囲気に溢れた「melty」などといったように、まさしくバラエティ豊かな楽曲群の、聴き応えたっぷりなアルバムとなっている。
・【oritoitoとしてのユニット活動の始動】
また、彼女は、2020年12月よりバーチャルピアニストのイトイとのバーチャル音楽ユニット「oritoito」としての活動も開始した。
自身らが3DCGであることを活かした音楽ライブを行ったり、バーチャル空間に誰もが気軽に訪れることができるようなジャズバーを制作したりといった活動も計画しているという。2月12日(金)からは、「weekly-cover」という、oritoitoによる週ごとにショートサイズのカバー動画を投稿する企画も始まったので、こちらも併せてチェックしてみよう。
「等身大でできることをできる範囲で活動を続けながら、高峰伊織の音楽や活動を通して誰かをわくわくさせることができたらそれが一番嬉しいです」という彼女。
サウンドや彼女の丸くて温かい歌声、そして“バーチャルボーカリスト”として存在感は今後もさらに増していくことは間違いない、高峰伊織はそう思わせてくれるボーカリストだ。
是非これからの活動もしっかりと追いかけて、彼女の音楽を聞き逃さないようにしてほしい。
【YouTube】
■高峰伊織
https://www.youtube.com/channel/UCksCLL04bRIe61wnzZ7vXRg?
■oritoito
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