東京を中心に活動中のバンド、titilulu。(ティーティールールー)
メンバーはvo.「おおたさき」とGt.「kakeru」という2人にサポートメンバー2名を加えた4人組体制だ。
2016年7月の結成以降ポップで印象に残るメロディーや、ボーカルおおたさきの甘めの歌声で奏でられる独特な歌詞などによって少しずつ注目を集めてきた。
サウンドのベースに見受けられるのはオルタナティブロック。強くダンサブルな楽曲もあれば、初期フジファブリック的な抜け感のあるギターロック的楽曲もあり、時にはエレクトロ的な要素を織り交ぜたりもするが、根底を支えているのは攻撃的なギターサウンドだ。メロディックなギターリフや、隙間を埋めるようなギターフレーズまで幅広くこなすギターサウンドが入ることによって、どんな楽曲にもtitiluluらしさが感じられるようになっている。
2018年3月25日には1stミニアルバム「MAGIC MILK」をリリース。収録されている楽曲「サイケデリック七変化」はYouTubeでの再生回数が1万回を超え、「Starry night」はFMラジオでパワープレイにも選ばれるなど、各方面で話題となった。
さらに2019年には11月、12月と連続で配信限定シングルをリリース。その注目度はますます高まっている。
・titilulu – ミッドナイトブルー
2019年11月に配信限定シングルとしてリリースされた楽曲。ギターロック感のあるサウンドが印象的だったtitiluluが、エレクトロの要素を取り込むなど「今までやったことのないことをこの楽曲に込めた」という。
4つ打ちの軽快なビートに、浮遊感のあるスぺ―シーなサウンドがちりばめられているが、もちろんオルタナティブなギターサウンドは消え失せてはいない。ギターロックと浮遊感のあるエレクトロサウンドをうまく融合し、ダンサブルでありながらチル感もあるサウンドを生み出すことに成功している。
そんな浮遊感・チル感のあるサウンドに合わせて、ボーカルおおたさきの歌声もやや息の成分が多めになっているように感じられる。それもまた楽曲全体の独特な浮遊感に繋がっているといえるだろう。
・titilulu – Merry Making Maniac
2019年12月に、同じく配信限定シングルとしてリリースされた「Merry Making Maniac」。イメージされているのは「カルト集団」だ。それゆえ洗脳に繋がるような手拍子が意図的にたくさん散りばめられている。
音楽的には刻むギターが印象的で、ダンサブルな雰囲気が強い。手拍子に合わせたようにギターを刻んでいるので、縦に乗りたくなってくる。それでいてメロディーはどこか歌謡曲的。手拍子もどこか歌謡的なところがある行為・サウンドだといえるので、メロディーと手拍子の相性の良さはばっちりだ。
また、MVにも注目したい。白で統一された衣装や映像の解像度、アナログテレビ調のアスペクト比など、全体に漂うカルト感は強く、世界観を強く確立できている映像だ。
歌声やギターサウンドが特徴的で、それだけでも武器はしっかり持っているといえるtitilulu。しかしそれだけにとどまらず、どんどん新しい要素を取り入れ、進化する姿勢も見せている。さらにメロディーセンスも申し分なく、歌詞の入れ方も独特で面白い。
そんなtitiluluのこれからは、SNSなどでしっかりと追いかけておいて間違いない。
今回ご紹介させていただいた、「ミッドナイトブルー」、「Merry Making Maniac」の2曲は
現在期間限定(2020年1月29日〜2月29日)でステムデータを配布中。
下記のURLからそれぞれダウンロードできるので早速聴いてみよう。
「ミッドナイトブルー」
https://drive.google.com/drive/u/0/folders/1FCNFJh24EANmxLVtg1eecs6DWYeaV0Pq
「Merry Making Maniac」
https://drive.google.com/drive/u/0/folders/1y0eY567-wsgdPg8zKVJzG2UHF2RK8x2z
【Twitter】https://twitter.com/30140411Unripe?s=20