大阪出身のシンガーソングライター、三国未来。
切実さを感じる高音の持ち主で、それでいて耳に痛いわけではなく綺麗な響きをするのが特徴的。抜けの良さも抜群で、静かなサウンドともパワフルなサウンドとも相性が良い。
弾き語りが中心だが時にバンド編成でも行うというライブ活動をスタートしたのは2014年ごろ。元々は軽音楽部でベースをやっていたというが、卒業と同時に解散。それから音楽専門学校のボーカル専攻に進学。オリジナル制作やライブ活動に励んでいった。
その後2017年に1stシングル"あいした"をリリース(現在はソールドアウト)。翌2018年には2ndシングル"さよならはいいたくない"、3rdシングル“副流煙”を立て続けに発売。2019年にも1st EP“これがただの恋だとしても”をリリースするなど、着実に歩みを進めてきた。
この2020年1月には、世界最大規模のバンドコンテスト「エマージェンザジャパンSSW予選」にチャレンジし、見事2位通過。続く3月の予選でも4位通過を果たし、セミファイナルに進出。セミファイナル及びファイナルは現在新型コロナウイルスの影響で「1年後のほぼ同時期に継続開催を目指す」ということになっているが、ここまで進むだけの高い評価を得ているということは間違いない。
「自信のない女の子に届けばいい」「ありのままでもいいし、こうなりたいと思ったらそうすればいいと思うよと伝える」ということをコンセプトに活動中の、注目のシンガーソングライターだ。




・[MV]いたかった。/三国未来 




持ち前の感情豊かで切実な歌声で≪愛していたかった/もう戻れない≫と歌うこの楽曲。 

冒頭から≪薄暗い月明かりさえも遮る1DK/愛しい夜と腕の中 呟く「痛い、」≫と、リアルな描写で描かれている。ただでさえリアルな描写になっているのに、それを彼女の切実な歌声でうたうからより鮮明に視覚化され、痛々しいほどに感情が伝わってくる。
サウンドは激しいバンドサウンドとなっているが、強いドラミングやセンチメンタルな歪みを聴かせるギターの中でも歌声の存在感はピカイチ。また後半≪もう忘れていいからね≫と歌うパートでは、強い歌声ではありながらも雰囲気が少し優しげになるという点も印象的だ。
改めて声の魅力や表現力の高さが伝わってくる1曲。




・[MV]触れたら/三国未来 




2020年4月18日にMVが解禁されたばかりの楽曲「触れたら」。 

≪今夜あなたに会えないままで本当に良かった≫≪何かを埋めたい為に愛してるよなんて容易く言ってしまう女になりたくないから≫≪何より不安な顔をしたままで着飾ったって意味ないから≫と歌うその歌詞は、センチメンタルであり愛らしくもあり、そして何より力強い。それを終始アコースティックギターのセンチメンタルなアルペジオと歌声だけというシンプルな編成で奏でるから、すんなりと心に入ってくる。
≪ここで待てば会えるのかなって/期待と欲と裏腹に葛藤≫と、強さだけではなくリアルな弱さも感じられる描写があるという点もポイント。それもまたすんなりとこの曲の言葉や感情を受けいれられる要因の一つだろう。
この楽曲を聴いて、「こんな女性のようにありたい」と感じる人も多いのではないだろうか。



「喋っているだけの時と、ライブの時はイメージが違う。アー写だけで判断して聞くとびっくりすると思う」と語る彼女。高い音や声量、ロングトーンへの評価は特に高く、だからこそライブでは「コールアンドレスポンスとか、煽りとかなく、静かに聞いていただくような感じになる」という。 

直接ライブに足を運んで、その歌声に酔いしれてみると、より一層彼女の魅力は伝わるだろう。




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【ライブ情報】 

・8/23 大阪 歌う魚 単独公演 予定
「夢が醒めるまでは、」


・11/2 大阪 北堀江club vijon ×三国バンド共催 予定

「クリームソーダの泡みたいだ」