安里ミーナ　想いも願いも祈りも込めて、丁寧に届ける歌声

長崎生まれ、沖縄＆福岡育ち。被爆の血をひく3世シンガー、安里ミーナ。

家庭の環境で、歌う事が大好きだった幼少の頃、偶然TVで見た“Michael Jackson”のライブ・パフォーマンスに影響を受け、ダンサーを志す。 17歳の頃には『BLUE SPRING』ダンス・コンテストに出場し、決勝のZepp Fukuokaの舞台で見事グランプリを獲得。卒業後は進学先の大学でダンス部の部長をつとめながら、ダンサーとしてフリーランスで活動を始める。

2016年、更なるスキルアップと活動の場を広げる為に上京。都内を中心にアーティスト『m!epom』として活動する。 2018年6月、EXシアター六本木にて開催された『OTONOVA2018 グランプリファイナル』(メジャー・インディーズ混合ライブグランプリ)で、1700組の中から見事初代グランプリを獲得。この優勝をきっかけに、芸術活動で得た資金を元に、復興支援や世界の子供たちの未来へ寄付する等の活動も行っている。

2019年6月1日より「安里ミーナ(あさとみーな)」に改名。「武器ではなく、楽器を。」という思いのもと、人々の生命に寄り添う"言葉"や"想い"を伝える活動を開始。同年8月には、1st mini album『Are you..,Am i..』をリリース。さらに翌2020年5月、安里ミーナ名義の1st Single 『need you -Are you..,Am i..-』を全国TOWER RECORDSにて発売。

2021年４月にも2nd Single『故郷ぬ心(しまぬこころ)』を全サブスクリプションにて配信リリース。

・故郷ぬ心

2021年４月に発信した2nd Single『故郷ぬ心(しまぬこころ)』。

「この曲の根底には、沖縄戦での苦しみ、影響、傷跡という問題がある。戦争によってサンゴなどの豊かな自然が破壊され、人の心には癒えない傷が残っている。そういった影響へのアンチテーゼ、平和に対して込められた想いを歌った」という１曲で、沖縄の香りが強くするサウンド感やコーラス、さらには空まで届きそうな伸びやかな歌声が、美しい自然の風景を想起させる。

その美しい自然は当たり前のものではなく、平和あってこそのものだし、誰かが繋いできたものでもある。わたしたちは、それを未来永劫繋いでいかなければならない。そんなことを強く感じる１曲だ。

そんな同曲では、「子供たちと共にという点」から、アウトロに実際に沖縄で生まれ育った子供たちの声で、ヘーシ(沖縄の掛け声:はやし)が入れられているというのもポイント。

ちなみにジャケット写真は、沖縄の宜野湾市にある『佐喜眞美術館』の屋上を、安里ミーナ自身が撮影したものを使用。

同建物は、館長である佐喜眞道夫氏が先祖代々の地に美術館を建設したもの。

屋上階段は、手前6段、奥23段となっており、6月23日の沖縄慰霊の日の追悼の意味が込められている。

沖縄の建築家・真喜志好一氏による独特なコンクリート打ち放しの建物は、6月23日『慰霊の日』の日没線に合わせ、最上段の窓から太陽の光が差し込む構造だ。

最後に、そんな同曲に対してご本人から頂いているメッセージも紹介したい。

≪ご本人より≫

"めんそーれ"

いつもどんな時でも母のように、美しい自然や温かい人々が迎え入れてくれる沖縄。

その中で抱え続けている「環境破壊」、「沖縄戦の悲しみ、苦しみ」を、今の時代に生きる私達、子供達と伝え、謳い続けていかなければならない！という強く想いが込められている楽曲です。

同時に、日本という島国の「環境汚染、災害」「戦争、原爆の傷跡」も謳っています。