中低域にガツンと来るようなボーカルから繊細でスモーキーなボーカルまで、いろいろな声を聴かせてくれるシンガーソングライター、にゃんぞぬデシ。
一風変わったアーティスト名は、飼っていた猫「にゃんぞう」の弟子という意味が込められている。
中学2年生の時に3,000円で中古のエレキギターを購入し、楽曲制作をスタート。レコード会社にデモを送りつつ、高校2年生の時にライブ活動を開始。その後モナレコードが主催するオーディションにてグランプリを獲得し、1stミニアルバム「はじめまして。17才です。ハッピーエンド建設中。」をリリースした。その後もライブ活動・リリースと精力的に活動を重ねていき、これまでにバンド編成でのワンマンライブを4回経験。
98年生まれの若干21歳とは思えないような存在感のあるボーカルが魅力で、音数の多い楽曲であっても、必要最低限の音数の楽曲であってもその声が埋もれてしまったり浮いてしまったりはしない。楽曲の持つ心象風景にぴたりとはまる声を出せるような、非常に高い表現力を持ったミュージシャンだ。
・にゃんぞぬデシ - 勘違い心拍数
テレビ東京ドラマ24「Iターン」のオープニングテーマとして使用された楽曲。
「普段言いたくても言えないこと」、「本当はみんなが思っているけど表には出せないこと」を代弁するような歌詞世界で、空気を読むことを最大限に重視するような、現代日本社会に対してのアンチテーゼ感を漂わせる。
そんな強い雰囲気を持つ歌詞に対して、全体的にスモーキーで透明感のあるボーカルを響かせているので、楽曲や歌詞がスッと入ってくる。耳なじみの良いメロディーもあり、歌詞テーマに対して雰囲気が重たくなりすぎていないところがこの楽曲の魅力だ。
・にゃんぞぬデシ - 同じ空の下どころか
冒頭、印象的なサウンドから始まるアップテンポなナンバー。バッキングの軽快さによって、聞いていると身体が自然と弾んでくる。
またこの楽曲では、にゃんぞぬデシの表現力の高さ、音域の広さをしっかりと体感することができる。サビの「同じ空の下どころか」という部分の入りではぐっと下から唸るようなトーンで入るが、その前の「わたしの掌だけ」という部分では空まで届くような透き通ったハイトーンボイスを披露している。
間奏で入るジャズピアノソロも、にゃんぞぬデシの声・世界観とマッチしていて、一聴の価値アリだ。
・にゃんぞぬデシ - ネゴト
ヴァイオリニスト斎藤ネコがヴァイオリンを担当した一曲。
牧歌的な雰囲気のあるヴァイオリンサウンド、アコースティックを主体としたバンドサウンドが全体をやわらかい雰囲気に仕上げ、そこににゃんぞぬデシの透明度の高いボーカルが馴染む。
ハイトーン部分であっても、耳に刺さるような痛い声にならないのがにゃんぞぬデシの声の特徴であり魅力。この楽曲は全体的にサウンドが柔らかい雰囲気になっているので、ボーカルもハイトーンで透明度の高い部分が多くなっている。
にゃんぞぬデシならではの柔らかいハイトーンボイスをたっぷり堪能できる曲だ。
心を揺さぶるような多彩な声を持つにゃんぞぬデシ。そんなにゃんぞぬデシの魅力をより体感できるのは、やはりライブになるだろう。リリースされる楽曲にはバンドサウンドのものも多くなってくるが、ライブは弾き語りで行うことも多い。
今後はフェスにも多く出て、長く愛してもらえるアーティストになりたいという彼女。実はラジオも好きで、ラジオ番組を持つことも目標の一つだという。音楽を始めるきっかけも、SCHOOL OF LOCK!主催の「閃光ライオットに出たい」ということだったというから筋金入りだ。
今後ますます注目を集めるであろう彼女の動向は、逐一チェックしておきたいところ。
【HP】https://nyanzonudeshi.com/
【Twitter】https://twitter.com/nyanzoudeshi
【Instagram】https://www.instagram.com/nyanzonudeshi/
【リリース情報】
2019.8.10 Release
DOWNLOAD
「勘違い心拍数」
01.勘違い心拍数
テレビ東京 ドラマ24「Iターン」オープニングテーマ
Lyrics&Music by にゃんぞぬデシ
発売元:三毛猫レコーズ
【ライブ情報】
2019/11/22(金)
にゃんぞぬデシ ワンマンライブ
ネコの集会 ~下北沢でいい猫フェスタ~
【会場】東京・下北沢GARDEN
【開場 / 開演】19:00 / 19:30
【料金】
前売り:3,300円 ※ドリンク代別
当日:3,800円 ※ドリンク代別
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