宮川愛李　新時代のシンデレラガールは恐れずに本格アーティストの道を進む

2000年生まれの10代でありながら、Twitterのフォロワーは20万人に迫る勢いの宮川愛李。またの名を妹子。

“妹子”改め本名の“宮川愛李”として2019年１月からアーティスト活動を始めた。それから約半年後の2019年6月にはデビューミニアルバム「スマホ映えの向こうの世界」を発売。そしてその約半年後、2019年12月からは初の東名阪ワンマンツアーがスタートする。つい最近まで普通の高校生だった彼女は、一足飛びに日本のポップアイコンへと進化しつつある。

音楽的な特徴は、90年代や2000代を感じるような王道ポップソングから、2010年代の電子的ダンサブルソングまでなんでもこなす幅の広さ。今後は自身の作詞作曲楽曲も増やしていく予定だというから、注目度は高まるばかりだ。

・宮川愛李 – Sissy Sky

2019年8月31日放送回より、大人気アニメ「名探偵コナン」のエンディングテーマとして採用された楽曲。煌めくオーケストラと手数の多さを感じるバンドサウンド、そして色鮮やかな音色を奏でるピアノが爆発的にポップだ。しかしメロディーや「空に叫んでみたって返事はない」と歌う歌詞、そして絞り出されるような歌声からは祈りにも似た切なさを感じさせる。苦しみを抱える人に寄り添い手を引っ張りながら、その悩みの向こう側に突き抜けさせてあげる、そんなイメージを抱く仕上がりだ。

少しくもがかった低音も宮川愛李の魅力であることは確か。しかしサビにかけてぐっと音が跳ね上がっていくこの楽曲では、高音の魅力を改めて感じさせる。特に「言葉の裏で」という歌詞における「え」という母音の切り方には、色気すら覚える。

すでにaireen名義で作詞に挑戦している宮川愛李。

今後そこに作曲を加えていく際にも、恐れずに伝えていきたいという。何かを誰かに向けて発表していく時、そこに評価は必ず付く。ましてや音楽ともなれば、後発になればなるほど、自然とその評価は厳しいものになるだろう。しかし「やるからには全力でやる」というモットーのもと、真摯に音楽に取り組んでいく。

今まで応援してきてくれたファンに恩を返せるような存在になりたいという彼女だが、そうしたまっすぐな姿勢で活動していることだけでもすでに一つの恩返しだといえるだろう。

まだまだ本格的なアーティスト活動は始まったばかりなのに、すでにこの注目度の宮川愛李。今後の活躍からもしっかり追いかけていきたい存在だ。

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【リリース情報】

宮川愛李1st Single「Sissy Sky」