奈良県出身、2000年生まれの若きDJ / Producer / Organizer、“Yuuki Yamaguchi”によるソロプロジェクトクト「Yackle」。
10歳の時にテクノやエレクトロなどの音楽に出会い、2013年よりDJとしての音楽活動をスタートさせる。2015年からは作曲活動も始め、同年冬にはコンピレーション企画『FOGPAK』に参加し高い評価を得る。そして翌2016年4月には1stミニ・アルバム『Stalactite Cave』をリリース。日本だけにとどまらずアメリカ、韓国などといった海外からのサポートも受けた。
2016年夏からは自身がオーガナイザーのパーティー「合法」「HAKKUTSU」「Axel」などを全国各地で定期的に開催。また、「中田ヤスタカ(CAPSULE)」ら豪華ゲストを招いたイベントを主催するなど、数百人規模のイベントも成功に導いている。
昨年2019年には高校生活の集大成として、「DÉ DÉ MOUSE」、「三阪咲」、「なかむらみなみ」、「JIN(カワグチジン)」ら合計25名を客演に招いた1stフルアルバム『FRANK THROW』を発表。
さらに同年夏からは同い年のアーティスト吉田凜音と共に、2000年生まれ以降のアーティストコミュニティ「00motion」を始動し、イベント、ラジオ、レーベル等でこれからのシーンを盛り上げることにも尽力する。
この2020年4月には10代最後の作品として、「4s4ki」ら同世代アーティスト16名を客演に招いた2ndフルアルバム『2020』を、主催レーベルの”00motion Records”からリリース。また7月29日にも、自閉症と共に生きる文学的フリースタイルラッパー“GOMESS”との共作名義で楽曲「濃霧 (feat. 芋如来メイ)」をデジタルリリース。それぞれ各種サブスクリプションサービスなどで聴くことが可能だ。
2020年には主催イベントなどがなくなることも多くなったというが、8月末にはさらなるリリースも予定。期待は高まる一方の、若き才能だ。
・Yackle「2020」 Teaser
2020年4月にリリースされた2ndフルアルバム「2020」のティザー動画。
TRAP感のあるサウンドが印象的な1曲目「Feel Like Dying」、浮遊感と疾走感のはざまで揺れ動く2曲目「Drive」、ポップにも聞こえる独特のサウンド感でプリミティブな雰囲気と近未来的な雰囲気を中和させる3曲目「Galactica Trip」と、16名の客演と呼応するようなカラフルな楽曲群が並ぶ。
ティザーではわかりづらいところもあるが、1曲の中に様々な表情を持つ楽曲が並んでいるので、楽曲単位でもアルバム単位でも飽きることなく最後まで聞くことができるだろう。
・Yackle -『Feel Me (feat. DÉ DÉ MOUSE & 三阪咲)』 (Official Music Video)
2019年3月にリリースされた1stフルアルバム『FRANK THROW』に収録されている楽曲。DÉ DÉ MOUSEとYackleが詞曲を仕上げ、ボーカルを三阪咲が担当している。
そんなこの楽曲では、透明感とTRAP的ダンスミュージック感の融合が印象的。透き通るようで気持ちの良いサウンドをふわふわと聞かせていたかと思えば、一転してアンダーグラウンドなまばゆい光線が駆け抜けていく。緩急のある楽曲だが、それでも全体を通して1曲としてきちんと聞けるまとまりがあるのだ。
それだけでも引き込まれるが、この楽曲はさらにメロディーが極めてキャッチー。ポップでもあり没入できるクラブミュージック感もあり、生活に寄り添う心地よさもある。なんとも不思議な魅力を放つ1曲だ。
・GOMESS & Yackle『濃霧 (feat. 芋如来メイ)』Teaser MV
7月29日にリリースされたばかりのGOMESSとの共作シングル「濃霧 (feat. 芋如来メイ)」。
サウンドにはドープな雰囲気が満載。GOMESSのラップもそんなサウンドに負けず劣らずの重みがあり存在感が抜群で、聴いているとどんどんそのサウンドの中に引きずり込まれていく。ティザー後半の畳みかけていく音とラップはもはやGOMESSとYackleのフリースタイルバトルのようにも聞こえてきて、二人の相性の良さを体感することができるだろう。
ティザーではわからないが、実際の楽曲ではラストのノイズ感が秀逸で、思考や感情が破壊されていく雰囲気がある。ぜひサブスクサービスなどで最後まで聞いてもらいたい1曲だ。
・#超合法大阪 2018 After Movie
Yackleが主催しているイベント「合法」。そんな合法の2周年特別版として開催された「超合法」の、拠点地大阪編が「#超合法大阪」だ。この映像はそんな#超合法大阪のアフタームービー。
ピースフルな屋外での様子や、ライブ・DJでの盛り上がりを確認できる。そこに居合わせるお客さんの笑顔から、このイベントが大成功であったことが分かるだろう。
こうしたイベントに行ったことがないという人であっても、こんな雰囲気のイベントであれば抵抗なく参加することができるのではないだろうか。そう思わせてもらえる映像だ。
この2020年には音楽との関わり方も変わってきて、音楽に触れる時間が多くなったという彼。「これまでよりも、さらに突き詰めた作品をリリースしたい」と、どんどん熱量も高まっている。
現在は年末に向け、鋭意作品作りを進めているということなので、次の発表を楽しみに待っておこう。
【読者に一言】
僕が音楽を始めてから、より活動的になったきっかけはカメラマンのTOKKUNさんでした。そういう出会いから道が広がり今に至るので、自分でもそういった活動をしていきたいです。
また、2000年代生まれのアーティストの作品やコンピレーションもリリースしています。若いアーティストさんもどんどん出てくると思うので、ぜひチェックして頂きたいです!
【HP】
【SoundCloud】
【bandcamp】
【YouTube】
https://www.youtube.com/channel/UCH2qUbWgg2-zmFXkNE0XjIw
【Mix cloud】
https://www.mixcloud.com/yackle_yyy/
【Facebook】
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【Instagram】
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【iFlyer】
https://iflyer.tv/ja/artist/50611
【リリース情報】
・GOMESS & Yackle 「濃霧 (feat.芋如来メイ)」
1. 濃霧 (feat.芋如来メイ)
品番 : 00MR-0018
価格 : 250円
発売日 : 7月29日(水)
Download/Streaming : https://big-up.style/Zay9icdqnd
TeaserMovie
・Yackle 2nd Album「2020」
Label : 00motion Records [00MR-14]
Mastering : Makio Hagiya
Artwork : Fetus
01. Feel Like Dying (feat. 4s4ki)
02. Drive (feat. okkaaa)
03. Galactica Trip (feat. uyuni & Saint Vega)
04. Gotcha! (feat. Lilniina)
05. Allday (feat. Lil Steez)
06. Axel (feat. Neibiss)
07. 薄荷 (feat. RYUTO)
08. Change (feat. Umnoise)
09. Take a Step (feat. 珠 鈴)
10. Aspiration (feat. Fetus)
11. BLACK FLAG (feat. RIA & Lil Steez)
12. 19 (feat. Baindali)
【ライブ情報】
8/23 Yackle & Neibiss presents “TYTY”
@Circus Osaka 18:00~22:00
Ticket : http://ptix.at/56oJdV