大阪府出身の鍵盤奏者・作編曲家、野口紗依子。
関西学院大学メディア情報学科を卒業後、日本コロムビアに就職。
営業・宣伝プロモーターを任務。退社後、プレイヤーに転身。
現在は都内を中心に演奏、ライブサポート、アレンジや楽曲提供などを行なっている。
『RagTag』、『銀幕一楼とTIMECAFE』、『極楽とんぼ山本圭壱バンド け'z』と
様々なバンドのメンバーとしても活動中。
また、YouTubeチャンネル『鍵盤屋SAEKO』も展開している。
・スネ夫(ツイッターより)
自身のTwitterにて、1万2000件以上のリツイート、
5万7000件以上のいいねを集めた(どちらも2021年7月時点)、いわゆるバズった動画。
左手で弾くピアノでベースラインを、右手で弾く鍵盤ハーモニカでメロディーラインを弾く
この動画で奏でているのは、ドラえもんでよく耳にする、スネ夫のテーマソング的な曲だ。
元々がどこかコミカルでポップな雰囲気のある1曲だが、終始カメラ目線での演奏、
そして右手で鍵盤ハーモニカ、左でピアノを弾くというその状況が、そのコミカルさをさらに引き立てている。
弾き終えた後の笑顔にも何ともほっこりする、不思議な満足感のある動画だ。
・【金曜ロードショー Friday Night Fantasy】鍵盤ハーモニカとピアノで弾いてみた【鍵盤ハーモニカ】【ピアノ】
金曜ロードショーの初代テーマ曲『Friday Night Fantasy』を鍵盤ハーモニカとピアノで弾く動画。
「哀愁あるメロディに鍵盤ハーモニカが合っていると思い、弾いた」というその言葉通り、
鍵盤ハーモニカの持つ何ともノスタルジックな哀愁と、
楽曲のメロディーラインが醸し出すノスタルジーが完全にリンク。
それをピアノの美しくも厚みのある音が装飾するから、
その哀愁の中にどんどんと引き込まれていく。
聞いているといつの間にか、いつか見た映画の様子が頭に浮かび上がってくるということもまた、
その哀愁を濃いものにしている一因だろう。
こちらもラストには素敵な笑顔があり、その笑顔で哀愁から解放されていく。
・【I Can't Go Back / RagTag ラグタグ】MV
こちらは所属しているバンド『RagTag』の楽曲。
作曲はほとんど自身で行っているといい、この楽曲『I Can't Go Back』も彼女が作曲を担当している。
柔らかいサウンド感に心地よさを覚え、深みのあるノリが身体を揺らす。
そんないつまでも聞いていたくなるような1曲だ。ベースにドラムに鍵盤にボーカル、
そしてメロディーライン、サビでのコーラスなどどこをとっても耳に気持ち良い。
ジャジーな雰囲気やシティポップのムードもありながら、1ジャンルにおさまりきらないのも魅力的だ。
また、MVは自身で撮影編集まで行っているというのもポイント。
昔ボカロPとして活動していた時代もあり、動画の編集はその頃の経験が活きているそう。
「今はYouTube登録者10万人を目指し動画を上げているが、これをきっかけに
演奏者として興味を持ってもらい、もっと楽曲を聴いてもらいたい」と話す彼女。
YouTubeでの演奏も魅力的であることは間違いないが、
バンドでの演奏や制作する楽曲でもまた確かな輝きを見せる。
登録者10万人という目標も、もっと楽曲を聞いてもらいたいという目標も、
叶えていくことが容易に想像できる。
「個人のオリジナル曲でアルバムを出せたら」という考えもあるそうなので、
そちらにも期待しておこう。
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【リリース情報】
RagTag 配信EP「Primary Colors」各音楽配信サイトで配信中