静岡県富士市出身のソロシンガーソングライター、村上佳佑。
アカペラグループ「A-Z(アズ)」のリードボーカルを担当し、2009年、フジテレビの「ハモネプリーグ」にて、ハモネプ史上最高の99点を獲得し優勝。ふくよかで芯のある中低音に加えて、突き抜けたような強さと心に染み入る透明度を持つ高音と、幅広い音域に魅力があるその歌声は、一気に注目を集めた。
その後大学卒業を機にA-Zを解散。以降本格的に作曲をはじめ、ソロのシンガーソングライターとして歩み始める。
2016年4月にはクリス・ハート日本武道館LIVEのオープニングアクトに抜擢。さらにその後47都道府県ツアーにコーラスとして参加するなど、ソロのシンガーとしての評価も極めて高い。その証拠に、デビュー前にも関わらず“NIVEAブランド”2016-2017年 CMソングに抜擢。楽曲「まもりたい~この両手の中~」で聴かせる優しく温かい歌声でさらにその注目度を高めていった。
小学校1年生からの5年間をアメリカはアトランタで過ごしたという彼。ゆえにR&Bやブルースをルーツに持ち、日本的なポップソングから本格ルーツミュージックを色濃く香らせる楽曲まで幅広く歌いこなし、聴く者の心を震わせる。
現在はインスタライブの配信にも積極的で、時にゆるく、ファンと心地よい時間を共有中だ。
・村上佳佑「Nothing But You」Music Video Short ver.
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2018年11月14日にリリースされた1stアルバム「Circle」からの1曲。
「Nothing But You」は、本格R&Bの香りが色濃い楽曲だ。メロディー自体、ポップでキャッチーではあるものの、決して無理にサビで盛り上げようとするようなものではなく、メロディー・リズム・バンドサウンドなど楽曲を彩る全体の統一感を大切にしている印象がある。それゆえに、まるで洋楽のようにも聞こえてくる。ノリの良さが抜群なので、聴いているとついつい身体を揺らしたくなってしまうこと間違いなし。
サビでは抜群の抜けの良さを持つ、美しいファルセットも堪能できる。「ファルセットの魔術師」ともいわれる彼の高音の魅力にどっぷりと浸かれるだろう。
・村上佳佑 - 「空に笑う」(Guitar & Piano Ver.)Short Version
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2017年11月15日リリースの3枚目のミニアルバム「Upstairs」、さらに1stアルバム「Circle」にも収録されている楽曲「空に笑う」。作詞作曲は自身で、元々楽曲を書いたのは2011年だという。それから大切に大切に温めてきた楽曲を、満を持して音源化した。
≪時が過ぎれば悲しさも消えるのかな≫≪いつか空の上であなたに会えるのかな?≫という歌詞から、誰か大切な人を失ったことが想起されるが、ここにあるのは悲しみや嘆きではない。もちろん切なさや悲しみも内包されてはいるが≪あなたが悲しまないように あなたが笑えるように 空に僕は笑う≫と、前を向いて生きようとする姿が描かれている。
歌声もそんな歌詞の世界観に呼応するように、優しくて温かく、そしてほのかに切ない。じっくりと自分の気持ちを昇華して前を向きたい時、きっとこの曲が力になってくれるだろう。
・サム・スミス「パレス」― 村上佳佑 公式日本語カヴァー動画
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UKを代表するアーティスト「サム・スミス」のヒット曲「Palace」の公式日本語カバー。
サム・スミスは、痛みすら感じるほどに切なさを込めた歌声を放つアーティストだ。特に高音部は透明度がありながらも極めて感情的な響きをする。
この村上のカバーバージョンにも、そんな同様の切なさや透明度がある。やはり高音部ではそれが顕著で、どこまでも伸びやかなそのファルセットの中に、溢れんばかりの切なさが込められている。しかしただやりきれない切なさを抱えているだけではなく、その歌声には力強く前を向いていくような、芯の強さもあるのだ。
自ら書いたという日本語詞からもそれはしっかりと感じられるので、歌詞もあわせて注目。
Instagramではインスタライブやプライベート投稿のほかに、「IGTV」においてカーペンターズやスティーヴィー・ワンダー、アリシア・キーズといった名アーティストたちのクラシックのカバーも配信していたりする。彼の音楽にも人柄にもより触れられることになることは確かなので、是非フォローして投稿を待ってみよう。
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