栃木県出身のシンガー、小和瀬さとみ。
高校時代にアカペラに憧れ、高校卒業後はアカペラサークルの充実している群馬大学に進学したという彼女。その後群馬は桐生市のジャズクラブ「Village」にてジャズと出会い、アカペラと並行してジャズシンガーとしての活動も開始した。
ジャズだけではなくポップスや民謡、ソウルなどのブラックミュージックなどにも触れてきたため、彼女の歌声には色々な音楽の要素が感じられる。そんな歌声に引き付けられる人は多く、活動開始から1年で東京から横浜の主要なライブハウスにレギュラーとして出演するに至った。またそんなルーツの広さは、オリジナル楽曲にも生かされている。ジャズをベースにしながら、様々な音楽のエッセンスを感じられるオリジナル曲も高い評価を受けている。現在はカバー8割・オリジナル2割という割合で活動中だ。
大学卒業後は就職するものの、改めて音楽の道を志すため、2018年に上京。以降ジャズバー・ライブハウスなどでのパフォーマンスを中心に、徐々に注目度を高めている次世代シンガーだ。
・The Water is Wide / 小和瀬さとみ【Vingt et un Cruise】
バラードアルバム「Naturally Dreamin'」に収録されているこの曲は、Karla Bonoffのバージョンが有名な、日本でも多くの人が耳馴染みあるであろう楽曲「The Water is Wide」。
メロディーに牧歌的な暖かさとなんとも言えない切なさを共存させている楽曲で、澄んだ歌声で歌われていると、それだけで泣きそうになるという人も多いだろう。
小和瀬さとみが歌唱するこのバージョンでは、そんな澄んだ歌声を聴かせている。芯に強さを感じる歌声でありながら、青い空や物憂げな夕焼けにそのまま消えていきそうな透明感を感じさせる歌声だ。アレンジもピアノ伴奏のみで、そのシンプルさが歌声の質の高さをより強調しているといえるだろう。色々な負の感情が浄化されそうな、そんな一曲だ。
・2020.1.15 Tour FINAL & Birthday LIVE at 渋谷 JZ Brat 【original曲】
自身のオリジナル曲。上京して1年経った頃に作った曲で、「桐生市と自分の関係を歌った曲にしよう」という思いで制作されている。
この曲は、≪歩く道初めて見つけたんだ/まだ帰れないよ≫という詩世界になっていて、「自分で決めた道で頑張っていく」「大好きなんだけどまだ帰れない、帰らない」という自分の意思を表現している。こうした意思表示をすることは自身にとっては珍しいことだという。それだけ強い思いが込められた曲だということだ。
また、この楽曲のタイトルはまだ未定。そんなことからも、それだけこの曲を大切に思っているということが伝わってくる。
オリジナルでもカバーでも、らしさを失わず様々な音楽のルーツを感じさせる歌唱・サウンドを聴かせてくれるシンガー、小和瀬さとみ。
ライブ活動にも積極的なので実際に彼女の歌や音楽に触れることが出来る機会も多い。質の高い音楽は、生で触れてこそよりその質の高さを感じやすいもの。一度ライブで、そんな質の高い音楽に触れてみるのがおすすめだ。
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